Steel or Fibreglass
運転した感じでは120kgの軽さは正直体感できなかった。
なぜ世間からFibrebodyが評価されているのかは台数の少なさと細かいボディの
デティールの違いのせいだろう。
大きな違いだ。
わかり易くいえばDino246gt のLtype のようなもの。
動力性能は一緒だがホイールがセンターロックになっていたり、
ドアの内張りに小物入れがなかったりする違いと
生産台数が少ないため希少価値で価格が上がったのと同じこと。
それにしてもキャブレター車の独特の吸気音と排気音は今の車にはない独特の高揚感がある。
それにあの優美なデザインが加わればもう他に望むものは何もない。
帰りの飛行機の中で車の雑誌を見ながら感じたことは最近の新車はみな同じデザインに
みえてしまい魅力的でなくなってしまったこと。
もう一つはあまりにも速くなりすぎて
ドライバーがコントロールする領域が極端に少なくなってしまったことだ。
430や599はサーキットでは別だが、
一般道でアクセルコントロールで車の向きを変えることなど不可能に近い。
出来たとしてもそのスピード域ではサーキットでのタイムアタック時のような
かなりの緊張を伴うシビアなドライビングが要求される。
スポーツカーとはただ速く走れる車ではないと思う。
レースをして車をコントロールする楽しさを学び、ますます車が好きになった。
一般道でも車のコントロールが簡単にできる308はそれも大きな魅力のひとつ。
高温多湿な日本ではエアコンは必須の装備。
gt4も含め308は小さく、美しく、荷物も積め、
楽しい理想のスポーツカーなのです。
by cavallino-cars | 2010-02-27 17:47 | Comments(0)