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満タンにした時だけガソリンがポタポタと漏れる

gt4のお客さんから満タンにするとガソリンがポタポタと給油口の下から漏れているという連絡があった。
少しすると漏れなくなるという。
単純に入れすぎてオーバーフローしたのかと思ったが、そうでもないようなので入庫してもらうことに。
同じく満タンにすると漏れるケースが以前あったが、その時はタンク上のフューエルポンプのリベット部分から滲んでいた。
しかし今回はその滲みはなし。
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原因は給油口からタンクまでのホースの劣化でした。
パーツを取り寄せ、本日交換。
ジャッキアップしてタイヤははずさず、タイヤハウスのみをはずし、下から手をいれ古いホースをはずします。
その後、新しいホースを取り付けます。
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タンク側にまずはめこんでからガソリン側にはめこみますが、これがなかなかうまく入らない。
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メカニック格闘の上、うまく入りました。バンドで締め付けて作業完了。
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こちらが交換した傷んだホース。
次回の点検時には必ず確認すべきポイントがまた一つ増えました。
gt4のオーナーはエンジンルームからもライトをあてれば、見えますのでホースの劣化を確認してみて下さい。

  by cavallino-cars | 2018-01-30 20:16 | Comments(0)

もう1台の英国からのDino308gt4

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2007年、英国のナイトブリッジからほど近いチェルシーに住むオーナーから譲り受けた濃紺のメタリックのgt4が再び、弊社に戻ってくる。

先月の英国からのファイバーモデルに続いて英国から輸入した2台の308が再びマーケットにでることになる。
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このChassis#14940はオーナーがファクトリーに2シーターとしてオーダーしたもの。
この車の他に2座席のgt4はChassis# 14454, 12638, 15468 の3台がDino registry に登録されており、合計4台が実存することは確認されている。
288や599アペルタのようなスペシャルモデルではなく、オプションとしての2シーターモデルととらえるべきだろう。
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2009年7月に東京港に到着。弊社が輸入した3台目のgt4だった。

2010年1月にはEDGE2月号の別冊付録に特集が組まれた。試乗レポートは西川淳氏。
以下は当時の西川氏のインプレッション。

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はたして、久しぶりに乗ったイギリス仕様の右ハンドル/メーカー純正なんと2シーターの308gt4は、30年前のクルマとは思えないほど素晴らしいコンディションを保っていた。

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短いノーズのもたらす見切りのよさ、

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上左右にルーミーな室内、軽快この上ないアシさばき、信じられない乗りごこちの良さ、

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そしてあのキーンと響き渡るキャブフェラーリフェラーリ特有の音(エンツォの囁きと名付けよう)...。

まず間違いなくこの時代のベストハンドリングカーの1台。
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そして、見れば見るほどに味わい深いベルトーネのスタイリング。
ストラトスやカウンタックの残像がそこかしこから浮かび上がってくる。

つまりはガンディーの時代。極楽フェラーリがここにあった。

ショールームには2月末に展示予定。


  by cavallino-cars | 2018-01-16 16:08 | Comments(2)

154分の1

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2010年2月英国のバーミンガムのDerbyshire という小さな街の住むオーナーから譲り受けた76年モデルの308GTBファイバーグラスは2010年5月に東京港に入港。

2011年末に日本での新たなオーナーの元で7年間を過ごした後、昨年末に弊社に戻ってきた。
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この固体は現地でショック、ブッシュは交換済み。
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英国で譲り受けた時の走行距離は63,404マイル。スピードメーターは初期型ダブルレターの数字。
トリップメーターはファイバーだけのタイプライターのような細い数字のもの。

新しいオーナーの希望で踏力の格段に軽い油圧クラッチに変更、マフラーもデュアルタイプだったものをシングルパイプのものに交換。
タイミングベルトも昨年交換したばかりだ。
現在の走行距離は66,468マイル。日本での走行距離は3,064マイル。4,902km。

年末からウインドウフレームも光沢のないファイバーモデルのオリジナルの塗装にもどし、本来装備されないリアのスポイラーも取り外し、マラネロのファクトリーを出荷した当時の形に戻す作業を行う。
左右の色褪せたドアパネルの内張りも補修し、本来の美しさを取り戻す。
そしてやっと今月末に作業が終了する。
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ファイバーグラスボディの308の総生産台数は712台。そのうち右ハンドルは154台にすぎない。
スチールボディの1330kgに対し、ファイバーは1090kgと240kgも軽い。
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ドライサンプのF106 ユニットは右足のほんの少しの動きにも反応する。細いステアリング、あのキーンというキャブ独特のサウンド、コンパクトで美しいボディ。

