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bologna からの308GTB

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昨年の8月にボローニャから譲り受けた79年のFerrari 308GTBの納車前の最終のクリーニングを行う。
初めてイタリアで見てからはや5ヶ月が経過。
入国してリヤパネルの欧州ナンバーの穴埋め、傷の補修、左右ウインドウモールの交換、予備検査取得、タイミングベルト交換を含む整備、ニュータイヤの組み換えなどの作業をすでに行った。
現在クリーニングと並行してオリジナルのラバーパッドを使用し、フロアマットの作成をしている。
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現地でこれという車をみつけても、日本にきてから予備検、塗装の補修、整備などで300万円近い費用がかかることをご存知の方は少ない。
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千葉ガレージでクリーニングをし、汚れの皮膜が一皮むけたように美しく蘇る様を見ると、この固体を日本に輸入して本当によかったと思える。
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来月には日本での新たなガレージに納まり、イタリアの文化と歴史に溢れた1台が日本の道を疾走することになる。
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ステアリングをにぎるとボローニャの風を感じる。70年代のフェラーリは実に素晴らしい。

  by cavallino-cars | 2015-01-29 16:00 | Comments(0)

Alessandoria のgt4が到着

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昨年の10月にイタリアのアレッサンドリアから譲り受けた208gt4が無事日本に到着した。
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埠頭に到着するとすでにgt4はコンテナからだされ、倉庫の中に保管されていた。
フロントフードを開け、はずされていたコードをバッテリーのターミナルにつなげ、エンジンを始動させる。
30秒ほどのクランキングの後、勢いよくエンジンは目を覚ます。
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そのまま仮ナンバーをつけ、横浜の板金工場へ向かう。
今日はイタリアの空を思わせるような快晴。
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1981年にイタリアで初めて登録されてから34年間をすごし、初めて極東の国にきた。
エンジンは快調そのもの。
246Dino のように軽やかに回る2リッターV8エンジンはフェラーリならではのミュージックを奏でる。
またイタリアの珠玉の1台が日本の道を走り始める。

  by cavallino-cars | 2015-01-20 18:54 | Comments(0)

千葉ガレージのクリーニングというレストア

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今年の1月5日に内外装のクリーニングのために入庫した87y Ferrari GTBturbo が先週完成した。
作業内容をご紹介します。
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まずは洗車の前にエンジンルームに水が入らないようにタオルをかけて養生します。
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点火系に水が入るとミスファイヤする可能性が高いので彼はどんな車にもこの養生を怠りません。
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次にフロントラジエターグリル、
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エンブレム、ワイパー、リヤフォグ、リヤのナンバー灯を取り外します。スペアタイヤやバッテリーカバーも取り外し清掃。
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グリルをとった後、ラジエターについた虫などを水をかけて、ブラシで丁寧に取り除きます。
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たっぷりと水をかけ、汚れをおとしたあと、
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専用の洗剤を使用して、傷をつけないようにスポンジで水洗い。
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外からは洗えない、ドアの内側やステップ、
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給油口などはスプレーで洗剤をかけ、手作業でクリーニング。
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拭き取った後は特殊なゴムで鉄粉などのミストを取り除き、角にマスキングテープをはります。
これはバフで磨くときに角の下地が出ないようにするための予防策。
古い車は角の塗装が薄くなっている場合があるのでバフをかけると表面の塗装がはげて、下地が出る可能性が高いのです。

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小さな線傷などを時間かけて取り除いた後はボディをコーティング。ホィールにもコーティングを行います。

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取り外したグリルは丁寧にクリーニング。長年のコーナーにたまった汚れもブラシでかき出した後、ワックスをかけます。
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エンブレムや跳ね馬は洗剤を使い、ブラシで汚れをとります。
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圧巻なのはリヤのフォグライトとナンバー灯。
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クリーニング前の状態と後ではこんなに違います。
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ランプ類は電球とソケットに電極接点グリスをぬり、通電を確認してから取り付けます。
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87年の車とは思えないきれいさには感激します。こういう細かい作業が千葉ガレージの真骨頂。
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ライトアップすると違いがさらに際立ちます。
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きれいになった取り外したパーツを丁寧に取り付けます。千葉さんはこの時が一番好きだとのこと。
彼の手にかかると28年前のこの車も限りなくマラネロから出荷された時の状態に近く蘇る。

