<   2015年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 

308GTB from Italy

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前回の出張中に無事日本に到着した308GTBが板金修理を終え、整備のために工場に入庫している。
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長期間乗られていなかったこの固体は水回りのホースが劣化し、すべて交換する必要がある。ウォーターポンプからも異音がでているため、現在新しいものを発注し、パーツ待ちの状態。
クラッチもイタリアで試乗した時は問題なかったが、かなり重くなってきたため、交換することにした。
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あけてみるとディスクはご覧のような状態。
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新品と比べるとディスクがへって溝がなくなっているのがよくわかります。
もちろんベルト類やブレーキ、エンジンオイルなどもすべて交換。
弊社が輸入したすべての車は点検作業を行い、必要なものは交換して納車します。
それでも古い車なのでトラブルはでることもありますが、後はオーナーの自己責任。
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機械と向き合って付き合っていくということもクラシックカーオーナーには大切なことなのです。
メーターや音やハンドリングなどにレーシングドライバーほどではないが、常に気を配りながらドライブすることが必要です。
夏休み前には駆動系の整備も完了します。その後クリーニング作業をすませ、来月末にはショールームに展示予定。
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3月28日に初めてこの車と出会ってからちょうど4ヶ月。あの乾いたエキゾーストノートを聞くたびにこの車の素晴らしさを実感します。
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私にとって308はイタリアそのものです。だからこそオリジナルにこだわり、ゆずれないものも多いのです。
何度も訪れたイタリアのクレモナのディーラーで私は細かすぎるということで有名なようで、担当者が日本からのお客さんに愚痴をいっていたという話を聞きました。
初めて見に行ったのはGTBターボ。その時はシートがスプレーされ、きれいになってはいたのですが、マスキングが十分でなく、絨毯まで色がついていたため、購入はしませんでした。2回目は2台のgt4を見に行き、1台はシートの生地がオリジナルでなかったためにNG。もう一台はエンジンの状態がひどく、ステアリングギアボックスにもガタがあったので購入を見合わせた経緯があります。
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今まで50台近くのV8フェラーリを輸入してきましたが、基本は自分で乗りたいと思える車ばかりです。
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日本でのオーナーにとっては自分だけの1台となるもの。それがオリジナルでなかったことを知ったら愛情も醒めるというもの。出来るだけマラネロから出荷された状態に近いものを輸入してきました。
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実走45600kmのイタリアからやってきたこのGTBが日本の道をフルスロットルで走る日はもうすぐです。

  by cavallino-cars | 2015-07-31 21:16 | Comments(0)

458スペチアーレ

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今月コーンズから458スペチアーレがデリバリされ、納車前にボディコーティングを行った。
70年代や80年代のフェラーリと比べるとボディのチリや塗装のクオリティーは落ちている。
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こちらはフロントフード。フェンダー部分より少し下がっている。
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リヤのエンジンフードの透明な部分はノーマルがガラスなのに対し、アクリル製となり、軽量化されている。
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その左右につく黒いネットは新車にもかかわらず、波打っている状態。ところどころへこんでいる。ルーフよりの部分がへこんでいるのがわかりますか?
塗装もよく見ると細かい浮きのあるところもある。手作業で塗装を行っていた頃とはずいぶんと異なるが、レーシングカーと思えば多少のこういった問題は気にならない。この特別な車はその名のとうり、スペチアーレ、458のレーシングモデルなのだ。
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これはスペチアーレ独自のエアインテーク。
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速度がますと風力でダクトが開き、ダウンフォースが増す仕組み。
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これらの塗装やボディの瑕疵はメーカークレームにはならないそうで、今のフェラーリの車作りが変わってきていることが伺われます。
70年代の妥協を許さない美術品のような車作りからレーシングカーのような市販車を作るようになった。現代のフェラーリのフラッグシップのF12に関しては塗装に関してもスペチアーレほどレースカーのようなところはないが、やはり70年代の頃からくらべるとそのクオリティは残念ながら下がっている。
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これはフロントコンパートメントのラバー部分、
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右下に隙間があるのがわかりますか?コーンズの担当者に指摘したらバンと押し込んで終了。メーカーからこんな形で出荷されたことは以前はなかったような気がします。
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600馬力オーバーのマシンを公道で走らせる痛快感はモダンフェラーリならではで、レーシングカーを快適にモディファイしたような異次元の車にしている。
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その性能は70年代のものとは比べようもないが、
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一台一台細かい完成検査を行っていた頃のフェラーリへのノスタルジーが私をクラシックに向かわせているのかもしれない。

  by cavallino-cars | 2015-07-22 12:01 | Comments(2)

