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イタリアから九州へ

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イタリアからやってきた美しいFiat Dino coupe の日本での新しい住まいが決まった。
先日わざわざこの車を見るために飛行機で九州から見に来られた方から申込み金が振り込まれました。
ありがとうございます。
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期せずしてサンマリノから譲り受けた2リッターのFiat Dino spider も九州のガレージに納まっており、私が輸入したイタリアからの2台のFiat Dino は九州に移り住む。不思議な縁を感じます。
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フロントに2.4L のDino エンジンを積んだこのエレガントなスポーツクーペは12気筒フェラーリを彷彿とさせるエキゾーストノートを奏でる。ドライバーの右足でたかなるサウンドはまさに音楽だ。。
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10月10日前後には本格的な整備に入り、11月初旬には元気に九州のワインディングを走ることになる。
日本でのオーナーからのインプレッションが今から楽しみです。

  by cavallino-cars | 2014-09-30 19:25 | Comments(0)

トラブルは突然やってくる

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ドイツから輸入したgt4がオーナーに納車する直前にトラブルが発生。
まずはヘッドライトスイッチが壊れた。こちらは幸い中古のオリジナルパーツがあったので交換。
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次にハイビームにするとロービームも消灯してしまう。今まで問題なく動いていたのだが、調べてみるとリレーのショートによるものと判明。
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点検中にエアコンのブロアファンもたまに回転しない時があるのもわかった。これもオリジナルのリビルト品に交換。不思議なものでオーナーが変わる時はこのようなトラブルがでることがあります。

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今回お世話になったのは弊社のいつもだしている工場長が新たに移った横浜の二コル。
フロントももとコーンズのスタッフなので私にとっても何でも言える関係なのがうれしい。
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この都築の拠点はサービスの他、フェラーリの中古車も扱っている正規フェラーリディーラーだ。
きれいな工場内も安心して任せられる環境が整っている。

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以前もGTBを納車する直前にデスビのシールからオイル漏れがあり、床にオイルのプールができたこともあった。

古い車はこの手のトラブルは仕方がない。納車前にわかれば弊社で修理をしますが、納車後は基本的にすべてはオーナーの負担となります。クラシックと暮らすということはそういうこともすべて受け入れることが必要。自分だけの1台を持つということはそれを上回る喜びがあることは間違いない。

  by cavallino-cars | 2014-09-29 11:44 | Comments(0)

万一の時、安心なキャリアカー

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弊社では事故などでやむをえない場合を除いて、
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写真のようなタイヤをバンドで固定出来るトラックを使用している。
ホイールの穴にバンドをとおしてフロントとリアを対角線にひき、固定するトラックもあるが、追突したような場合、ホイールが動き、積載車も損傷する可能性が非常に高い。
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クラシックのような損傷したらパーツの手配も難しいものは必ず、タイヤをバンドで固定するトラックをおすすめします。
実際、過去にホィールで固定するタイプのキャリアカーに載せ、トラックが急ブレーキをかけた時に積載のlamborghini が動き、フロントを損傷したということもあった。
大切な一台です。
多少割高にはなりますが、万一のことを考え、このようなトラックの手配をおすすめします。

  by cavallino-cars | 2014-09-24 16:03 | Comments(0)

ウインドウレギュレーター交換完了

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以前ブログで紹介した308のウインドウレギュレーターの交換作業が終了した。
今回は三角窓の手前のワッシャーのアングルを変えた上、その位置も5mmほど下げた。
以前は上から見るとプラスティックのリングがモール越しにはっきりと見えていたが、調整後はご覧のようにほとんど見えなくなっている。
これで運転席側のパワーウインドウはストレスなくスムーズに上下するようになった。
現在ウインドウレギュレーターは欠品中。
これから各国に問い合わせて、見つかれば、いくつかは手元においておく予定です。

  by cavallino-cars | 2014-09-16 18:11 | Comments(0)

Viva Dino coupe!!

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先週の金曜に港から持ち帰ったFiat Dino を首都高でテストした。
Dino Coupe の総生産台数は6043台。そのうちマラネロのフェラーリ工場で作られた2.4Lのものは2414台。246と同じZFギヤボックスとガーリングのブレーキを備えるこのクーペを日本で運転するのは初めて。
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アイドリング時にシートから伝わるV6ユニットの軽いバイブレーションはフロントエンジンのフェラーリに似ている。2.4リッターのDino エンジンのトルクはすごく、どこから踏んでも力強く加速して、いっきのレッドゾーンまでよどみなく回る。
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その音はフィアットというより、フェラーリそのもので、12気筒のディトナを運転しているようだ。特に3000回転を境に音量、音質とも劇的に変化する。
目を閉じればそれはまさにフェラーリミュージックそのもの。
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246と同じガーリングブレーキの効きは素晴らしく、ディトナのようなプアーさはいっさい感じない。
一度でも70年代のフロント12気筒フェラーリを運転したことのある人なら、このサウンドの類似性はご理解いただけるはず。
かつて運転したクラシックフェラーリの212インターより、格段にトルクフルで澄んだサウンドのフェラーリ社製V6ユニットの素晴らしさは、スポーツカー好きにとってはアクセルを踏むたびに鳥肌がたつほど官能的だ。
イタリアで初めて運転した時の興奮がそのままよみがえってくる。
布製のシートの座り心地は抜群で、左右のウエスト回りを軽くホールドする感じはバケットシートに近い。
このまま何百キロも走っても疲れることはないだろう。
リヤシートの居住性の良さも特筆に価する。
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リヤフェンダーのふくらみやフェンダーアーチの美しさもこの車をさらに魅力的にしている。
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リヤのクオーターウインドウがリヤピラー部分を支点に斜め下に少しだけ開くのも面白い。
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そこから入った風はクオーターの通気口からアルピーヌのようなリヤクオーターのスリットに抜ける。
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今や同じエンジンを積んだ246やストラトスが4000万円を超えるプライスがつく中、1000万円以下で手に入れることのできるFiat Dino はバーゲンプライスにちがいない。

  by cavallino-cars | 2014-09-15 16:17 | Comments(2)

ミラノからのGTBターボ

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一月前に購入したミラノからのGTBターボも無事に積み込みが完了し、今は船積みのため保税倉庫に保管されている。
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8月初旬に引き取る予定だったが、そこはイタリア。一月のバケーションに入ってしまったため、今月初めの引き取りになってしまった。
写真はミラノでの引き取りの様子。
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運転して搬入してくれているのはミラノの自動車ショップの経営者のフラビオ氏。
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彼からは素晴らしいコンディションのキャブレターの308GTBを3年前に譲ってもらった。
今回で2台目。
掲載した写真はすべて彼からのもの。
信頼できる友人がミラノにいることは実に心強い。
ボローニャからの308とパリのミラノの2台のGTBターボは同じ船に載り、10月末に到着予定。

Grazie Fravio!!

  by cavallino-cars | 2014-09-13 13:15 | Comments(0)

Dino coupe がやってきた!!

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今年の7月20日、モデナ郊外でディノサウンドを堪能したあのDino 2.4 coupe が東京湾に到着し、本日通関がきれた。
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2ヶ月前にみた美しさはそのままで、あの軽やかなディノエンジンのサウンドを日本の秋晴れのもと奏でる。
たっぷりの水をかけ、汚れを落とし、ショールームに入れた。
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エンジンのヘッドカバーにきざまれるDino の文字はこのユニットが246と同じことを示す。
Bertone によるボディラインはフェラーリのような派手さこそないが、クラシカルな美しさをはなつ。
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インテリアの作りも秀逸で、ウッドのステアリングを握るとイタリア郊外をとばした感覚がよみがえってくる。
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マフラーカッターのメッキの美しさはご覧のとうり。ホィールはフェラーリと同じCROMODORA製だ。
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クロームメッキで縁取りされたドアの内張りの美しさはこの車のハイライトの一つだろう。ドアヒンジよりの下の部分には蹴り込みに寄る傷がつかないようにウッドパネルが貼られる。しかもそのパネルにもクロームメッキの枠がつく繊細さだ。
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マラネロのフェラーリ工場でDino の生産ラインの隣で作られたこの特別な2.4Lのcoupe はそのドライビングフィールもフロントエンジンのFerrari と呼ぶにふさわしい。
整備を終えたら、日本でのロードインプレッションをお届けしますのでお楽しみに。

  by cavallino-cars | 2014-09-12 19:48 | Comments(1)

308 のパワーウィンドウ

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76年のマラネロに近いルッカから譲り受けたファイバーグラスの308の12ヶ月点検が終わり、納車準備をしていたら突然運転席のパワーウインドウが動かなくなった。原因はモーターの寿命。
レギュレーター(モーター)を発注して中をばらすとワイヤーもささくれていた。
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この時代の仕組みは実に複雑でモーターについているワイヤーを図のようにワッシャーにとおし、下側のドアヒンジよりのワッシャーとリヤフェンダーよりのワッシャーの上の部分にウインドウが下がった状態でワイヤーをナットで窓の下に固定する。ワイヤーがモーターで引かれると窓があがり、逆回転すると窓がさがるという、何とも古典的な手法がとられる。
これでも当時としては画期的なものだったのだろう。技術者の工夫がみられておもしろい。
さて今回はモーター交換だけという簡単な問題ではすまなかった。
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ドアヒンジよりの滑車は写真のように内側にかなり曲がってついている。しかもドア内側のファイバーが変形し、窓と滑車との間が本来よりも8mmほど離れてしまっているのだ。これがワイヤーを引くモーターに負荷がかかった大きな原因だろう。
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こちらは助手席側。写真ではわかりずらいが、滑車の窓との位置は運転席側に比べ、8ミリほど近く、ほとんどウインドウにつきそうな場所につく。位置も運転席に比べると下につく。
おそらく最初から運転席側の滑車の位置は上よりについていたのだろう。
ボルトの穴を下に広げ、滑車の位置を助手席側と同じくらいに下げ、ワッシャーを加工し、ウインドウ側にちかずけ、さらに水平にすればモーターへの負荷も減るにちがいない。
このような作業が加わるので大変な作業となるのです。
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今の車のようにモーターを交換するだけなら2時間もあれば終わってしまうが、モーターにはワイヤーがもともとついており、それを滑車にはめてからさらにドアにワイヤーを固定し、何度もテストをしながら、水平に窓が上がり下がりするテストを行わなければならない。
しかも何度も繰り返しテストを行うとモーターが焼けてしまうおそれもあるので続けての作業も難しい。当時のメカニックは本当に苦労していたのがわかります。
ちなみに328になってからは下の図のように改善されている。
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K様予定外の作業に時間がかかりますがもう少しお待ち下さい。
秋のベストシーズンには間に合わせます。

  by cavallino-cars | 2014-09-11 12:40 | Comments(0)

積み込み完了

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Bolognaから譲り受けたGTBの積み込みが昨日無事に完了。
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イタリアから一路英国経由で東京に向かいます。

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イタリアは長い夏休みが終わり、9月から本格始動です。

  by cavallino-cars | 2014-09-10 13:53 | Comments(0)

bologna の308GTB

イタリアから車を輸出する場合、以前はオーナーがナンバーをはずし、陸運局にあたるPRAにもっていくだけでよかったが、今年の7月からシステムが変わり、輸出するという証明がなければ抹消登録ができなくなった。
税金を逃れるために車を輸出したと虚偽の申告をする人が多くなったためだという。
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そんな事情でボローニャからのGTBの抹消でばたばたしている中、早くも日本での新たなオーナーが決まりました。オーナーはF40 も所有される方で、すでに308を1台所有されている。
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欧州仕様の308のエンジンのピックアップのよさとシャーシのバランスのよさは秀逸で、アンダーパワー?(普通の方には十分パワフルだが・・・)のためF40 ほど気をつかうことなく、思いっきり振り回せるのも大きな魅力だ。
オーナーも非常にその点を気に入っていただいているようで、話をしていてもそうそうと共感することが実に多い。
30年以上も前にラインオフされた308は今の車とは異なり、一台ずつエンジンレスポンスも微妙に異なる。
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このボローニャからのGTBのエンジンは軽く、トルクフルで日本でキャブの調整をすませればイタリアで乗った時よりもさらにピックアップがよくなるはずだ。

今まで308gt4と208gt4の排気量の異なる同一車種をガレージに納めた方はいらっしゃるが、同一車種で年式の異なる2台をお納めするのは初めてです。

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それぞれよさのある2台ですが、エンジンレスポンスの違いや新しいショックの入った今回のGTBのハンドリングの違いも乗り比べてみれば体感できるにちがいない。

それにしても今回譲り受けたようなコンディションのGTBを見つけるのは至難の業で、足しげくイタリアに行かなければ出会うことはなくなってしまった。

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70年代の美しいベルリネッタがガレージにある喜びは、自宅にミケランジェロの彫刻があるようなもの。当時のフェラーリはイタリアの文化遺産といっても過言ではない。
ヨーロッパで308を譲っていただく家庭には数百年前につくられた家具や食器などが必ずある。
古くても美しいものを大切にし、生活の一部とする文化は素晴らしい。
けっして今では作ることの出来ない世代を超えた美しさがそこにはある。
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車も同じで当時のフェラーリには今のコンピューターでつくられた造形とは明らかに異なる輝きを放つ。
スポーツカーは速くそして美しくなくてはならないというエンツオの言葉を受け継ぐ308はドライバーをこれからも魅了し続けていくにちがいない。

  by cavallino-cars | 2014-09-09 19:27 | Comments(0)

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