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SCUDERIA

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本日発売のSCUDERIA でFioravanti 氏の愛車の308GTBの特集が組まれている。
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Enzoが彼のために作らせた特別なこの308はプロトタイプといってもいいほど各所に市販車とは異なるところがある。
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そんなところがあますところなく記載されている。
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おそらくFioravanti 氏のコメントを交えて、ここまで詳しく紙面で紹介されるのは世界でも初めてではないだろうか。
紙面ではタイヤはオリジナルのミシュランXWXからTRXに変更されているとあるが、実はこの車はホィールも市販車のファイバーモデルとは異なり、タイヤも当時からTRXが装着されていたものを昨年新品に交換したのだ。
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日本の夏はイタリアに比べ高温多湿なためか、シートは日本にきて2年めにして、座ると白いワイシャツに色がつくほどになってしまった。当時の質感を残し、再生することに協力してくれたのは町田市にある㈱クレバートリック(042-708-2377) の佐伯社長で見事に美しく蘇らせてくれた。
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同誌には488GTBの特集もくまれており、クラシックなV8と最新のV8ferrari の対比も興味深い。動力性能はくらべようもないが、美しさという点ではクラシックな308が個人的な見解ではあるが、優っていると思う。
ご興味ある方は是非、書店へ。

  by cavallino-cars | 2016-03-31 00:42 | Comments(2)

桜の季節にGTSが帰ってくる!!

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これから東京は桜が美しい季節に入る。
以前アルファロメオスパイダーで桜並木を走ったことがあるが、その気持ちよさは格別で今でも鮮明に記憶に残っている。
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先週、弊社が2013年にベネツィアから譲り受けた308GTSが戻ってきた。日本でのオーナーが今年からレースを始めるので手放すことになったのだ。
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これほどオリジナル度の高いGTSはイタリアでも見つけるのは難しく、3年前に現地イタリアでレストランを営むオーナーから譲り受けた際、この個体を購入するにはかなりの時間をかけて捜してやっと手に入れたとの話を聞いた。
弊社で輸入したGTSは英国から1台、イタリアから2台の合計3台のみ。それほどコンディションの良いものと出会うことは少ないのです。
その外見の美しさに劣らず、エンジンやサスペンションのコンディションも素晴らしく、コーナーではアクセルワークでノーズの向きを簡単にコントロールできる。
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イタリアでこのGTSを試乗したのは6月の25日、ベニスは快晴で汗ばむほどだったが、トップを外し、ダイレクトにあのフェラーリミュージックが飛び込んでくるドライブフィールは今でも強烈に脳裏にやきついている。
首都高をテストドライブのため走る。4速で回るような高速コーナーはアクセルを軽く戻して、ステアリングをきるとノーズはスッと向きをかえ、横Gに耐えながら、クリップをこえたところでアクセルを床まで踏み込む。
このドライブフィールはまさにフェラーリそのもので、70年代のクラシックフェラーリでこれほどコントローラブルで楽しい車は私は知らない。今は亡き、ジルヴィルヌーブが愛車としてガレージにいれていたことは誰もが知っている。彼がBBでなく308を選んだのは間違いなくその操縦性のスポーティさゆえ。
2台を乗り比べたことのある方なら納得できるはずだ。それほど308のコントロール性のよさは素晴らしい。
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次のオーナーが決まるまでの短い逢瀬だが、是非オープントップで3年ぶりの再会を楽しみたい。

  by cavallino-cars | 2016-03-29 13:22 | Comments(0)