308GTB Gr4

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italia でアリタリアカラーの308GTB のグループ4の車が売りにだされている。
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馬力はノーマルの255馬力に対し、300馬力。
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ボディパーツもファイバーで作られ、軽量化されているという。
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ロールゲージも組まれ、ウインドウはガラスからプレキシに変更。エンジンルームもエアクリーナーは取り外され、ファンネルがつくのみ。
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ホィールも当時のラリーで使用されたものがつく。タイヤはおそらくセミスリックだろう。
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過去に乗ったものは外装だけをグループ4にモディファイしたものだったので特別な感じはしなかったが、今回のこの車のドライブフィールはまったく別物だろう。
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ヒルクライムなどのイベント用に1台いかがですか?

  by cavallino-cars | 2015-07-22 10:39 | Comments(3)

Pescara

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Fermoに行く途中Pescara によってランチをした。海沿いにあるレストランに到着したのは午後の1時。
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陽時計はサマータイムにはならないのでお昼をさしています。
イタリアのビーチはフミチーノ以外では初めてなので覗いてみる事に。
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海への入り口には
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左にはビーチハウスがあり、
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右には小さな公園と
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その奥にはシャワーブースがあります。
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一面に広がる砂浜にはたくさんのパラソルとベッドが用意される。手前の砂浜からビーチまでは40メートルはある。
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ハワイや日本ともまったく違う光景。二人でスペースを借りて飲み物を買って一日50ユーロほどで楽しめるらしい。
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イタリアはもうすっかり夏。
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お昼はシーフードのトマト煮をオーダー。他にも茹でたスカンピを手で殻を剥きながら白ワインでいただけます。ローマに帰ったのは午後の9時。
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途中夕日を撮影して、
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時間をみたら午後の8時半。こちらは8時過ぎてもこんなに明るいのにびっくりです。
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夕食はフミチーノ海沿いのFREGENE にあるお店でピザをいただきました。ここはイタリア人の裕福な人の別荘があるところで8月にはいるとフェラーリが行き来するようなところ。
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ローマに住む従兄弟のお気に入りのレストランはL'ARCHETO と
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Lo Spunitino の2つ。今回はよりカジュアルなLo Spunitinoに。
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写真奥の前菜のハナズッキーニのフリットは日本でいただくものと違い、衣が厚く、さくさくで一度食べたらやみつきです。手前はカラマリフリット。ビールにはどちらもよくあう1品です。
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ピザは薄くパリパリです。あとでルッコラをたっぷりかけていただきました。
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イタリアは来るたびに魅せられてしまいます。車を譲り受けるのに観光ではけっして訪れないイタリアに出向くことは実にエキサイティングな経験です。
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午後の1時から3時までゆっくりランチを楽しんで再び仕事に戻る彼らのライフスタイルも文化です。
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そんな国だからこそフェラーリもアルファも生まれたのかもしれません。
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イタリア車だけがもつ楽しさはこの国に生まれ育った人だからこそ出来たものなのでしょう。
人生を楽しむという基本的なことをこの国にくるたびに考えさせられます。

  by cavallino-cars | 2015-07-18 16:22 | Comments(0)

