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GTB turbo トラブル特集

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先日アキュムレーターのブログをご覧になったGTBターボのオーナーからガソリンが少し滲んでいるとの連絡があり、入庫。漏れはアキュムレーターではなく、フュエルポンプからだった。
ついでにアキュムレーターも交換。
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写真は新品。意外と大きいです。
交換後にCOを測定したら3パーセントと予想どうりの濃さ。新しくなったことでインジェクションノズルからのガソリンの噴射量が増えたためだ。規定の1パーセントに調整したらエンジン音も軽く、乾いたものに変わった。先週の土曜に納車。日曜にさっそくオーナーからご連絡いだきました。
以下はそのテスト走行の内容。
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音圧も軽くなり、アクセルワイヤを交換したかと思うくらい、はっきりとレスポンスが良くなりました。
車自体が軽くなったかのような錯覚さえ覚えます。ターボの効きも素早く、より力強くなりました。
普段乗られている方のインプレッションがもっとも信頼性があるのでご紹介させていただきました。
簡単でリーズナブルなチューンアップですのでお勧めです。

  by cavallino-cars | 2017-01-31 14:36 | Comments(0)

室内から煙が出た時のトラブルシューティング

Dino308gt4のオーナーからエンジンをかけたら、ダッシュボードの下から煙がでたとの連絡を受けた。原因はヒューズボード。
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左の5番目のフューズの上の部分が溶けているのがわかりますか。
右の黒いボードも左の1番と4番目の上の部分が熱で変形している。
基盤の経年劣化によるもので過去にも何台か同じ症状の車があった。
基盤を新しいものに交換し、過電流の箇所がないかを点検し修理は完了。
gt4もGTBも助手席の前にヒューズボックスはあります。同じような症状がでたらまずヒューズボードを点検してみてください。

  by cavallino-cars | 2017-01-20 10:45 | Comments(2)

GTBturbo アキュムレーター交換

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弊社のGTBターボのフュエルポンプわきにつくアキュムレーターからのガソリン漏れが発覚し、新しいものへの交換作業が本日完了。
アキュムレーターとはガソリンを燃焼室に霧状にして噴射するために一定の圧力を加える装置。
インジェクションの車両にのみ装備されます。
メカニックに聞いたところ交換後、エンジンをかけたが、アイドリングせず、プラグを掃除してもアイドリングがばらついたという。
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CO値を計測したところ通常1.02パーセントくらいのところ5パーセントもあったらしい。
原因はKジェトロの噴射口から出る燃料の量が新品のアキュムレーターに交換したため、圧が急激に上昇し、燃焼室に今までより多くのガソリンが流入したため。ふた月ほど前にエンジン調整をした時は問題なくアイドリングもし、エンジンも調子よく回っていた。しかしその時にすでにアキュムレーターの能力は低下していたのだろう。
基準値に調整し、問題解決。
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工場からショールームまで運転してきたが、エンジンが以前よりも軽く回るようになった。サウンドもより乾いたものになった気がする。
先日ガソリン漏れのブログを見たGTBターボのオーナーから自分の車もアキュムレーターからガソリンが漏れているとの連絡を受けた。今週の土曜日にトラックで回送し、交換する。
オーナーから交換後と交換前のインプレッションの違いも是非お聞きしたい。

  by cavallino-cars | 2017-01-19 19:13 | Comments(0)

マクラーレン650S

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今日はマクラーレンの登録に行った。
この650Sはモダンカーの中ではサイズが308に近い。助手席のドアに手がとどきそうで普段クラシックに乗り慣れている私にはこのくらいのサイズが一番しっくりくる。
488に比べ、室内の空間がタイトでよりスポーツカー的な雰囲気に溢れている。
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メーターナセルにはタコメーター、その中の小窓に表示されるデジタルスピードメーター、左はトリップとオドメーター。右には油温計、水温計、ガソリンゲージとエンジンマネージメントとスポイラーやギアマネージメントのモード表示、その下のグリーンのボディの表示は車高を上げた時にのみつく。
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ドアのアームレスト上部に設置されたエアコンの温度調整ノブとその下の風量調整ノブも実にコンパクトで使いやすい。
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センターにつくi phone のようなナビ画面は見やすく、タッチパネルなので操作もしやすい。
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その下のパワーモードの切り替えスイッチとエアロパーツのスイッチも実にシンプル。コンパクトで、必要最小限のものだけをつけるというスポーツカー本来の姿勢を貫く650Sはそのポテンシャルとともに愛好家には最高のスポーツカーになるにちがいない。モダンスーパースポーツを1台だけ選ぶなら、私はこの車をガレージにいれたい。

  by cavallino-cars | 2017-01-18 18:42 | Comments(0)