Classiche

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先週正式にイタリアのフェラーリ本社からクラシケの認定書が3台分送られてきた。
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モデナから譲り受けたGTBターボと75yのDino308gt4 そして同じく75yのDino208gt4 の3台。
今まで弊社で輸入したV8ferrari でClassiche 取得車両はこれで合計7台。
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308GTBファイバーボディが1台、
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308GTBが1台、
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Dino208gt4 が2台、
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Dino308gt4 が1台、そして
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GTBターボの2台。申請したすべての車が取得しているのは実に喜ばしい。
308GTBとgt4のクラシケ取得費用は昨年までは325000円だったが、今年からは52万円に値上がり。
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この1冊にそれだけの価値があるかどうかは人それぞれだろうが、工場出荷時の内外装の色やホィールがオリジナルかどうかもすべてわかるのはオーナーにとっても興味深いところだろう。
万一手放す場合には買い手にとってこれほど安心できるものはない。
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ここ数年でクラシックカーマーケットは確実にヒートアップしてきている。
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今の車にはない美術品のような美しさを求める人が増えたのは事実だが、同時に投機の対象としてファンドや一般の投資家が買い始めたことも非常に大きい。
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投資家はフェラーリ社の認定書のクラシケを取得することにより間違いなくその価値は上がると考える。
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430や458そしてEnzo や発売されたばかりのラフェラーリなどもクラシケの取得が可能との話を聞くと、クラシケとは何なのだろうかと考えてしまう。
本来クラシックカーのための認定書が今や違った方向に向かっている気がする。

  by cavallino-cars | 2016-03-27 22:43 | Comments(1)

308の点検時にはスプロケットの点検も忘れずに

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4年前にタイミングベルト交換を行ったオランダから譲り受けたDino308gt4 の1年点検の依頼をうけた。
メーカーでは3年毎の交換をすすめているタイミングベルトだが、日本では走行距離が少ない人が多いので弊社では5年毎に交換することにしている。
しかしオーナーからの申し出で今回交換することにした。カムベルトカバーを取り外し、
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ベルトのスプロケット(ベルトを引っ張り、回転させるリング)の淵につくリングが破損し、なくなっていた。
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これが本来のもの。片側につく出っ張りがベルトがずれてはずれないためのもの。2つのスプロケットで1本のベルトは引っ張られており、エキゾースト側が外側にマニホールド側が内側にこの出っ張りがあり、ベルトが脱落しないようになっている。
気がつかずに、このまま走っていたらベルトがはずれ、エンジンが壊れてしまう可能性もあった。
4年前の交換時には正常だったはずで壊れた金属片がベルトにかまなかったことは非常に運が良かった。
このようなことは何十台も整備してきたが初めてで、今後はメカニックにも点検時には注意してみてもらう必要がある。
オーナーの方は工場に入庫した時は念のためメカニックに点検をしてもらうことをお勧めします。

  by cavallino-cars | 2016-03-27 17:15 | Comments(0)

75y Dino208gt4 と80y 308gt4

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昨日ボディクリーニングを終えたDino208gt4 を引き取り、80yの308gt4を磨きのために工場に入庫させた。2台ならぶことは珍しい。
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初期型のgt4(奥の固体)はバンパーが薄く、
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フロントグリルも小ぶりなものが装着される。
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それに比べフェラーリのエンブレムがつけられた中期以降のモデルはアルミの伝統のグリルが装着され、バンパーも初期型にくらべ、厚いものがつけられているのがわかる。
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208gt4と308gt4の大きな違いはタイヤサイズ。208が195/70/14に対し308は205/70/14と一回り太いものがつく。ラジエター上のアルミの熱抜きのルーバーも208のシルバーに対し、308は黒いものが装着される。
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テールライトは分解すると、Daytona やDino で使用されている小径のライトが組み込まれている。リヤバンパーに埋め込まれたメッキのフレームのつくバックライトも当時のものならではの美しさがある。トルクフルな3リッターを選ぶか、ライトウェイト感覚の208を選ぶかはどちらも乗る機会のある私でも迷うほど、それぞれの良さがある。
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2台のgt4はいずれもキャブレターモデルならではのエンジンの気持ちよさとバランスのいいシャーシ、スポーツカーならではの秀逸なハンドリングを備える。
ガレージにク自分だけの美しいラシックフェラーリのある生活は実に楽しい。

  by cavallino-cars | 2016-03-18 15:50 | Comments(0)