67y Alfaromeo Giulia Sprint GT Veloce and 70y Giulia GT junior1.3

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水曜にFermo にあるアルファロメオの専門店に伺った。
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フルレストアした1300junior と1600GTと格安の208gt4を見るためローマから3時間ほどかけて行って来た。
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Dino 208gt4 はひと目見ただけで、いくらお金がかかるかわからないほどのコンディション。にもかかわらず、その日にローマからイタリア人が来て3万ユーロで購入していったらしい。
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オーナーのGrieco氏にアルファに比べコンディションが各段によくないのになんで売れたのかお聞きしたところ、イタリアでは今フェラーリの投機がブームで車のことを知らない人が転売で利益をだそうとする目的で購入するのだという。
この固体も知り合いからの預かりもので、自分でレストアする気はまったくなく、現状で販売することにしたとのこと。
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一方ブルーの70yの1300は
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エンジン番号、車台番号も一致しており、エンジンを降ろして、塗装をしなおしたばかりのもの。
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価格は26000ユーロ。
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もう一台の67y の1600CC のエンジンを搭載した車も美しく、
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イタリア人のオーナーがこの車に愛情をそそいできたのがよくわかる。
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こちらはコレクターアイテムで55000ユーロとのこと。
この頃のアルファはエンジン音やデザインも現代のものとは比べられないほど官能的だ。
それぞれ日本に輸入した際の価格は570万円と990万円になる。
どちらも乗ったことがないのでどれだけ素晴らしいかはわからないが、内外装ともに美しくレストアされていた。オーナーのGrieco氏によるとギヤ比とその軽さゆえ、フェラーリとは異なる楽しさがあるという。
どなたか所有されている方やご興味のある方がいらっしゃれば是非ご連絡下さい。

  by cavallino-cars | 2015-07-18 15:12 | Comments(2)

Orviet のGTSturbo

ベネチアを後にRoma とFirenze の中間にあるOriviet にある個人オーナーの88年のGTSターボを見に向かう。
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到着したのは午後7時を過ぎていたが、イタリアはサマータイムを採用していることもあり、昼間のように明るい。
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こちらはひと目見ただけで終了。
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リアのバンパーに傷があり、
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フロントフェンダーには傘でつつかれたような凹みもある。オーナーはオリジナルペイントなのであえて修理をしなかったという。
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内装も革が乾燥し、
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白っぽく変色してしまっているような状態。事前に送られてきた写真からは想像もつかないコンディション。これだから見ないではけっして購入できない。
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フロントのフォグライトにもヒビが入っている状態。このパーツも現在欠品中で、中古が運よくみつかっても30万円もする。
日本にも輸入代行や個人で車を写真だけで購入する方がいらっしゃるが、よほど間に入った方が信用できるか、売主が信用できない限りおすすめはできない。売るほうはよいところしか言ってこないし、悪い写真は送ってきません。勝ち目が1割にも満たないポーカーに1000万円をかけるような愚行はやめた方がいい。

  by cavallino-cars | 2015-07-18 12:59 | Comments(0)

