new shock に交換すべき!!

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先日ファイバーグラスの308を納車する前にどうもリアのショックのキコキコいう音が気になり、オーナーと相談してショックを4本新しいものに交換した。
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その結果は想像どうり素晴らしく、クラシック感はまったくなくなり、ストロークも実にスムーズ。
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運転していてコーナリング中のアクセルコントロールによる車の挙動がよりスムーズになったのが実感できます。
ブレーキングによるフロント荷重によりしっかり前輪が路面をとらえてる感がステアリングからリニアに伝わってくる。

交換したばかりの車を運転した後に他の308に乗るとどうもショックのストロークのだるさというかへたりが気になってしまう。
308も今年でデビューkら41年目。私の308も新品のコニに入れ替えようと思います。
ちなみに328の後期モデルはビルシュタインでショックの在庫なし。KONIのショックもいつなくなるかもしれないという焦燥感も手伝って今日英国に発注しました。
費用は工賃込みで39万円前後。とりあえずAアームやスタビのブッシュ交換より先にリーズナブルなショックを換えてみてみます。

  # by cavallino-cars | 2017-10-12 18:56 | Comments(0)

308の魅力


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モーターファン別冊フェラーリ308のすべてを読んだ。
私がもっとも興味があるのが試乗記。
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今回は沢村慎太朗氏。

峠あたりでしごいてみると、所謂ボディ剛性がおおいに欠如していることが判る。
小さいのに重い。硬そうなのに軟らかい。それが308GTBの車体だ。
そのシャーシ性能を何とか躾けながら、アクセルをこれでもかと踏んでみると別の世界が開ける。
初期型308GTBや328GTBは完調ならば250kmを超えて加速できる。
自分の328GTSは矢田部で270kmでた。
シャーシ性能は少々古臭くても、突進ならまけねえぞ。そうフェラーリが胸を張るのが目に浮かぶようだ。
エンジンは下では線が細くて、でも回すほどパワーがでてきた6500回転でそれが炸裂感に変わる。
ポルシェ911のオーナーはいかに車が素晴らしくて、速いかを語る。
フェラーリ乗りは速えのはクルマじゃねぇ。速えのは俺だ。
決して機械として優秀とは評価できない308GTBを駆る者は必ずこのスピリットを持たねばならない。
そうやって言い切れるようになった時308は特異なその個性を貴方に美味として味あわせてくれるだろう。
とまぁなんとも理解しがたいインプレッション。
test car があまりにひどいコンディションだったのかもしれない。

レースを経験して私のドライビングは劇的に変化した。

私にとっての車の楽しさは最高速が何キロでるとかそういうことではない。
コーナリング中のコントロールのしやすさやハンドリング、ブレーキ性能、エンジン特性などがメイン。
キャブの308の魅力は何と言っても
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右足の踏み加減で即座に反応するレスポンスの良さだ。これは76年から80年までのヨーロッパ仕様のみ。
残念ながら北米仕様や日本仕様のものでは味わえない。

この素晴らしさはサーキットを走った経験のない方でも確実にわかる。
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一度でもこのキャブ独特の加速とあの甘美なサウンドを味わってしまうとすさまじく速いモダンフェラーリが味気なく思えてしまう。
308を運転していると当時のラウダやビルヌーブの息吹が聞こえるようだ。
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ボディ剛性はGTBにいたっては今のモダンカーと比べてもスポーツカーと呼ぶにふさわしい。
シャーシや足回りは今乗っても十分にエキサイティングだ。
アクセルはこれでもかと踏まずとも、キャブ独特の繊細さで足の動きにリニアに反応する。
特にコーナリング中のアクセルコントロールでノーズの向きを変える楽しさは308ならではだろう。

以下は先日308のファイバーボディを納車させていただいたオーナーからのインプレッションレポート。

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クラッチミートをした瞬間の動きが実にリニアで右足の動きにそくざに反応します。
ドライバーとエンジンの一体感が素晴らしい。
ハンドリングはステアリングではなく、アクセルのON,OFFでリズミカルな動きをします。
軽い車重と超絶レスポンスのエンジンならではのドライブフィールです。
仕上げは背中から聞こえてくる乾いた排気音とキィーンという金属音です。
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当時のF1パイロットを身近に感じるような痛快極まりない、中毒性のある車です。

これほどこの車の素晴らしさをいいあてているインプレッションはないだろう。

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かつてジャッキースチアートはF1はハンドルで曲がるのではなく、アクセルでまわるものだと言っていた。
その言葉のとうり、308はGTBはもちろんgt4でもコーナーでスロットルを緩めただけでノーズはスッとインにはいり、コーナーをクリアしていく。
残念ながら現代のたくさんのデバイスのついた430や488ではこの楽しさを味わえるのは、サーキットのみだろう。
首都高速や箱根ではレース経験豊富なドライバーでも車の限界が高すぎるためアクセルワークでコーナリングするような速度でコーナーに進入することは非常に難しい。

この308の応答性の素晴らしさはダブルウィッシュボーンの足回りと強固なフレームの恩恵だ。
それにスムーズかつ、パワフルで右足のわずかな動きにも反応するフェラーリV8エンジンが加わるだからたまらない。

沢村氏が911との比較をしているので私からも一言。
当時の911は原則アンダーステアをだすような運転は厳禁。
特にタイヤの摩耗した車や硬化した車はノーズが膨らみはじめたらスピンする可能性が極端に高い。
スキッドパッド(路面を水で濡らしたコース)での定常円旋回で308は簡単にカウンターをあてつつアクセルワークで何回転もできるが、テールヘビーの911は非常に難しく、少しでもカウンターが遅れるとスピンしてしまう。
ミッドシップならではのコントロール性の良さも308の大きな魅力なのだ。

