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イタリア道路事情

Attenzione!!
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イタリアではそこに住んでいる人など許可を受けている人の車しか通行できない道路がある。
しかも時間によってはそれが異なるからややこしい。
信号機の後ろにVARCO NON ATTIVOと書いてある場合は通行可。
VARCO ATTIVO となっている場合は通行できない。

私も何度かこの表示をみそこなって、通行し、60ユーロほどの罰金がレンタカー会社を通じて送られてきた。
ご自分で運転される方はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんがご注意を!!

  by cavallino-cars | 2014-10-31 10:17 | Comments(0)

75y Dino gt4

Alessandria からおおよそ40分の丘の上に建つ邸宅に向かう。
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オーナーのための専用の道を上り、ゲートを開けてもらいさらに進むと目的のgt4がガレージにあった。
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あまりの素晴らしいご自宅に圧倒されながら、見たgt4は期待とは裏腹にがっかりするものだった。

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リヤにつく跳ね馬は本来のものではなく、フォードのムスタングにつくエンブレムに似ている。
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フェンダー左右のウインカーレンズもノンオリジナル。
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おそらく後でつけられた内装の赤のパイピングにいたっては言葉もでない。
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ステアリングやダッシュボードの変色も気になる。
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フロントウインドウのモールは浮き、
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雨漏り必至の状態だ。
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ドア内張りのライトも本来メッキの枠のつくものがつくが、これはオリジナルではない。
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これでASIのゴールドプレートが取得できるのだからASI(イタリアクラシックカー協会)をあまり信用しないほうがいいかもしれない。
生産されてから40年近い年月を経て、オリジナルのまま美しく保存されているものとの差は歴然で、ひと目みただけで購入する気がうせていく。
今回見た3台はどれもFerrari には違いないが、ガンメタリックの1台は本物だけのもつ美しさに溢れている。美しいものには手を加えず、オリジナルのままが一番美しい。
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クラシックフェラーリの美しさはローマの遺跡や
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イタリアの美しい街並みに共通する繊細なまでの美しさと歴史的文化遺産のようなものをかねそなえているように思える。
そんな街を走ってきた珠玉の一台がガレージにある生活はそれだけで楽しい。

  by cavallino-cars | 2014-10-30 19:49 | Comments(0)

Alessandoria の美しい208gt4

Pavia からAutostrada に再びのり、さらに西のAlessandria に向かう。
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オーナーのガレージは自宅から少し離れたこの花やさんの手前の右側の路地にあった。

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ガレージの中に案内され、ボディカバーをとってもらった時からもう買おうと決めていた。当時の308gt4は76年からはフロントのDinoのバッジは跳ね馬に変えられたが、208gt4はそのままDino バッジがつくのもいい。
それほど今まで見たgt4とは異なる美しさを放つ。
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2000年から14年間、現在のオーナーの元ですごしてきたこのgt4は大切にされてきたのがひと目でわかる。マフラーはオリジナルのシングルパイプ。
カムベルトも2年前に交換済みとのこと。

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濃いグレーメタリックとクリームの内装のなんと美しいことか。
以前フィレンツェで譲り受けたものと同じコンビネーションだが、前のものはレザーなのに対し、この固体はスエードとビニールレザーのコンビネーションだ。
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何といってもすべてオリジナルであることがいい。

美しいAlessandoria の道をシフトやブレーキなどの確認をしながら走る。
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アクセルに即座に反応するV8エンジンは2リッターながらもこれぞフェラーリ!という加速をする。
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カチカチときまるシフトも問題ない、ペースを少し上げ始めたら、F40 とすれ違った。
イタリアでは初の経験です。

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ガレージに帰り、申込み金をお渡しし、譲っていだいたのは言うまでもない。
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今日の午後3時にはボローニャから購入したいという人がもう一人みえるらしいが、お断りいただいた。

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この美しい国で生まれ、この地を33年間走り続けてきた美術品のような1台がまた日本にやってくる。

  by cavallino-cars | 2014-10-30 16:58 | Comments(2)

Pavia の黒のgt4

ミラノから西に車でおよそ1時間。
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Mario 氏のガレージにあったgt4 は黒のメタリック。77年登録の走行83000km。
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内装はオリジナルでその状態もすこぶるいい。
シートはほずれや破れもない。
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運転席ドアの内張りのモールがプラスティックのリベットでとまっているのが残念だが、元の状態に戻すことは可能だし、ステアリングもオリジナルが別にある。
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フロントフェンダーのウインカーレンズや
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フロントウインドウ、
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トランク内のカーペットや
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ホィールキャップもDino マークのオリジナルなのがうれしい。
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問題は前後バンパーがぶつかっており、変形。メッキモールとラバー部分に本来ない隙間があるほか、左端には穴があいている。
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フロントグリルは赤く塗られ、
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エンジンのヘッドカバーも手前側だけが赤に塗られている。マフラーはアンサではあるが4本出しのものに交換されている。
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よく見ると左側のテールレンズ左下が割れ、バックライトカバーもクラックが入っている。こちらもバンパーのラバー部分が波打っているのがわかりますか?