一路、ベネチアへ

ブレシアからおおよそ2時間ベネチアといっても水の都ではなく、少し北のアルティノという小さな街に向かう。
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目的は75年の2オーナーの赤の208gt4。オーナーが82歳という高齢のために手放したものだ。
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初期型ならではのホィールキャップのつくタイプで中央にはDino のエンブレムが付く。跳ね馬に交換されているものが多い中、Dino エンブレムがつくものは珍しく、
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リヤのトランクフードや
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フロントにもフェラーリのロゴはいっさい付かないオリジナルの状態なのもいい。もちろんステアリングセンターのホーンボタンもDinoのものがつく。
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ドアの下には左右とも腐食の様子はいっさいなく、雨の少ないイタリアならではのコンディションだ。おそらく雨の日には乗っていなかったのだろう。
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内装は当時の型押しのビニールタイプ。写真では伝わりにくいが革よりもこちらの方がしっくりくるのだ。
廉価版のDino に用いられた当時のオリジナルだ。246Dino もオリジナルはレザーではなく、ビニール製だったが、現存するほとんどの固体は革にはりかえられており、今ではオリジナルのビニールレザーの方が貴重で価格も高い。将来gt4もこのオリジナルのマテリアルのもので、Dino のみのエンブレムが装着されるものの方が貴重で価値が上がるだろう。というより、自分だけの1台としては特別な1台となる。
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1975年の10月29日にイタリアのフィレンツェのディーラーからデリバリされたこの2オーナーのgt4が3人目のオーナーとして自分のガレージに納まることを想像しただけでもワクワクする。
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ドアのインナーハンドルもオリジナルで付け根にはプラスティックのリングがつく。写真の左上に見える四角いドアのインナーライトも初期型のみに装着されたものがつく。
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シートベルトは巻き込み式ではない当時のものがそのまま装着され、
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リアのアンカー部分のプラスティックのカバーも揃う。
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助手席前のダッシュボード内のフューズボードにも当時のオリジナルのカバーが付くのも嬉しい。こんな細かいパーツがあるのもこの車の魅力なのだ。
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マフラーはDino208gt4 のオリジナルのシングルパイプがつく。遮熱板の網も当時のオリジナルなのもいい。ボディに多少のへこみや傷もあるが、これは新車のようにすることも可能でまったく問題ない。
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ウインカーコラムユニットもシャフトがシルバーのオリジナル。メーターは時計だけが作動していなかったが、これはオーバーホールすれば問題なく動くだろう。
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細かいことだが、リヤのエンジンフードとトランクのオープナーの枠が割れている固体が多いなか、写真のように完璧な状態なのもいい。ちなみにこのパーツも欠品中。
パウロさんとカタコトのイタリア語で試乗にでかける。
1速、2速、3速、4速、5速とミッションの異常がないか、クラッチの調子もみながら、4速、3速、2速とダウンシフトをして問題ないことを確認しながら少しだけハイスピードでとばし、ステアリングの応答性とショックの具合をチェックしたら、助手席のパウロさんが少々怖かったようで、アテント!と言われてしまった。
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距離計も作動していることを確認し、ガレージに戻り、もう一度細かいところを見る。
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トランクはオリジナルのカーペットが張られ、フロントのスペアタイヤもオリジナルがのり、ジャッキの入った工具も揃う。
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もちろんサイドマーカーもオリジナルだ。
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今まで208は何台も輸入したが、赤は不思議とよい固体とめぐり合ったことがなかった。
今回初めて購入することに決めた。
価格は多少高くてもやはりいいものを持ち帰りたい。よいものは本当に少なくなってきている。
多少の外装の補修は必要だが、この車は間違いなく、見違えるほど美しくなるのがわかる。
また素晴らしい1台を日本に持ち帰れることがうれしい。

  by cavallino-cars | 2015-07-17 20:51 | Comments(0)

gt4の購入基準

今まで100台以上のgt4を見てきた。その購入基準はどれだけオリジナル性が高いかだ。自己満足といえばそれまでだが、クラシックの価値はそこにあると考える。戦前の水没したブガッティが数億円で落札されたものまさにオリジナルだからだ。
外装の傷はお金さえかければ修復できるが、内装はそうはいかない。下写真は今回みたベルガモの208gt4。
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当時の生地は特別で40年前のものはほとんど入手が不可能。このgt4はすべてオリジナルなのが素晴らしい。シートが破れていたり、リアのトランクの生地がオリジナルでないものを購入しないのはそのため。どうしても現代の生地で張り替えると、質感が異なってしまうのだ。やはり自分で所有するなら出来るだけ、マラネロを出荷した時に近いものが欲しい。それでこそ価値があると考える。
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外装もフェンダーにつく金属のリングのつくオリジナルウインカーは今では入手が出来ないもの。これも買うならオリジナルのものにこだわりたい。
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マフラーも208gt4はシングルパイプのものがつく。4本出しのものに交換している固体も多いが出来るだけオリジナルのものがいい。といっても40年も前に生産された車ですべてオリジナルという固体を探すのは不可能にちかい。今やヨーロッパ中でクラシックフェラーリは投機の対象になってしまい、フェラーりというブランドだけでコンディションよりも価格で購入する人まででてきている。
ベルガモにあった78年の208gt4は濃紺のメタリックの美しい色の1台だったが、かなり手がかかる。
ボディには無数の傷があり、
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助手席は座面の生地が陽に焼けて変色してしまっていた。
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リアのトランクの内装の生地は下の部分のみがわずかにオリジナルのカーペットで、フードの裏にいたってはスポンジが貼られ、フェラーリの名にとうていふさわしくない状態だ。
しかし、ウインカーやマフラーはすべてオリジナルで、
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フロントフードストッパーも社外品がつくが、まだオリジナルパーツが入手できるのでレストアするにはよい個体にも思える。現状で750万円ほどで日本に輸入して予備検も取得できるが、200万以上の出費は覚悟しなければならないだろう。それでもオリジナルのトランクの内装は手に入らないのだ。一つ気に入らないところがあると他にも何十箇所もでてくるというのが私の持論。この固体もおそらくそうだろう。
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フロントフードのルーバーも上部は本来ビスで固定されているはずだが、ご覧のように固定されていない。
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リヤのテールライトもヒビが入り、
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ガソリンチューブもヒビ割れている。おそらくブレーキホースも同じ状態だろう。当然タイミングベルトやベアリングも交換しなければならない。
私が高くともオリジナルの生地やパーツの付いた固体にこだわるにはそこに理由がある。長い間、一年点検を行っていない車を乗ろうとすると膨大な費用がかかるが毎年点検をして乗っている車は比較的、整備費用もかからない。車をきれいに保っているということはそれなりに大切にされてきたからにほかならない。
当然メンテナンスもしている車も多い。それにオリジナルの状態でないものは過去にどのようなことがあってトランクの生地や内装を張り替えたのかが伺え知れない怖さもある。
オリジナルのシートベルトにもこだわる理由もそこにもある。
よほどのことがない限りベルトは交換しないからだ。
いくらかかってもかまわないと言うなら別だが、安く買っても結果的に高くなるケースもある。
最悪の場合にはオリジナルパーツが入手できないこともあることを考えるとやはりこの手の車は購入する気にはなれないのです。