英国でのオーナーは500年前の納屋を美しい住まいに改築されてガレージにこの車をいれていた。

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フェラーリの歴史ある154台のうち、オリジナルコンディションのものは非常に少ない。
そんな貴重な1台がガレージにあるだけで胸が躍る。

ショールームには2月末から展示予定。

  by cavallino-cars | 2018-01-16 15:02 | Comments(0)

予期せぬトラブル

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イタリアのPietrasanta から譲り受けた208gt4が納車して走行2000kmで手前のバンクに大量のゴムのかすが飛び散っているとオーナーから連絡があった。
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日本でのオーナーは国産車の販売店を経営しており、すぐに連絡してくれたのが良かった。
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あのまま運転していたらベルトがきれてバルブがピストンをついていたにちがいない。
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タイミングベルトは納車前に交換済み。二コルの信頼できるベテランメカニックに試乗もしてもらって問題のないことを確認してから納車している。

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ここまで傷んだタイミングベルトを見ると本当に新品に替えたのかを疑いたくなるオーナーの気持ちはわからないでもないが、まちがいなく交換しているので原因は他にある。

上の写真は二コルでの納車前整備の様子。
カムカバーのガスケットの交換、タイベル交換、ステアリングラック交換、ホース交換、油脂類の交換、キャブ調整などの重整備。


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原因は新品と比べなければわからないほどのプーリーの溝の減りとカムシャフトを固定するホルダーが接触していたせいでカムがスムーズに回らなかったこと。
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ベルトも交換し、プーリーを3つ新品に交換。そしてカムホルダーの調整をして現在テスト中。
上の写真は交換した古いプーリー。見た目ではまったく異常はわからない。
新しいプーリーに交換後、100kmほど走行してもゴム片はでないのでおそらく原因はこれ。

こんなことは初めて。
これからはベルト交換時には慎重に点検する必要があるが、ご覧のように目視では確認するのが困難なのだ。

出来るだけトラブルのないように整備して納めてもこのようなことはおきるのです。

高価になればなるほどオーナーは購入後は自分のリスクで、整備して自分だけの最高の一台にしていかなければなりません。

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歴史をひきついでいく、古いものをずっと大切に残していくということはそういうことです。
古い物を手を加えながら大切に維持し続けていく。
クラシックフェラーリを維持することはEnzoの遺産をを引き継ぐことです。
イタリアのあの美しい建造物を費用をおしまず維持するのと変わりません。

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スイスから譲り受けたファイバーグラスのオーナーから年末にバルブが折れ、ピストンを破損させてしまったが無事修理が終わりましたとの連絡がありました。
この固体は2013年2月にスイスの個人オーナーから譲り受けた1台で納車して4年ほどたってからのトラブルです。

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その後、クラシケも取得したとのこと。弊社で輸入した車でこれで9台目の取得となります。
今では今まで以上に快調との連絡をいただきました。
このようなまさかのトラブルもおこるのです。
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私が海外から譲り受けた車はどれも素晴らしい1台で、手放してしまえば同じようなコンディションの車は簡単には手に入れられない車ばかりです。
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何十台も自分の目でみて、これなら自分のガレージに納めてもいいと思えるものだけをお届けしています。
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自分が納得しないものはたとえ出張費が無駄になっても買うことはありません。
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それらの車には費用をかけても維持していく価値のあるものと私は信じます。
オリジナルにこだわって厳選して輸入したものだけがもつ美しさがあります。

どんなにお金をだしても私が輸入したものと同じコンディションの車は簡単にはみつからないでしょう。
それが弊社のお届けするクラシックフェラーリの最大の魅力かもしれません。
たった1台の自分だけの素晴らしい1台がガレージに入っている歓びはオーナーにしかわかりません。

今まで輸入したすべての車に共通するのはイタリアの息吹や70年代当時の最高のスポーツカーにしかない素晴らしさに溢れていること。

以前コーリンチャップマンのご子息のクライブチャップマンの運営するクラシックチームロータスがメンテナンスし、モナコヒストリックに出場した1955年のロータスマーク9を買ったことがありました。

3年前にモナコを走った車は完璧なはずでしたが、初めて首都高を走った時に10kmほどしたところでエンジンストップ。
そのまま工場に持ち込み、エンジンをオーバーホールすることになり数百万円の費用がかかりました。