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もちろんエンジンルームのクリーニングも実施。ここは水の使えないデリケートな部分。特殊な洗剤を含ませたタオルでプラグコードなどは1本、1本丁寧に汚れをとっていく。フュエルデスビなどの手の入らないところの汚れは木製の棒にウエスをまき、取り除く。

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内装のクリーニングは革の汚れをうかせて取り除き、その後保革油で革を保護。カーペットの埃も掃除機で取り除きます。
シフトノブの数字の汚れもブラシで丁寧に落とします。

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最後に転席にすわってみて、ミラー内側の汚れや、外の再チェックも行って完了。
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今回の費用は394200円。作業時間は車の状態によっても異なりますが、1週間から10日間。
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価格だけみると高く思えるかもしれませんが、再塗装をしたかのように蘇った愛車をみれば納得です。
ちなみに今月は予約でいっぱいです。ご希望の方は予約の電話をすることをお勧めします。
千葉ガレージ 03 5913 7170

  by cavallino-cars | 2015-01-19 11:25 | Comments(0)

時間との闘い?

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今週フイレンツェの少し北よりの街、ピストアの個人オーナーからDino 208gt4 が売りだされた。
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写真を送ってもらい来週末に伺う予定をたてていたが、今週日曜に別の人が見に来るので来週月曜までしか待てないという連絡がきた。

すぐにでも飛行機に飛び乗りたい気持ちだったが、来週はイタリアから輸入した208gt4の通関もあるし、新車のカリフォルニアの契約もあるため、断念。
最近は3日以内に行かないと競争相手?が多いため見る前に他に売れてしまうことが多い。
かといって見ないで買うと後悔する確率は限りなく100パーセントに近い。
まぁ縁がなかったと思い諦めます。

ローマに住む従兄弟にすべて任せたいところだが、やはり自分で実際に見て、乗ってみないとわからないところがたくさんある。最近はいい車はあっという間に次のオーナーのもとへいってしまう。

英国では相変わらず、クラシックカーのバブルは続いている。
知り合いの業者がレストアした12万ポンド(2160万円)の308GTBのファイバーグラスは昨年の秋に新たな幸運なオーナーの元へいった。
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現在売り出されているものは76yモデルの15万キロのフルオリジナルのファイバーボディ。
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写真で見るかぎり素晴らしいコンディションにみえる。
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整備費用を含んだ現地での価格は175000ポンド。3150万円。

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コンクールコンディションの28000kmの右ハンドルのgt4の75000ポンドという価格がリーズナブルに思えてしまう。
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本当にいいものが少なくなってきている中、オリジナルのコンディションのよいものは貴重だ。
自分のガレージに入れるなら出来るだけオリジナルのこれという1台が欲しい。
本物だけのもつ美しさは長く大切にしようという気持ちにさせてくれる。
自分だけの1台がある生活は実に楽しい。
それが40年前のクラシックフェラーリなら格別だ。
次回の出張の際はこのgt4も是非みてこようと思う。

出会いは本当に一期一会です。

  by cavallino-cars | 2015-01-15 22:25 | Comments(0)

予備検査終了

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1月6日、Bologna から輸入した308GTBの予備検査が完了した。
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仮ナンバーをつけ、府中から都内の工場まで自走で向かう。
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キャブレターのエンジンのピックアップのよさはイタリアで試乗した時と変わらぬ素晴らしさでコーナー手前でシフトダウンし、フロント荷重のまま進入、
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少しだけアクセルを緩めるとノーズがスッとインに入る。
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車がコーナー出口に向いたところでアクセルを全開にするとノーズが一気に上を向き、加速しはじめる。
F106unit の素晴らしいエキゾーストノートはいつ聞いてもぞくぞくするほど官能的だ。
コーナーでのアクセルワークでスケートをするような挙動もこの車ならでは。
ミッドシップならではのコントロール性のよさは乗るたびに魅せられてしまう。