Dario Benuzzi

日曜の名古屋のイベントで5年ぶりにFioravanti 氏にお会いした。
平松さんのご好意で夕食をご一緒させていただき、久しぶりに楽しい時間を過ごせた。
15分ほどだが、二人で話す機会をいただき、308の開発にはニキラウダそしてクレイ(フィオラバンティ氏はレガツォーニのことをこう呼んでいた。)がピスタ(フィオラノ)でテストし、一般道でのテストはダリオベヌッツィが担当したとのこと。最も多くの時間をその開発に費やしたのはベヌッツィ氏で彼が最も多く携わっていたという話をお聞きした。
ダリオベヌッツィ氏はもともとメカニックでその後、1969年からフェラーリのテストドライバーとして40年以上もマラネロで毎日6時間もフェラーリを運転しながら開発ドライバーとして今でも活躍している。
私の最もお会いして308の感想をお聞きしたい人だ。
そのダリオ氏がF40,F50, Enzo, la Ferrari という歴代の限定モデルをフィオラノで走らせるプロモーションビデオをご紹介します。

  by cavallino-cars | 2016-03-15 22:14 | Comments(5)

gt4のシートベルト用PRESS ステッカー

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gt4のシートベルトのキャッチは数種類あるが、
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このタイプにはオレンジ色のPRESS と印字されたステッカーが本来写真のようにつく。
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しかしながら経年劣化でとれてしまっているのがほとんど。
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ついているものとないものとを比べると、なんとなく欠損しているものはデザイン的にしっくりこない。
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とはいっても当時のものを入手するのは不可能で今回新たに作ってみた。
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色は若干ことなるがやはりあったほうが格段にいい。
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当時はベルトひとつ、ひとつに手作業で貼っていたのだろう。
こんな小さなところにも今の車にはない手作りのよさがある。

  by cavallino-cars | 2016-03-14 11:57 | Comments(3)

40年前のファイバーグラスのルーフ

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現在308のファイバーグラスのオールペイントを実施中。
1976年に製造されたこの車も今までにいくつかの補修が行われているはずで、塗装もすべてオリジナルという固体はまずない。
ルーフ部分を剥離すると2cmほどの板金パテで補修していることが判明。
新車時のファイバーの表面処理をしているオレンジのゲルコートまでギリギリまで削りこむ。残ったオリジナルルーフはほとんど紙のような薄い状態ですけてみえるほど。上の写真はすでに3枚ほどファイバーを重ねて貼った後のもの。フェラーリのゲルコートはすべてオレンジ。ゲルコートとはファイバーの穴や繊維を平らにして滑らかにするためのもの。
板金パテを使用すると、硬化する際に熱を発する。そのためにルーフは熱を持ち、強度がなくなり、パテの重さで本来の位置より下に落ちてくるのです。
この車もルーフの内張りギリギリまで落ちてきていた。
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ルーフに鉄板をひいてその上に板金パテで形をつくるのは簡単だが、一枚一枚ファイバーグラスを重ねて形を作っていくのが本来の修理方法。鉄板を使用したらファイバーグラスの意味がなくなってしまう。
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修理にはルーフが下に下がらないように室内から柱で補強することが必要。ルーフ上部にはすでに3枚ほどのファイバーグラスをはってあるが、それでも透けている。さらに補強が必要なのです。
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写真の既に型取りした半透明なものをルーフ下から貼ってさらに補強する。塗装をしてしまえば見えない部分だが、いざ前の塗装をはがすとどのように修理したかによってオールペイントの作業量が異なってくる。作業をする前にいくらでという価格で全塗装を引き受けられない理由はここにあります。
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本来下に補強のために貼り付けるファイバーにはアルミで芯をいれたいところだが、ルーフの内張りとの隙間がないためにファイバーで補強するしかない。縦と横に走るラインはその補強された部分。これを裏から丁寧に樹脂を塗りながらつけていく。
幸いなことにファイバーはこのような手間をかければスチールボディのものよりも美しく仕上がる。
見えない所にある職人のこだわりもこの手の車の面白いところだ。
今から完成したこの308を見るのが楽しみだ。

  by cavallino-cars | 2016-03-08 16:19 | Comments(0)

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