  by cavallino-cars | 2015-07-17 16:10 | Comments(0)

italia へ

今回久しぶりに月曜の朝、羽田からロンドン経由でいつものBAでイタリアへ。
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4月以来なのでそれだけ興味がわくようないいものがなかったのだ。
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1台目はミラノリナーテ空港近くにある今月ブログでも紹介した黄色の走行12000キロの308GTSだ。
指定の場所に向かったら、そこは2012年9月に2台の308GTS を見に行ったランボルギーニのディーラーだった。
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当時はガヤルドやLP640 が入庫していたガレージもすっかりさびれ、オフィスの電気もついていない。
案内されたところにあったのは3年前に見た車そのものだった。2012年9月に伺った時は2週間で修理が終わるとのことだったがなかなか終わらず、3ヶ月ほどして連絡したら担当者が退職したのでわからないとのことであきらめた車そのものだった。
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なんと3年もたっても走れる状態になっていないのに驚くとともにいっきに興味が失せてしまった。
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前後のフードのストッパーさえ付かない状態で、木製の棒で支えているのがいたましくも思える。バッテリーも充電中。リザーブタンクを作らせたので遅れたとのことだが、目の前で水をいれたとたんにタンクからボタボタと水が漏れる。一応リフトして下回りを見せてくれた後、試乗しないかといわれ、リフトを下げたら、片側のみが下がり、車が傾いたところで終了。こんな状態で乗ったらどこで止まってしまうかもわからない。写真ではきれいに見えたのですが、これだから見ないで買うことはできない。
次の目的地のベルガモへ向かう。

  by cavallino-cars | 2015-07-17 15:08 | Comments(0)

Ferrari Classiche

本日、2年近く前に申請していた308GTB のクラシケの認定書がマラネロからやっと届きました。
ナルディのステアリングがついていたため、モモに交換するなどその手配に時間がかかりましたが、これで弊社の輸入したフェラーリでは3台めの取得となります。
オーナーのKさんには本日発送。大変お待たせしましたが、無事取得でき、安心しました。明日には手元に届くはずです。とりいそぎブログでご紹介させていただきます。
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車台番号の記載された認定書が裏表紙にはさまれており、隣にはCLASSICHEのバッジがつく。
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その裏には生産された時の外装の色と内装の色、そして現在の色が記載される。ちなみにこの車は外装、内装ともオリジナルカラーのままだ。
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イグニッションコイルも写真の黒いマレリの純正のものでなければならない。
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マフラーもシングルパイプのオリジナルがつくので問題はないが、ツインパイプのものがついたファイバーモデルで取得しているものもイタリアで1台あった。モデルによっても異なるが40万円ほどで取得可能。
自分の車のヒストリーを知る意味では時間はかかるが取得してみるのもいいかもしれない。
もちろんClassiche のついた308なら購入するものにとっても安心このうえない。
イタリアクラシックカー協会の発行するASIのゴールドプレートよりはるかに信頼性が高い。

  by cavallino-cars | 2015-07-17 13:22 | Comments(0)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE