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MOZZARELLA BAR obika

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今回はローマ空港内のモッツァレラバーのご紹介です。
パスポートコントロールを通過したら右のDゲートに向かいます。階段を上った右手にあります。
モッツァレラチーズはプーリアやカンパーニャが有名。
ここはカンパーニャから毎日新鮮なものを取り寄せているとのこと。
新鮮なものは本当に甘くてボニッシマです。
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私はトマトとルッコラをあわせ、ジェノバソースでいただきました。これに白ワインとパンで十分。
こちらの人はサイドにプロシュートやハムをそえていただいています。
日本にも六本木にobika は出店していますが、残念ながらこちらでいただくほどではありません。
あまり美味しいので日本にもって帰りましたが、予想どうり、1日たつとパサパサして現地での感動するような味ではありません。
ローマに行った際はお帰りに是非お立ち寄り下さい。

  by cavallino-cars | 2014-06-29 23:58 | Comments(0)

Brussels へ

アンコナの5000kmのGTBターボを見に行く予定だったが、直前になってGTSということがわかり、中止。
心待ちにしていたTさんすいません。
予定を変更してベルギーの2台の308GTBを見に行くことにした。
午後9時の飛行機を予約し、ブリュッセルに着いたのは午後の11時半。
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空港のシェラトンに泊まり、翌朝、空港から10分ほどのDassel氏の経営するディーラーに向かう。
何とオーナーは2002年私が出走したモナコヒストリックにモノポストのレーシングカーで参加していた。
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monacoクラスのレースをする人の車は間違いなく信用できるはず。
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77yのこの美しい308GTBはこのベルギーの工場でフルレストアされたもの。
マフラーはもちろんシングルパイプの当時のもの。
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シートは本来のレザーより、よりソフトなものに張り替えられている。
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上の写真はフロント右の足回り。すべてのブッシュは新品に交換され、アームやスタビライザーも美しく再塗装されている。
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塗装も部分的な補修でなくすべて塗りなおされている。日本国内で同じ作業をすれば300万円以上は確実に請求される内容だ。
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フロントバンパーは古くなると左右が落ちてゆがんでしまう場合がある。この固体もそうだったそうで新しいものに交換済み。
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走ることをこよなく愛する者には新しいショックやスプリング、それにブッシュを交換してあるこの固体はカートに乗っているような感覚でこれほど楽しい車はない。
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レストアは前後の足をすべてばらして行われている。
ショックやブッシュ、アームにいたるまで美しくレストアされている。
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ちなみにこちらはレストア前の写真。
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77年モデルのこの固体のフロントスペアタイヤセクションはファイバーと同じジップで開けるタイプのものがつく。
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エンジンフードストッパーはシングルバーで固定するタイプ。後期になると左右のダンパーショックで支えるタイプに変更される。
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エンジンフードにつくアルミ製のルーバーもご覧のような美しいコンディション。