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運転席側のドアにはえくぼが2箇所、さらに下側が内側に入っている。写真をよくご覧いただけるとわかります。パーツは新品があるので、費用はかかるがいずれも持ち帰れば修理は可能なもの。

テストドライブにでる。アクセルを踏んでもパワーが足りない。あのライトウエイトスポーツを運転しているような弾けるような加速がなく、どこかもたついた感じなのだ。しかしプラグがかぶっているような感じではない。
コンプレッションが低いような印象なのだ。2,3,4,5速とシフトアップをし、次に4,3,2とダウンシフトをしていくと2速だけが2000回転以上だとはじかれてしまう。
シンクロがなくなっているような感じだ。エンジンを下ろして、ミッションの修理となると100万円は覚悟しなければならないので残念ながらここまで。
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シシリーの308gt4にくらべれば錆びもなく、まだよいのですが、自分で何年も乗ろうという気にはなれない。
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オイルのべったりついたドライブシャフトブーツも気になります。現地でいくつか問題がある車は手元にきてからその倍以上のトラブルが出てくると思わなければならないのです。
次の目的地のAlessandria に向かいます。

  by cavallino-cars | 2014-10-30 16:21 | Comments(0)

あのgt4が73000ユーロ!!

前回シシリーでみた錆びだらけの25600km、1オーナーの308gt4をハンブルグのディーラーが購入。
73000ユーロ、1014万円で売りにだされている。広告はオーナーの自宅のガレージで撮影したものが使用されている。
見ないで購入したとしか思えない。塗装、機関の整備をするだけで半年はかかるだろう。
データだけで購入したのなら手元に届いて、かなりの衝撃をうけるに違いない。
しかし確認に行く前に、いいものならば確実に売れてしまうのも事実で、それだけ車がなくなってきているということなのです。
現車を確認しないで購入するリスクはあまりに大きい。
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ということで26日の日曜からイタリアに3台のgt4を見に行くことに。
とにかくよいものは、すぐに返事をしないと他の人に買われてしまうのでイタリアに行く頻度はますばかりです。

  by cavallino-cars | 2014-10-30 15:34 | Comments(0)

77y Dino 308gt4 for sale

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Ferrari 社が認定したクラシケ付きのDino 308gt4 がイタリアのPadova で明日から行われるオートエポカに出展される。
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レストア済みの車両で価格はなんとイタリアでは最も高い89000ユーロ。日本円にすると1210万円。
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確かにきれいそうにみえるが、いっきに1000万円の大台に乗ってしまったのには驚いた。

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こちらは英国で売られている14700マイル、23500kmの80y Ferrari Dino308gt4。
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数々のコンクールで賞を獲っている車。
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5年ほど前に一度売りにだされたが、その時はあっという間に売れてしまった。価格は75000ポンド。日本円では1275万円。

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どちらもgt4では今までにない高価格です。
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数年後にはこの価格でも安いと思えるのか、それとも今の相場がくずれ、元の価格に戻るのかは誰もわからないが、このようなコンディションの車と出会える確率は低いことだけはまちがいないだろう。

  by cavallino-cars | 2014-10-23 17:00 | Comments(0)

77y Ferrari 308GTB 12600km

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イタリアで1台のGTB が売りにだされた。
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1つのファミリー新車から37年間所有していたもので、走行距離はわずか12600km。
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ブルーにクリームの内装のこのGTB はおそらく現存するキャブレターのGTBの中でベストなものだろう。
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こんな固体がまだイタリアにはあるのが素晴らしい。写真をみただけでもそのコンディションのよさが伝わってくる。
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運がよければ日本に持ち帰ることが出来るかもしれないと思ったが、やはり現地ですぐに売約済み。
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いつかまた売りにだされることがあれば必ず持ち帰りたい1台だ。

  by cavallino-cars | 2014-10-23 15:58 | Comments(1)

bellissima Dino gt4 !


  by cavallino-cars | 2014-10-22 17:21 | Comments(3)

高騰するClassic Ferrari の価格

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初めて私が英国から308を輸入したのが2009年。
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高騰するクラシックフェラーリのうち唯一安定していたのが308だった。
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その価格とは裏腹に実際にステアリングを握るとすでに1億円のプライスのついていた275や3000万円ほどのデイトナよりもはるかにスポーツカーとして楽しく、コックピットにすわるだけで胸がおどった。
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コーナー手前でダウンシフトをし、クリップ手前でアクセルを少し戻し、
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ノーズをインに向けて、コーナーをクリアしたところでアクセルを全開にする気持ちよさは、何ものにも変えられない。
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308をコントロールしている楽しさは一度でも味わってしまうと、そのキーを返したくなくなるほど。
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細いステアリングから伝わる路面状況やミシュランのタイヤが路面を捉える感覚、アクセルを軽く緩めた時のスライド感など、その独特のエキゾーストサウンドとあいまって当時にタイムスリップしてしまう。
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ステアリングを握り、アクセルを全開にすればマラネロに向かうニキラウダやクレイレガツォーニの気分だ。
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12気筒にくらべ、何といってもその軽さゆえに、自由にコントロールできるのも308の大きな魅力だ。

