キャブレター308に魅せられて

モダンカーにはあきて、古いキャブレターの車に最近は魅せられているという。
2年前に355を売却されて308を購入。
キャブ独特の加速感、美しいスタイリング、まず街では同じ車には遭遇しない
自分だけの1台ということにも惹かれている。
まさに同感。
355のマニュアルを売って、308を購入しての感想は355にはない
キャブ独特の剃刀のような加速とトルクの立ち上がり感の素晴らしさ、
きわめつけは内外装のデザインの秀逸性だという。
355はF1のような排気音とその操縦性の良さで定評がある車だ。
そんな355から308に乗り換えて本当に満足している話を聞くと
同じ価値観を共有した人と出会えたようで本当にうれしくなる。
時間を忘れ、数時間も話込んでしまった。

ノーズの向きを変えられるほど足回りもしっかりしている。
599や458ではこんな運転は限界が高すぎて楽しめない。
こんなところも308の魅力的なところだ。
タイヤだけは12年も前のものがついていたのでさすがにバイブレーションがステアリングに
伝わってきたが、それはタイヤを交換するだけで解決する。
多少クラッチも重くなっていたが、新しいクラッチディスクとプレッシャープレートを
組み込めば格段に軽くなるだろう。
それ以外はミッションの入りもよくパーフェクトな固体だった。


コックピットに入り込み、あのキーンというFerrari 独特なサウンドが
室内を満たす。圧倒的なコーナリングスピードはGTBに劣るが、
視界のよさによる操縦性のよさとDino246を彷彿とさせるサウンドでは
gt4がまさる。


よいgt4にするか、そんな話をしていたらあっという間に時間が過ぎてしまった。
308は見ても美しく、運転すればさらに惹かれてしまう。
オーナーにしかわからない魅力に溢れている。
by cavallino-cars | 2011-01-30 23:39 | Comments(3)