もう一台のGTBは3階の倉庫に保管してあった。
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今年の春、イタリアから入庫したばかり。
これから下にあった308のようにレストアして販売予定だという。
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ペイントはオリジナル。
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右リヤフェンダーには細かいクラックが入り、エンジンフードはうっすらと黄色く変色しているがオリジナルのペイント。
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シートは運転席のみのドア側のサポートがひどく痛んでいる。しかし、日本のレストア技術からすれば、このオリジナルのシートを張り替えることなく新車時のようにすることが可能だ。
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助手席はほとんど傷んでいない。何といってもすべてが当時のままであることがこの車の最大の魅力。
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一部の外装と内装をレストアすれば完璧な1台になる。
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ルーフの内ばりの美しさや、
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エンジンフード裏に貼られたカーペットの状態も素晴らしい。
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こちらはフロントのスペアタイヤセクション。一度も使用されたことのないテンパータイヤが納まっている。
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メーターナセルのステッチも傷がほとんどない。
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フロントウインドウモールも一度もはずされたことのない美しさだ。
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カンパニョーロ製のアルミホィールには当時のFerrari の文字がくっきり残る。もちろんタイミングベルトや他のベルトも交換しなければならないし、ホース類、ブレーキ類も点検が必要だ。しかしこの車はイタリアで有名なリーバという最上級のボートの社長のガレージに今年まであった車なのだ。
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走行距離32500kmは実走行に間違いないだろう。クラシックカーの魅力は自分だけの一台になること。
今の246Dinoのように中も外もオリジナルがどうだったかまったくわからないようにレストアされたものとは異なるよさが308にはまだある。
この固体のように当時のままの状態で残っているものをこつこつレストアしていく楽しみは格別なのだ。
完璧にレストアされた赤の308を楽しむか、この歴史ある1台を仕上げていくのか、どちらも甲乙つけがたい。
一度でも調子のいいキャブの308のステアリングを握った者にとってこれほどスポーツカーとしてコントロールする楽しさに溢れているフェラーリはない。
レストア済みの赤のGTBを全開で高速を走れば、誰もが叫びたくなるような衝動にかられるはずだ。

自分だけの1台としてこのオリジナルコンディションのシルバーのGTBにも惹かれてしまう。
美しく仕上がったこの車が見えるからかもしれない。
世界に1台だけの愛車を希望される方は是非ご連絡いただきたい。

  by cavallino-cars | 2014-06-28 01:31 | Comments(1)

Swiss の2台の308gt4

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Swiss のOensinen にあるDealer に75yのTop condition のgt4があるというので朝9時半ローマ発の便でチューリッヒに向かう。
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チューリッヒからは電車で1時間ほど。
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車内はこんな感じです。日曜ということもあり、がらがらでした。
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途中の川や湖にはゴムボートをうかべ、水着姿の人たちが初夏を楽しんでいます。Oensingen の駅から車で5分ほどの所に目的のgt4はあった。仮設テントのような下に15台ほどの車が停められている。
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写真ではよくわからないが、雨にぬれたまま、洗車もしていない。もうこの段階で私はがっかりして、そのまま帰りたい気持ちになります。
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オリジナルではあるがトップコンディションとはほどとおい。塗装は赤に塗り替えられてあるが、
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トランクカーペットがブルーなので元色はシルバーか紺なのかもしれない。
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エンジンフードのルーバーの下には雨がエンジンヘッドに直接かからないようにフードがつくはずだが、それがない。
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フューズボードは配線がショートし、溶けてしまっている。
試乗をすれば電動ファンが回らず、OHするのは明白。
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その場でエンジンをかけるが、くすぶってきれいなフェラーリサウンドは聞こえない。
ヘッドライトのレバーはぐらぐらで中のスプリングが壊れている。
運転席のドアは内張りがパカパカ外れかけている状態。
車を手で移動させた時もリヤのハブベアリングからキコキコと嫌な音がしている。
現地価格で600万円。タイミングベルト交換や、塗装の補修、エンジンフードの裏のパネルの取り付けなどの費用を加算すると日本に輸入した場合のコストは900万円にもなる。
とてもそれ以上で売れる車ではない。
たとえどんなに安くともやはり購入することはなかったろう。
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もう一台の白のgt4は10万キロ以上走行はしているが赤のものより状態はいい。
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といっても赤のものと比べてと言う意味で、この腐食したマグホィールや疲れきったシートの座面や傷ついたボディを見ただけで日本に持ち帰っても自信を持って薦められない。
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レストアすればきれいにはなるだろうがこのような状態の車を持ち帰ることはない。自分で乗りたいと思わないものは買わない。
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日本から連絡を取り合っていた時にみた写真との落差がここまで大きいとは思わなかった。

帰りの飛行機を待つ間に空港内のカフェでペットボトルのコーラを買ったらなんと5スイスフラン。
日本円に換算すると570円。スイスの物価はかなり高い。

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ローマへの便を待っていると安倍首相を乗せた政府専用機が離陸するところだった。
2機のジャンボが到着時には駐機しており、最初の一機はターミナルに私がついた時に離陸した。
いつも万一の時にそなえ2機で移動するのでしょう。
ジャンボ2機で日本スイス間の往復はいくらかかるのでしょうか。
私たちの税金で飛んでいると思うと気になるところです。

  by cavallino-cars | 2014-06-27 11:49 | Comments(0)

ParmaのGTB

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ローマに行く途中、Parma でFiat Dino coupe を見に行った工場にたまたま個人オーナーの308GTB が修理のため入庫していた。
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価格があえば譲ってもいいということで、まずは機関系を確かめるために試乗させていただいた。
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この美しいGTBは77yモデル、走行56900kmの1オーナーカー。
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シートはオリジナルを美しくレストアしている。
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ボディに目立った傷やへこみはまったくなく、マフラーもオリジナルのシングルパイプのものがつく。
エンジンは快調そのもの。
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タイヤが92年のものがついていたのでコーナーへの侵入速度を抑えて入ってもその足回りのよさはわかる。シートベルトのアンカーのキャップもオリジナルがつく。
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スピードメーターの数字はファイバーグラスと同じセンターが抜き文字になっているダブルレタータイプ。後期型になるとコストダウンのために白く塗りつぶされた数字になる。
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フロントウインドウには新車時に貼られるタイヤ空気圧をしめすステッカーもつく。これはこのガラスが新車から交換されていない証となるもの。
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価格がイタリアでも高騰し始めたイタリアでもコンディションのよいGTBはめっきり少なくなってしまった。
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この固体のようにすべてオリジナルのものは貴重で、さらに機関系が問題ないとなるともう出会えたことに感謝するよりない。
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現在価格を交渉中。是非日本に持ち帰りたい。
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間違いなくこの308のステアリングを握ったら、誰もが魅了されるだろう。

  by cavallino-cars | 2014-06-26 18:58 | Comments(0)

Roma の2台のgt4

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モデナから南に一路、ローマを目指す。
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目的地についたのは午後7時だが、ご覧のようにまだ明るい。
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マンションに住む個人オーナーのガレージに案内され7さっそく74yの初期型のgt4を見ることに。
ホィールはセンターキャップにDino のバッジが貼られたオリジナル。
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フロントの電動ファンは本来グレーの羽のものがつくが、黄色の大型のものに交換されている。
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エアコンは室内にスイッチはあるが、
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エンジンルームをみるとコンプレッサーがついていないため、不動。
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スペアタイヤの納まるフロントボンネットは本来カバーがつき、ブレーキマスターやエキパンは見えないがカバーそのものがない。
極め付きはフロントウインドウのモールのコーナー処理だ。
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本来は写真のものがオリジナル。
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うまくつかなかったのか、L時のカバーが左右につけられていた。
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左右ドアウインドウも初期型はラバーがつかないが、こちらも改良?されている。
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リヤトランクのDino308gt4のバッジは本来は美しいクロームメッキ処理されたものがつくが、こちらもノンオリジナル。
本来はFerrari のバッジもつかない。
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ドア内張りのポケットの上部のL型の枠もネジでとめられている。本来ははめこみタイプのため、ネジでとめるようなことはしない。安易にネジ止めするような工場にだしていたとするとどんなメンテナンスをしてきたか疑わしい。
試乗するまでもなく、次のブルーの208gt4を見に行く。
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一番期待していた1台だ。事前に送ってもらった写真とは印象が異なる。フロントグリルの枠は、白っぽく変色するほど飛び石の細かい跡が残る。
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フロントバンパーは裏から見ると錆びが浮いている。
雨の少ないイタリアでは珍しい。
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長い間運転していなかったのは蜘蛛の糸がいたるところにあるのでわかる。
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私が来る前に急いで洗ったのだろう。運転席のドアポケットには塗れたタオルが入っていた。
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運転席に座ると熱線の入ったリアガラスのリヤデフォッガーのスイッチが壊れているのがめにつく。
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アンテナのスイッチもオリジナルではない。気をとりなおし、エンジンをかけたが、くすぶりぎみできれいにふけない。オーナーに聞いたところ、ガソリンが古くて腐っているのかもしれないとのこと。
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マフラーもオリジナルのシングルパイプのものから交換されていた。
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送られてきた写真ではきれいに見えた。やはり実車を確認しないと怖くて買えません。残念ながらこの車もNG。本当に良いコンディションの車に出会うことは少なくなってしまった。
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この日は土曜日。市内のカフェでゆっくりすることに。
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ボルゲーゼ公園の地下駐車場に車をとめ、スペイン広場に向かう。
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バブルの頃は買い物袋を両手に抱えた日本人であふれていたコンドッティ通りは今は外国人観光客が多い。
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この通りは決められた車両以外は通行禁止。以前知らずにレンタカーで乗り入れて違反通知が数ヶ月後にきて罰金を払ったことがあるのでご注意を。
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天気のいいローマは実に美しい。
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フォロロマーノの遺跡の隣のこの通りの先にあるマーケットは従兄弟のお気に入り。
この日も新鮮な卵を買いに行ったのですが、夏の暑い土曜日は午後には休みになるようでCloseでした。
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明日はローリングストーンズのコンサートが野外ホールで行われる。
是非行きたかったが、朝から2台のgt4を見にスイスに向かう。
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それにしてもローマには何度来ても魅せられてしまいます。こんな美しい街はない。
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  by cavallino-cars | 2014-06-26 12:35 | Comments(0)