しかしながらここ1年の価格の高騰は驚くばかりで、円が弱くなったという為替の影響に加え、現地でもフェラーリが金や絵画、宝石のように投機の対象になってきている。

13万ユーロだったDino246 は今やイタリアでも35万ユーロという驚くべき価格になっている。
もっとも新しいものでは英国で25000kmの308gt4が75000ポンド、日本円にして1275万円、
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308GTBのファイバーグラスは12万ポンド、2040万円。スチールボディの308GTBでさえ69000ポンド、1172万円のプライスをつける。状況はドイツでも同じ。
今の458やF12とは比べられない美しさがあるのはまぎれもない事実だが、ここまで高騰してしまうと過去にバブルと言う苦い経験をした私たちは気軽に買うことが出来ない。

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イタリアに買い付けに行く状況も以前とは大きく異なり、よいコンディションの車はあっという間に売れてしまう。いかに早くアポイントをとりつけるかが、大切になってきた。
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幸い1週間後に行くといえば、その前に見に来た人がいても待っていていただける場合がほとんど。
わざわざ日本から行って売れてしまったので残念でしたといわれることはほとんどありません。

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本当にきれいなオリジナルコンディションのものであれば、世界に1台だけの自分の車としてガレージに入れる価値はあるのかもしれない。
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だからこそ私はオリジナルにこだわるのです。
いずれは私たちは土にかえる。その日まで美しいものと暮らしたいという欲求は誰しもあるはずだ。
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1台の車と生涯をすごすと考えるならいい出会いがあれば手が届かなくなる前に決断することも大切かもしれない。
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4000万円の246Dino や5000万円のDaytona、1億のTOYOTA2000GTなどよりは、308 は今でもはるかに現実的な価格であることは間違いない。

  by cavallino-cars | 2014-10-22 15:12 | Comments(0)

messina の308gt4

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先週末、イタリアの南、シシリーのMessina という街にある77y308gt4を見に行った。
来週末までホールドできないかと聞いたところ、北イタリアからも多くの問い合わせがあるので3000ユーロ払えば待ちますが、万一見て気に入らなくても返金出来ないとのこと。走行25000kmのこの固体はコンディションがよければ是非日本に持ち帰りたい。月曜までならデポジットなしでもいいとのことなので思いきって行くことにした。
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上の写真はカターニャの空港。想像以上に近代的で驚きました。
ローマからカターニャまでは1時間、そこからバスで50分で目的地のMessina に到着。
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海の美しいこの街は10月でも海に入れるほど温暖だ。
オーナーの自宅は海が一望できる高台にあった。
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インターホーンでゲートを開けてもらい、さっそく車をみせてもらう。
カバーをとってもらった時点で無駄足になったのがわかった。
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フロントのペイントはクラックが入り、ルーフやあらゆるところに細かい気泡がでてきている。ヘッドライトポットのクラックが確認できますか?
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フロントフードを開けるとバッテリーは取り外され、ヘッドライトポットステーもすでに錆びがでている。
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リヤフェンダーの後ろには何かにぶつけてしまった跡がのこる。
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インテリアはすべてオリジナル。
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リヤのトランクフードのカーペットもオリジナルだが、外装のコンディションがあまりにひどいのだ。当時のオリジナルペイントはラッカー。この上に今の塗料を塗ってしまうと元の塗料と今の塗料が科学反応をおこし、きれいに塗ることが出来ない。すべてオリジナルの塗料を落としてから再塗装するとなると300万円は覚悟しなければならない。
バッテリーもついていないため、パワーウインドウの作動のチェックやトリップメーター、オドメーターが動くかどうかも確認が出来ない。
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ウォーターリザーブタンクも錆びがひどく、今にも噴出しそうな状態だ。
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普通なら軽く開く給油口のふたも錆びのために開きずらい。
最近いい車はイタリア以外のベルギーやドイツの業者がすぐに自国に持ち帰ってしまい、購入することがむずかしくなってしまった。
しかし、見ないで購入することはこういうことがあるため、決してしないのが私のポリシー。
コンテナを開けたらこんな車がでてきたことを想像するだけで恐ろしくなります。
旅費は無駄になってしまいますが、買わない決断も必要。
それにしても本当にコンディションのよいものは少なくなってしまった。

初めてのシシリーでの良い思い出は実に美味しいボンゴレを食べれたこと。
しじみのような小さなアサリとねっとりとしたオリーブオイルはシシリアならでは。
ちなみにいただいたアサリは海ではなく湖(salt lake)でとれたもの。
これほど美味しいボンゴレは初めてでした。高いボンゴレとなってしまいましたが、東京にこの車を持ち帰って仕上げる400万円に比べれば安いものです。しかも再塗装には1年もの時間を要する。

今年もあと2ヶ月と10日。これという1台だけを日本に持ち帰りたい。

  by cavallino-cars | 2014-10-17 17:05 | Comments(0)

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