英国からのgt4

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今月通関した英国からのDino308gt4をご予約いただいたお客様から、まわりの人に相談したところ、右ハンドルだからやめたほうがいいといわれ契約をキャンセルしたいという連絡をいただいた。
今まで何十台も販売してきて初めてのケースです。
イギリスはもちろん、イタリアの本国でもこれほどのコンディションのgt4は少ないので喜んでいただける方のガレージにいってほしいと思います。残念なのはご予約いただいた方が、一度も試乗されなかったことです。
この車の素晴らしさは実際に乗ってみなければわからない。
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  by cavallino-cars | 2017-01-17 17:31 | Comments(6)

路面温度とタイヤ

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1月5日、GTSで初乗りに出かけた際、信号を左に曲がり、首都高に乗ろうと2速にいれてアクセルを軽くふんだら、その場でくるっとスピン。時速は40キロほど。原因は11年前に製造されたタイヤの硬化と路面温度の低さ。GTSには2005年製造のタイヤがついていた。同じ車で12月の初旬に同じ場所を同じ速度で走った時は問題なかった。路面温度は当時より10度は低い。
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さっそく昨日新しいタイヤに交換。
30年もこの仕事をしてきて初めての失態です。

タイヤの側面のDOTの後ろに1205と打刻されているものは2005年12週に製造されたタイヤです。2000年以降は二桁で製造年が表示されます。2000年の13週に製造されたものには1300と打刻されています。
1900年代は一桁表示。155と書かれたものは1995年または85年の15週に生産されたもの。

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今週末はかなりの寒波がくるとのこと。出かける前に一度愛車のタイヤの製造年月を確認することをお勧めします。

  by cavallino-cars | 2017-01-14 12:47 | Comments(0)

ガソリン漏れ

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先月、今月とインジェクションモデルの308GTB QVとGTBターボから微量のガソリン漏れのトラブルが発生。
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インジェクションモデルにはキャブレターの車と異なり、インジェクターからガソリンを噴射させるために常に一定の圧力をかけるアキュムレーターというものがつく。
2台ともイグニッションをオンにするとそのアキュムレーターからポタポタとガソリンが漏れていた。
修理はパーツを交換するだけで完了。愛車の下に小さな黒いしみがあったら一度匂いをかいで、ガソリンならばアキュムレーターの点検をおすすめします。

  by cavallino-cars | 2017-01-12 17:49 | Comments(0)

2017年通関第1号車

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英国から譲り受けたDino308gt4の通関許可が本日おり、台場の保税倉庫に引き取りに行った。
美しいブルーメタリックのgt4はすでにコンテナからだされ、保税倉庫にたたずんでいた。
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20秒ほどの長いクランキングの末、日本に来て初めてエンジンに火が入る。この瞬間はいつも少しの緊張と不安そして感動を伴います。
イギリスで39年間を過ごしてきた車がこれから日本の道を走り始めるのは実に感動的だ。
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傷の点検を済ませた後、ショールームまでは仮ナンバーをつけて、自走で移動。現地で試乗してきた車だからこそ、出来ることだ。
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始動に時間がかかったものの、エンジンは、快調そのもの。
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トップエンドまで一気に吹け上がる。
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スタートもゆっくりクラッチペダルをあげれば、アクセルを踏まずとも、アイドリングでストールすることなく1300キロの車台は動き始める。
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快晴の空の下、新春にふさわしい素晴らしい1台がまた日本にやってきた。

  by cavallino-cars | 2017-01-12 10:56 | Comments(0)