Fiat Dino Coupe

20日ミラノを朝の8時に出発し、Bresia には9時に到着。
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目的の黒のFiat Dino coupe はすでに外にだされていた。
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内外ともレストアされ、室内はすべて張替え済みと聞いていたがそのフィニッシュは満足のいくものではなく、
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ドアの内張りはご覧のような状態。
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フロアマットは現在製作中とのことで納車時には新しいものがつくという。
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エンジンルームもどことなく埃っぽい。
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トランジスタはノンオリジナル。
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メカニックに運転してもらい、試乗するもタコメーターが何度もエンジン回転数とは関係なくはね上がる。
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磨けばよくなるかも知れないがダクトの塗装も塗りが厚く、重いイメージ。リアのサスペンションからはコトコトと音がでており、4本ともショックを交換しなければならないだろう。
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メーターナセルのウッドパネルもあとからクリアを筆で塗ったようなあとがある。
運転することもなく、もう一台のDino coupe を見に向かう。
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モデナから30分ほどの郊外のガレージの中にあったブルーのDino は最初に見た車とはまったく異なるオーラを放って出迎えてくれた。
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美しいブルーメタリックのボディは磨きこまれ、大切にされてきた事がわかる。
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内装はすべてオリジナルなのもうれしい。
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1971年製のこのFiat Dino はシートやカーペットのコンディションもBresia のものとは比べものにならないほど素晴らしい。
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メーターパネルのウッドも格段に違い、オリジナルの美しさを保っている。
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エンジンルームも一目見て、メンテナンスがされているのがわかる。トランジスタもマレリのオリジナルがつく。
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ホィールはCromdora。
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両サイドにはBertone のエンブレムがつき、そのダクトもこの美しさ。
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ドアを開けたときのアルミ製のサイドステップにもBertone の文字が刻まれる。
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Ferrari と同じ場所にあるレバーでリアのトランクを開けると美しい赤のカーペットが敷かれたラゲージスペースがあらわれる。
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深さはないがリヤシートを倒せば大容量の収納スペースを確保している。
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カーペットの下にはおそらく一度も使用されたことのないスペアタイヤとジャッキの納まる工具袋が納まる。
カバーの左右のストッパーのネジも揃っている。
クラシックの部類に入るこの手の車ではこういう細かい部品が手に入りずらいので、貴重なのです。
キーを渡され、運転席に座り、10秒ほどのクランキングの後V6エンジンは目覚めてくれた。
あの慣れ久しんだDinoサウンドがフロントから聞こえてくる。
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大きめのステアリングホィールをきってガレージからゆっくりと車をだす。
低速でもストールすることない、スムーズなエンジンはよく整備されているようだ。
シフトパターンはフェラーリ伝統の左手前が1速のパターンを踏襲する。区切られたゲージこそないが、短いストロークでカチッ、カチッと入る感じじは新車のロータスに近い。
水温が上がったのを確認し、徐々にペースをあげていく。
4000回転をこえる頃からあの官能的なDino サウンドを奏でだす。
3速、4速とシフトアップし、コーナー手前で2速まで減速すると吸い込まれるようにギヤが入っていく。
タイトベントに2速5000回転ほどで進入し、コーナーでアクセルを少し緩めただけでスーとノーズがインに入る挙動はスポーツカーそのものだ。
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エアコンこそ備えていないがパワーウインドウは標準装備だ。
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一見ソファーのようなシートは薄い座面と左右の膨らみでドライバーの体を十分にサポートする。
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スパイダーに比べると地味な印象があるが、見れば見るほど、乗れば乗るほど、エレガントに思えてくる。しかもエンジンは言うに及ばず、ハンドリングも見かけとは異なりスポーツカーと呼ぶにふさわしい。
シートはレザーより、個人的には断然、モケット製のこのタイプがいい。
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リヤクオーターにはアルピーヌのようなスリット付のダクトがつく。
フェラーリと比べるのは邪道かもしれないが、今や4000万円のDino246に対し、同じエンジンを積むこのクーペが5分の1の価格で楽しめるのはかなりのバーゲンプライスだろう。
Dino Club Italia のウォルター氏が2.4Lのクーペほど楽しい車は少ないと言っていたことが乗ってみて初めてわかった。
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この固体の今のオーナーはイタリア人の歌手とのこと。このエレガントなボディとDino のサウンドは音楽家をも何十年も魅了し続けてきたのだろう。
今回の出張中、ずっと私の頭からこのクーペのことが離れない。2ケ月後に東京で再開する日が今から楽しみでならない。

  by cavallino-cars | 2014-06-25 21:02 | Comments(1)

再びイタリアへ

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今週、再びイタリアへ行くことに。
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目的は208gt4が2台、黒の2台のgt4、赤の308gt4と77yの308GTB、
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そして5000kmのGTBturboを見に行くこと。よいものと出会えれば是非日本に持ち帰りたい。
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そしてもう一つの目的はDino club Italia のウォルター会長がお勧めのDino Coupe に乗るためだ。
このBertoneのデザインした2+2のクーペは私にとっては未知の車。
246Dino のエンジンをフロントに積むクーペのサウンドはYou tube でしか聞いたことはないが246と遜色ない素晴らしさだ。
エンジンは軽やかに回るだろうし、キーンというフェラーリサウンドはドライバーを魅了するに違いない。
今や手の届かない価格になってしまったDinoにくらべ、はるかに現実的なプライスも大きな魅力だ。
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今回はどんな出張になるのだろうか。
結果は来週末にご報告します。

  by cavallino-cars | 2014-06-18 10:00 | Comments(1)

