modena or 308?

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Yahooの中古車検索をしてみると 308GTB が5台(欧州仕様は2台のみ)しかないのに対し
Modena はなんと77台も売りにでている。

さすがに Ferrari で商業的に最も成功をおさめた車だけのことはある。
驚くことはその中古車価格の安さだ。
750万円もだせば8千キロくらいのモデナが買えてしまう。

極上の 308 やランボルギーニシルエットとそれほど変わらない値段で
モデナが買えてしまうのです。

初めてFerrari owner になる方にはモデナの速さと乗りやすさはかなり魅力的だ。
わずか50万から100万円の差で高性能のモデナを買うか、308 を選ぶかはかなり
迷うところ。1st Ferrari ならまず 90パーセントの人はモデナを選ぶでしょうし、
私もお勧めします。
どちらもまぎれもなく Ferrari だからです。

以前、熱狂的な 308 ラバーの方が 308 をレストアするためにもう1台、パーツ取りのため
に308を買ったブログを拝見しました。
その方は10年所有しても今なお308に魅せられて
大切にしています。

モデナにそこまで魅せられた方は知りません。
これから20年後にモデナの美しさが再認識されるかも
しれませんが・・・。

スポーツカーは速さがすべてではありません。
デザインの美しさ、音、質感、匂い、サイズ、操作性、
そして動力性能などのトータルバランスです。
最近のFerrari は限界が高すぎ、一般道で
コントロールできるのは355まででしょう。
その意味でも自在に車を操る本来の
スポーツカーの楽しみは古い車の方が気軽に楽しめます。
モデナ以降のフェラーリで首都高で滑らせながらコーナーを
クリアしていくようなことはかなりのリスクを伴います。
プロドライバーでも難しいはずです。

さらに最近の車は安全基準や様々な規制で個性が失われてきています。
どれも同じような顔にみえてしまう。
停まっている車をただ眺めているだけで美しいと思える車は
本当に少なくなりました。
ネオクラシックの部類に今や入ってきた 308 はその意味でも
個性的で、美しく、そして自分だけの1台になるはずです。

現代のすべてロボットが溶接し、塗装したボディと
昔の職人が手でたたきながらラインをだして作ったボディに、
職人が手作業でスプレーして塗装した車とはその性能に格段の違いがあったとしても、
美しさは比べようもないほどの違いがあります。
それゆえ今見ても 308 が新鮮で美しく見えるのでしょう。

30年以上たったDino や Ferrari が今みても美しいのはピニンファリーナや
ベルトーネなどの優れたデザイナーと
カロッツェリアと呼ばれる小さなボディ工場で働く
最高の職人達の仕事の結晶なのです。

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当時のいすゞのジェミニやホンダのプレリュードは言うに及ばず、
BMWやベンツに比べても 308 のデザインの秀逸さは抜きん出ていました。

今同じものを作れと言われてもそれが出来る職人もいないし、
かなりの費用がかかるはず。
もう70年代の Ferrari のような車は今後は決して出来ないでしょう。

古くても、美しいものを大切にすることは個人的には大好きです。
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英国やヨーロッパのFerrari Owner の方々は
車だけでなく、家具や家など良いものは手を加えて大事にされています。
しかもどれも美しく、今では出来ないものばかりです。
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その街並みを見ても共感いただけると思います。

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9年前のモデナのある暮らしと30年前の 308のある暮らし、
どちらを選ぶかはオーナーのライフスタイル次第でしょう。

  by cavallino-cars | 2010-10-25 00:55 | Comments(0)

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