A Happy New Year 2017

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ローマから譲り受けた走行わずか17000kmの黄色のgt4を見ないで予約いただいた方に、昨年の12月29日にご来店いただき、入庫したショールームでご確認頂き、正式にご契約いただいた。
この黄色のDino308gt4、
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そしてクネオからのDino208gt4、
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そしてシルバーの208gt4がそれぞれ、2017 年2月には日本での新しいオーナーのガレージに納車される予定だ。
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この時代のフェラーリは手作りによる部分が非常に多く、イタリア最高峰の自動車メーカーとしての独自のアイデンティティーがあった。
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当時のボディワークに携わった職人はすでにリタイアしてしまっているが、あの美しいラインは今のモダンフェラーリのようなプレスで作られたものではなく、一台一台、丁寧に職人の手により形成されたものなのだ。
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内装も同様に当時のイタリアの最高の職人により、縫製されている。誰もがコックピットに座った瞬間にきずくはずだ。
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その美しさはイタリアの古代ローマの美しい建物や彫刻などに通じるものがある。
何時間みていてもあきないその美しさはエンツォのスポーツカーは速く、美しくなければならないという車そのもの。
12気筒以外はフェラーリではないというエンツォの言葉は有名だが、ワールドチャンピオンをとった当時のドライバー達は12気筒よりも8気筒を好んだ。
ニキラウダやレガツォーニ、ビルヌーブもV8ferrari を愛車にしていた。スポーツカーにとって重さは致命的で、重量級のBBやディトナは美しくはあってもその操作性では308には劣る。
初めて英国で308gt4に乗り、輸入した2009年から早くも8年が過ぎた。いまだにその魅力は色褪せないばかりか、ますます惹かれていく。
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今の488とは速さでは比べようもないが、4速5000回転で回る高速コーナーや、
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3速で入る低速コーナーで少しだけアクセルを緩めた時にノーズがスッとインに入る応答性のよさはこれぞスポーツカーと叫びたくなるほどだ。
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348チャレンジに参戦していなかったら、この車の素晴らしさに気がつかなかったに違いない。その圧倒的なスタイリングでBBやDaytona、275に惹かれたことだろう。
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ステアリングを握る手が汗ばむほどとばした後に、
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車から降りて、眺める308のなんとエレガントなことか。
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ローマのナボナ広場の彫刻と変わらない時代を超えた美しさをはなつこのフェラーリが、今のモダンスポーツカーに優るとも劣らないスポーツ性に溢れていることは特筆に価する。
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美しさに加え、キャブレター独特のピックアップのよいエンジン、ダブルウィッシュボーンの足回りによるハンドリングの素晴らしさ、そしてそのコントロール性の良さは70年代のフェラーリでは
このV8ferrrari がベストだ。
今やヨーロッパでもその人気は高く、ヨーロッパ仕様のオリジナルは高価になり、廉価なアメリカ向けの触媒のついたアンダーパワーのものが多く逆輸入されているほどだ。
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これからもパワフルな本国仕様のよい状態のものだけをご紹介していきたい。
当時のマラネロの職人の息吹とプライドを感じさせる1台は生涯のパートナーとしてガレージに納めるにふさわしい。
最新のフェラーリも素晴らしいが、クラシックフェラーリは手元におけばおくほど、その魅力にとりつかれてしまうにちがいない。
古くとも美しいものを愛するイタリアの文化は実に素晴らしい。
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マラネロのゲートをでてから40年も経過した、308GTB,GTSやDino gt4はそれぞれコンディションが異なり、同じ車は存在しない。
そんな中から一台一台、現地に赴き、確認し、よいものだけを輸入してきた。

最後に年末に昨年Dino208gt4 のオーナーになられた方からいただいたメールをご紹介したい。

Dino208gt4 に出会うことができ、とても充実したカーライフの1年になりました。
走っても、走ってもまた走りたくなる、そんな車です。
エンジン、ミッションも快調で、走るたびに幸せな気分を味わっています。
4月16日に受け取ってから昨日まで1200km走りました。
気持ちよく吹け上がるエンジンを結構回しながら乗っていますが、正月休みもツーリングにどこに行こうかとワクワク気分です。
感謝の気持ちを添えて。

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イタリアで30年以上も走り続けてきた1台を縁あって譲り受け、今、日本の道を走っていることは奇跡のようなことです。
その車がオーナーにこのような歓びをもたらしていることを大変嬉しく思います。

マラネロの工場が今のような巨大なものでなく、小さな規模で、一台、一台、丁寧に作られた時代のものだからこそ、時代を超えた美しさを放つのでしょう。
古くとも、美しく、fun to drive な車を愛する気持ちはイタリア人も、日本人もかわらない。
Ferrari という独特な響きのあるイタリア屈指のスポーツカーメーカーは40年前、免許をとったばかりの私にはあこがれでした。
その当時の車に今乗っても、現行の488よりもエレガントで、操縦性にすぐれ、スポーツカーとして運転する喜びに満ちていることに驚くばかりです。

この歓びを一人でも多くの方に味わっていただきたい。
そのためにも今年も素晴らしい車だけをヨーロッパからご紹介させていただきます。

謹賀新年

  by cavallino-cars | 2017-01-03 15:53 | Comments(0)

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