でも前のオーナーや仲介した業者にクレームを言うつもりもありませんでした。
その車でレースにでたかったからという目的があったのはもちろんですが、それは仕方がないことだからです。
買った後はすべて自己責任。もちろん予想外の出費はいたかったですが、後悔はしていません。
購入していなければマーク9の素晴らしさも知らなかったでしょうし、モナコを走ることもなかったでしょう。

60年前のロータスも40年前のフェラーリも同じです。ロータスは納車前整備などは一切ありませんでした。
クラシック業界ではそれが普通なのです。
できるだけトラブルのないように弊社では整備をしてから納めていますがそれでも今回のようなことは起こります。
オーナーはそのことを是非ご理解いただきたく思います。

幸い、病気と異なり、治らないトラブルはありません。パーツをかえればなんとかなるのが古い車の魅力です。

私はクラシックフェラーリにはトラブルがあってもあまりある喜びをもたらしてくれることを知っています。
だからこそ10年も20年も一人のオーナーの元で過ごす車が多いのでしょう。
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イタリアにそしてヨーロッパにあったそんな1台が自分のガレージにあることは奇跡のようなことなのです。
世界中に1台だけの自分だけのクラシックは、人生さえも豊かにしてくれます。

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卓越したハンドリング、フェラーリミュージックと呼ばれる甲高いエキゾーストノート、キーンというジェット機のような独特なサウンド、美しいスタイリングに手作りのものだけがもつ素晴らしいコックピット。
レースでつちかわれた当時の技術にあふれたフェラーリにはスポーツカーに求められるすべてがあります。

ニキラウダやレガツォーニ、そしてビルヌーブやピローニ。彼らのコンマ一秒をかけてレースにのぞんだスピリットが当時のフェラーリのコックピットからは感じられます。そんな車が他にあるでしょうか。

過去のオーナーは、だからこそ、費用をかけても維持し続けてきたのでしょう。

弊社の輸入する車はイタリアでも10台見て1台出会えるか、どうかの貴重な車ばかりです。
トラブルがないのがあたりまえなベンツやアウディとは違います。トラブルが出ることを予想しながら、メーターを常に見ながら運転し、臭いや音や、振動に5感を磨ぎすませてコックピットに座るF1ドライバーのような気持ちで乗るのがスポーツカーだと思います。

古い車にはトラブルはつきものです。今回のようなことがあって手放す方もいらっしゃるでしょうが、長く持ってはじめてわかることもたくさんあるのです。長くつきあえば、付き合うほど、車に対する知識も増え、愛着もわいてきます。

見て美しく、乗れば至上の喜びをもたらしてくれる自分だけの1台のある生活は実に楽しく、それがクラシックフェラーリならばもう他に何も望むものはない。






  by cavallino-cars | 2018-01-16 14:57 | Comments(0)

車の愛し方

車の愛し方は人それぞれ異なる。
形に魅せられる人、速さに惹かれる人、音や臭い、内装など。

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私がフェラーリに初めて乗ったのは22歳の時。80年モデルの日本仕様のDino308gt4。
フィアットのX1-9、アルファスパイダー、ロータスエスプリと乗り継いできて、念願のフェラーリを手に入れた。
ボディはロータスとは比べられないほど強固で内装も同じ手作りでもまったくそのテイストは異なる。
ショップから初めて自分でステアリングを握って帰ってきた時のことは今でも憶えている。

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コックピットの独特な臭いや高速でのキーンというジェット機のような音、なめらかでトルクフルなエンジン。
フェラーリならではの世界に惹きこまれた。


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当時は308GTBはgt4よりも200万円ほど高価だったため手が出なかったが、購入したgt4は本当に新車のような固体だった。
日本仕様のgt4ではあったが、22歳の私にはまさにアナザーワールド。週末のドライブが楽しみでならなかった。
フェラーリというブランド、キャブレターエンジンの独特なサウンド、イタリア車ならではの内装の素晴らしさに惹かれた。

ヒールアンドトウも知ってはいたが、正しいやり方や車の挙動やスポーツドラビングのいろはさえ知らなかった。
欧州仕様とのエンジンのピックアップの良さの違いなど知る由もなく、それでも十分すぎるほど刺激的だったのだ。
松田コレクションの松田さんやその友人たちにもお誘いいただき、10台以上のフェラーリでのツーリングは夢のような時間だった。
一人で早朝、箱根まで走りに行ったこともあった。

今は亡き車好きだった父を助手席に乗せてターンパイク、長尾峠を走ったことはいい思い出だ。
そのコックピットは世界最高のスポーツカーと呼ぶにふさわしく、ハンドルを握るたびに胸が躍った。

