458 italia のハイテクコックピット

430スクーデリアから458に乗り換えてまず感じることはすべての操作が
ステアリングで出来るようになっていることだろう。

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シューミーが提案したというマネッティーノのCTオフ(トラックションコントロールのカットオフモード)
の位置とエンジンスタートボタンの位置はそのままだが、
センターコンソールにあったダンパーのソフト調整ボタン、ウインカーボタン、
ワイパー、パッシングライトスイッチなどがすべてステアリングに納められ、
高速での操作が格段にしやすくなっている。
下がスクーデリアのコックピット。ダンパーの切り替えスイッチはセンターコンソールにあった。
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タコメーター右のスピードメーターはアナログとデジタルの好きな方に設定が可能。
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右上に表示される時計表示は消すこともできる。
ナビを使用するときはスピードメーター表示は自動的にキャンセルされ、
この画面に地図が表示される。
またCDのディスクや曲名もここに表示され選曲するのだ。
昔の車のようにマニュアルを読まなくても使いこなすことは不可能。

通常タコメーター左側には水温計、油温計が表示されるが、
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油圧計、電圧計をよびだすことも可能。
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さらにこの画面に車両のウォームアップが十分に出来ているかを確認する表示も呼び出せる。
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タイヤ、エンジン、ローター部分の表示が今は無色だが、
エンジンをかけるとWARM UPのサインが上にでてそれぞれブルーの表示になる。
十分に温まるとブルーからグリーンに色が変わり、GOのサインがでる。
熱くなりすぎるとOVERのサインがでて、スローダウンをドライバーに
促すのだ。
レース前の予選でピットに入り、メカニックにタイヤの内圧のチェックをしてもらうような
ことも瞬時に行なえる458のこのシステムはドライバーをその気にさせる。
公道でも使いたいシステムだ。

3200万円のこの高価な車のステアリングを握ることのできるオーナーの方は
マニュアルを熟読するか、営業の人にゆっくり時間をかけて説明を受けることを
お勧めします。納車時の説明だけだは理解することは不可能です。
570馬力のスーパースポーツは乗りこなすにも使いこなすにも簡単には
いかない。

  by cavallino-cars | 2011-02-02 12:46 | Comments(0)

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