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オーナーのインプレッションは
乗り終えて、眺めているそばからまた乗りたくなってしまうとむすばれている。

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40年以上も前にマラネロから作られた308は今なお美しく、見る者を魅了する。
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運転する楽しさはモダンカーをもしのぐものがある。
それこそが308の最大の魅力にちがいない。


  # by cavallino-cars | 2017-10-07 14:13 | Comments(6)

trieste の28,000km のGTB

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今回もっとも期待していたのがTrieste にある28,000kmの308GTBだった。
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納屋のようなガレージにしまってあったその車は今のオーナーが購入してからほとんど乗ることなく、ここにとめられていたようにみえる。
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ペイントの状態は前に見た208gt4よりははるかにいいが、残念ながら弊社で売るには手直しが必要だ。
しかしマフラー以外、すべてオリジナルのこのGTBはクラッシュのあともなく、エンジンもコンディションはよさそうだ。
内装もすべて当時のまま。
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メーターナセルのステッチも切れているものが多いが、ご覧のような状態ですこぶるいい。
塗装をやりなおし、内装をクリーニングすれば見ちがえるほどきれいになるにちがいない。
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カーペットの状態からもこの固体の走行距離の少なさは伺える。
但しオーナーの希望する価格ではすぐに購入する決断はできなかった。
他にもモデナにある208gt4はトランクのカーペットが張り替えてなければと残念なものばかり。
オリジナルにこだわる弊社のポリシーにあうものは本国イタリアでも非常にすくなくなってしまった。
今回はスイスのショップに伺い、パーツをいくつか入手したのみ。
今年も残り3ヶ月。これっという1台にまた出会えるのだろうか。
クラシックフェラーリの素晴らしさはそのドライビングの楽しさはもちろん、オリジナルをいかに保っているかが大切と考える。
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何千年もの歴史をこえたきたものだけがもつ美しさがイタリアの街並みにはあります。
それと同じようにクラシックフェラーリはフルレストアしたぴかぴかの1台より、オリジナルの内装やホィール、パーツなどを装備して美しく維持されたものにこそ価値がある。
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最近話題になっている納屋で発見されたボロボロの250カリフォルニアスパイダーやディトナのような埃だらけのフェラーリは私には興味がありません。
それをレストアして新車のようにきれいにしたものより、愛娘のように何十年もオーナーの愛情がそそがれ続けられてきた1台こそが私の欲しい1台なのです。オリジナルのもつものだけの美しさがそこにはあります。
そういう固体こそ、自分だけの1台として、ガレージにおいておきたくなるのです。
そんな1台をこれからもお届けしていきます。

  # by cavallino-cars | 2017-10-05 16:38 | Comments(0)

Macerata の208gt4

ミラノから南東へ4時間。マチェラータに見に行ったのは79年モデルの89,000kmの208gt4。
待ち合わせの広場でオーナーを待つこと5分。調子よさそうなV8エンジンの音が近ずいてくるのがわかる。
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期待していたがこちらも5分で終了。まず塗装がひどすぎる。
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リアトランクフードの裏にいたってはタクシーでもこんな塗装はしない。
普通はオリジナルのカラー番号のついたステッカーははがして塗り終わってからはる。

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ヘッドライトは黒のカバーにまで赤の色がとんでいる。
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左右の小さなウインカーライトはGTBのものがつく。
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ステアリングはノンオリジナル。シートやドア内張り、室内灯などはオリジナル。
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インパネにプリントされたFAN HAZZARD WIPE SPEEDなどの文字はところどころなくなっている。
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ホィールは塗装のはがれがいたいたしい。こんな扱いをされてきた車は日本に持ってくる気にはけっしてなれないのです。
ひとつおかしいところがあると次から次へとでてくるもの。
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ドアロックのノブも通常はプラスのネジのタップが上部にきってあるがこの固体につくのはこれ。
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オリジナルはこちら。
ミラノから4時間もかけてきたのにがっかりです。
いまではコンディションのよいgt4に出会うことが本当に少なくなりました。



  # by cavallino-cars | 2017-10-04 17:03 | Comments(0)

milano の208gt4

9月の15日からイタリアに何台かのgt4とGTBをみに行ってきた。
イタリア人は長い夏のバカンスを終えて、通常の仕事に戻るのはこの時期の人も多い
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ミラノで見たのは75yの55,000kmのDino208gt4。
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初期型のホィールキャップのつくタイプのモデルは個人的にも好きだ。
ガレージから外へだしてもらい外装をチェック。
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左ドア下の前の塗装の浮きが気になる。塗装をむくとおそらく鉄板には穴があいているだろう。
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ドアミラーも本来のものから砲弾型のものに変えてあるが、もともとの穴をテープでふさいであるだけ。
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ドアを開けて内装をチェックするとシートは張替えてある。この段階でもう買う気はまったくない。
よく見るとステアリングもレザーを張り替えてあるのがわかる。
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リアトランクの生地も当時のもので、
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マフラーもシングルパイプのオリジナルなので期待していただけに残念。
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オーナーのせっかく来たのだから乗ってみろという誘いもお断りして次の目的地のMacerata にむかう。

  # by cavallino-cars | 2017-10-03 18:47 | Comments(0)

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