2002y Monaco 決勝レース

5月19日 快晴。

コースはすべてクローズ。
一般車はもちろん人も予選の日からコースには入れない。

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車をとめてあるパドックに行くにもパスが必要。もちろん観客席には入るのもパスがいる。

F1と全く一緒なのです。

当日は宿泊先のホテルミラボーからヨットハーバーまでタクシーで向かう。
パドックはレースの準備のためメカニックが忙しく整備をしている。

予選トップはFerrari750Monza に乗るフランクリンデェィビッド 2分16秒987。

私とのタイム差は14秒218。よほどのクラッシュでもない限りトップは無理だ。
ちなみに私と同じ1955y Lotus Mark9 でフランス人がエントリーしており、
予選タイムは28秒ほど私よりおそい。

フォーメーションラップ後、グリッドにつき、5000rpmに回転を上げる。
レッドシグナルがブルーになるのを確認後、スタート。

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いっきに数台を抜くが、なんといっても8列目。
前の車が多すぎてパッシングラインがとれない。

上の写真は2回目の予選で私がドライブする Lotus mark 9。

わずか10ラップのレースだが途中で数台を周回遅れにし11位でチェッカーを受けた。
ファーステストは2分19秒798。

予選でクリアラップさえとれていれば4列目からスタートできたはず。
まぁ結果がすべてです。

今までのレースリザルトではFerrari challenge final のMugello に次ぐよくない順位だが、
Monaco を走れた感激は今までのレース経験で最も素晴らしいもの。

チェッカーフラッグを受けた後、オフィシャルや観客に手を振られながらの周回は
至福の時間だった。

上位3台は表彰台の前に車をとめ、ポディウムに上がり、
Monaco王室のレーニエ公から祝福を受ける。
その後優勝者の国家が吹奏される。

まさにF1です。
いつか君が代をここで聞いてみたい。
そのためには排気量5Lクラスの車が必要。
万一資金ができてもその頃まで身体が動くかが問題です。

下の写真は午後の予選に臨む琢磨君。

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まさかの雨のアタックを予想できずにスリックタイヤしか用意していなかったFerrari も。

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ちなみに私のエントリーしたレースは上位4位までは全員英国人。
しかも以外とお年をめされている。

さすがmotorsports発祥の地。
大英帝国健在なり。

自分のクラスのレースを終えた後はラスカスのコーナーの内側にある
2階のレストランで食事をしながら観戦。

デザートにもこんな飾りが。

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夜は男性はタキシード、女性はカクテルドレスの正装でディナーです。

当日のレースのハイライトが天井からつるされた4つの200インチほどの
モニターに映し出され、表彰式が行なわれる。

食事が終わる頃にはバンドが演奏をはじめ、
12時になるとルーフが電動で開き、花火が打ち上げられた。

これはF1のレースでも全く同じ場所で同じように行なわれる。
タキシードを着てプロストがミニバイクで会場に来た写真を想い出した。

ちなみに全レースは国営放送でリアルタイムでTV放送される。
帰国してから友人からいただいたビデオをみたら
スタート前の8列目のグリッドに日の丸と
自分の名前が映っていた。


2002年のMonacoは忘れられない。

  by cavallino-cars | 2010-03-09 15:24 | Comments(0)

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