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その後は328、テスタロッサ、カウンタック、BB、288、F40、355、360、575、430、と仕事がら多くのスポーツカーにも乗った。
そんな中で私のカーライフを変えたもう1台は348だ。
348チャレンジでレースに参戦したことで車をコントロールする楽しさを覚え、ますます車が、そしてフェラーリが好きになる。

今まで知らなかった車の楽しさをレースを経験したおかげで知った。
それまでは車の楽しさの3割ほどしか知らなかったと思う。
レースをしたおかでで今まで見えなかった70パーセントの車をコントロールする楽しさを知った。
年間1000万円ほどレースに費やせる人は少ないだろうが、出来る環境にある人には是非お勧めしたい。

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5速から4速にシフトダウンして強烈なGを感じながら、コーナーにはいる。
アクセルを急激に閉じればスピンしてクラッシュする速度でタイヤのグリップをステアリングに感じながらのコーナリング。
その状況でアクセルを少しだけ緩めるとノーズがスッとインに入るあの感覚。
車をギリギリのところでコントロールする楽しさは麻薬のようなもので、レースとなればそれは媚薬だ。

レースというカテゴリーであれば勝つために間違いなく一番新しく、速い車を選ぶ。
しかしプライベートで選ぶなら乗って楽しく、自分だけの1台になるようなものを選びたい。

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そんな時に英国で出会ったのがDino308gt4だった。
ヨーロッパ仕様のその車のレスポンスは過去に所有していた日本仕様のものとはまったく別物だった。
エンジンはアクセルのほんの少しの踏み加減でもリニアに反応し、バランスは小雨の降るスコットランドを容易にドリフトさせながら走らせることができるほど感動的だった。
レースをやっていなかったらこの素晴らしさに気がつかなかっただろう。

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今自分のガレージに入れるなら308GTB、GTS、Dino308gt4、208gt4とGTBターボの中から1台をチョイスする。
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もちろんF40 のような別格に楽しい車もあるが、1億以上もする車を買うのはよほどの資産家でもない限り、現実的にむずかしい方がほとんどだろう。
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今の私なら1億を払うなら間違いなく70年代のF1を買う。

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その意味でも上記の5台はどれをとってもリーズナブル?でベストチョイスだ。
レーシングカーのようなハンドリングとコーナリング、ミッドシップならではの挙動は348でレースをはじめた私には実にコントロールしやすく、馴染みやすい。
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BBは美しいが、スポーツカーと呼ぶにはあまりに重く、デイトナはブレーキがプアすぎる。
大きさ、コントロールのしやすさ、あらゆる面でこの5台が私にとってはベストフェラーリなのです。

GTBターボを選び、328をあえて選ばなかったのは大好きなあのF40 のスリリングさがGTBターボにはあるからだ。

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キャブの308にのるとニキラウダやビルヌーブがF1をコントロールしていた時代にタイムスリップしたようだ。
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F312のF1マシンとは異なるがコンマ何秒にすべてをかけて走った彼らのスピリットを感じる。
8年ほど前から308の輸入をはじめ、何十回もイタリアを訪れた。
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美しい街並み、古いものを大切にする彼らの生き方、何よりも美しいものを愛するイタリア人の美への執着がクラシックフェラーリには確実にある。
だからこそ今みてもはっとする美しさがあるのだろう。
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美しいモデナの街やフィオラノに立ったときと同じ感動が308のコックピットに座るたびにおとずれる。
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マラネロでフィオラバンテ氏のスペシャルな308を譲り受けたことも私のこの車への特別な感情となっている。
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エンツオが生きていて、フェラーリが全盛だった頃の素晴らしさとイタリアの美しさがつまった308は特別なもの。
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70年代へのノスタルジーなのかもしれない。

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手のひらが汗ばむほどコーナーをアクセルコントロールしながらクリアしていく。
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40年前に作られた車を本気でとばす。
こんな走りができるのはフェラーリならではだろう。
ドライビングの後に眺めるそのボディの美しさはより輝いてみえる。
スポーツカーは速く、美しくならなければならないというEnzo の言葉そのものがこの車たちには息ずいているのだ。

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F1で培った技術と歴史、
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古いものを大切にする文化、
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美しいものをこよなく愛するイタリア人が熱狂するほどのスタイリング、官能的なサウンド、そしてスポーツカーとしてのコントロール性の高さ。その一つでも欠けていたらこれほどまでにこの車にこだわることはなかったにちがいない。
美しく、速く、運転して無常の歓びをあたえてくれる車が私は好きだ。

そんな車を今年もお届けしていきたい。

謹賀新年




  by cavallino-cars | 2018-01-02 02:13 | Comments(1)

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