80年から85年までのスローな時代

308のエンジンがインジェクション化されたのは1980年。
パワーはキャブレターの頃の255馬力から205馬力に大幅にダウンした。
世界的に排ガス規制がきびしくなったためだ。


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83年に4バルブ化されたクアトロバルボーレが発表される。
パワーは240馬力になったものの重量は1330kg。
キャブレターの時代に比べまだ15馬力ダウン。
しかも240kgも重い。

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そして85年に発表された328でやっと76年の308のパワーを
15馬力上回る270馬力のF105C が積まれることとなる。

その意味でもヨーロッパ仕様の初期型308は貴重だ。

しかも車重は328より170kgも軽いのだ。
15馬力のパワー差は
富士のストレートでじわじわ追いつかれる程度の違い。
一般道ではその違いはほとんど体感できない。

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76y308GTB の1090kg、255馬力は今でも
スポーツカーとして十分に速い。

  by cavallino-cars | 2010-03-20 14:32 | Comments(0)

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