来週末にはタイミングベルト交換を含むフル整備を終え、コーティングを含むクリーニング作業に入ります。
すべて私にお任せいただいたK様、ありがとうございます。シートはすでに取り外し、レストア中。
今月末までにはお見せできるようになりますのでもうしばらくお待ち下さい。

  by cavallino-cars | 2015-01-09 17:23 | Comments(0)

仕事初め

年末にディーラーにて納車整備を終えたGTBターボを1月5日にクリーニングとコーティングのため千葉ガレージ (tell 03-5913-7170) に入庫した。
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千葉ガレージも5日が仕事初めということで、弊社の車両が今年の1号車。6日にはナローポルシェが入庫予定。
ちなみにすべて予約制ですのご希望の方は必ず事前にご予約を。
オーナーのK様、1週間後には見違えるほど美しくなりますのでお楽しみに!!

  by cavallino-cars | 2015-01-07 18:16 | Comments(0)

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
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今年は308をはじめとするイタリア車を紹介させていただく私にとって円安とヨーロッパでの価格の高騰というきびしい環境の中の幕開けとなりました。

年が明けてユーロは4円ほど円高にふれましたが、一時期の100円にくらべれば、円安基調はかわりません。

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2011年5月にFioravanti 氏から愛車の308GTBを譲り受けた際、必ずこの車は近い将来、価値がでるので大切にして欲しいという言葉が4年後に現実のものとなった。
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5年前にgt4に魅せられた頃は今と状況はまったく異なり、gt4が600万円、
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GTBやGTSが750万円で納車できた。
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サラリーマンでも少し頑張れば手が届く価格で、イタリアの最高のスポーツカーを楽しんでいただきたく、輸入を始めた。驚くことにそれらは当時のフェラーリ社の製造する430や599とは異なる運転する楽しさ、車をコントロールする悦びに溢れている。
70年代ならではの秀逸なデザインはエレガントそのもの。速さを追求したモダンフェラーリとは一線を期す美しさとヨーロッパ仕様のエンジンの素晴らしさは今乗っても十分新鮮だ。

今や308GTB のファイバーグラスは現地でも2000万円、スチールボディでさえ1150万円にも高騰。もはや手が届かない価格になりつつある。

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新年に308に乗ったが、あの背中をシートに押し付けられるようなキャブならではのシャープな加速、
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キーンというジェット機のようなエンジン音、細いステアリングから伝わるタイヤと路面との接地感など、その魅力は色あせることがないばかりか、乗るたびに魅了されずにはいられない。

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狂ったようにとばした後で、見る愛車のなんと美しいことか。エンツオがスポーツカーは速く、美しくなければならないとう名言そのもの。さらに付け加えさせていただければ、運転して楽しくなければならないということ。
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この3つをすべて兼ね備えている車は非常に少ない。

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ヨーロッパには古いものを大切にする文化がある。
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自宅には何百年も前の家具や
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銀食器などがいまだに使われていたりする。
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ローマに初めて行った時にみた、荘厳な建築物や美しいビーナス像など、
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美術館のような街並みに圧倒された。
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それらに共通したイタリア人のみが作り出せる美しさは70年代のフェラーリやアルファにも溢れている。

オートメーション化された工場でではなく、手作業でしか出来ない美しさ。
東京の丸ビルや虎ノ門ヒルズとは違ったコロッセオなどの時代を超えた建造物は何時間みていても飽きない。クラシックフェラーリのある生活は生活さえも豊かにしてくれるというのは大げさだろうか。

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今でも私の輸入した車を乗るたびに譲り受けた国やその美しい街並み、そしてその家族の姿が鮮明に浮かぶ。
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ヨーロッパで何十年も走り続けてきた1台が自分のガレージにある感動は特別だ。

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イタリアはもちろん、英国、ドイツ、フランス、ハンガリーやベルギーなど様々な国から日本に輸入した車たちはどれも魅力的で自分のガレージに置いておきたい車ばかりだ。
ガレージで年代もののスコッチを片手に愛車をみながら、
その国に想いをよせるのもいい。

素晴らしいコンディションの自分だけの1台となる車だけを今年もお届けしていきます。

賀正

  by cavallino-cars | 2015-01-07 12:41 | Comments(1)

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