italiaから宮崎、そして岐阜へ

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イタリアのアンコナの裕福なオーナーから譲り受けたこの美しいベルリネッタは2011年12月に宮崎に移り住む。2年間を九州で過ごした後、今年の4月に弊社に戻ってきた。
この車を見に行った時のことは鮮明に覚えている。
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天気のよい日でオーナー家族とはそれ以来、伺うたびにランチをご馳走になるほど親密にしていただいている。
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このGTBは昨年12月に前オーナーがフェラーリ正規代理店ヨーロピアンバージョンにて1年点検整備を行っている。
しかし先月末ヘッドガスケットとデスビから突然オイルが漏れ、ガスケットを交換。
ついでに交換時期は来年だが、タイミングベルトも交換することにした。
クラシックは点検していてもこのようなことが起こることがある。
しかしそんなトラブル以上に30年間をイタリアで過ごしてきた歴史ある308がガレージある喜びは格別なのだ。機械は壊れるもの。予防は必要なので点検は必要だが、壊れたら直せばいい。
それがクラシックカーのオーナーの最低条件だろう。
古いものを、自分だけの1台を、大切にするということはそういうことなのです。
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路面状況を的確に伝える細いステアリングを握り、コーナーに入っていく時の感覚はまさにスポーツカーそのもの。40年前に作られた車をモダンカーのように本気でとばす時、時代を超えた素晴らしさをこの車に感じてしまう。
30年前に新車でこの車のステアリングを握った人の歓喜の鼓動が聞こえてくるようだ。
アクセルを少し緩めた時のノーズがインを向く応答性の良さには思わず頬が緩んでしまう。
今のスーパースポーツのように決して速くはないが、車をコントロールする楽しさに溢れている。
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しかも停まった姿はエレガントそのもので、何時間見ていてもあきることのない美しさなのだからたまらない。

昨日、新たなオーナーになられる方がご来店された。初めてご覧頂き、私の運転で首都高を試乗。
F40 や何台ものスーパースポーツを所有されているオーナーの感想は想像以上とのこと。
月末には岐阜のワインディングをイタリアのように全開で走っているはずだ。

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イタリアに一度でも行かれたことのある方はそこを疾走してきた車のハンドルを握っているというだけで気分は高揚してしまうにちがいない。キャブレターの308はファイバーグラスが712台、スチールボディのGTBが2185台、GTSが3219台、合計6116台が生産された。その内欧州仕様のものは半分にも満たないだろう。
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現存するこのようなコンディションのものはさらに貴重で、本国でも出会う確率は非常に低い。
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ピュアスポーツのF40は別として市販車で運転してこれほど楽しい車はない。
エレガントさとスポーツカーの楽しさを兼ね備えた308は私の理想の1台だ。
今や同じようなコンディションのF40をみつけるより難しいのです。
458やマクラーレンのような新しいスーパースポーツもいいが、古くとも美しく、今運転しても十分エキサイティングな70年代のフェラーリは間違いなく自分だけの1台となる。そんな1台と長く暮らすライフスタイルは古きよきものを大切にするヨーロッパそのものです。
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ローマやフイレンツエの古い文化遺産の中で育ってきた彼らにはクラシックフェラーリの美しさはイタリア文化そのものなのかもしれません。

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本日、無事トランスポーターに積み込みが完了。週末には新たなオーナーのガレージに入庫する。
K様、現車を見ることなく、弊社を信用していただき、5月中旬に全額お振込みいただきましたことあらためて心より御礼申し上げます。

  by cavallino-cars | 2014-06-17 16:30 | Comments(0)

英国での308の高騰ぶり

最近の英国での308の価格の高騰ぶりには驚くばかりだ。
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すでに右ハンドルのgt4をお買いいただいたお客様からいつかは右ハンドルのGTBを購入したいと言われ、探してはいるが、なにせ価格が4年前とは比べものにならない。
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私が2010年2月に英国のバーミンガムの近くのDerbyshireのオーナーから譲り受けたファイバーグラスの東京での販売価格は700万円だった。わずか4年前。
今やイギリスにある2台のファイバーグラスの価格は12万ポンド。2040万円。
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スチールボディのものでさえ7万ポンド、約1190万円で売られている。
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gt4はどうかというとオリジナルコンディションのよいものは43000ポンド前後、日本円に換算すると730万円。
日本に輸入すれば1000万円という時代になってしまった。
308もいよいよ英国では投機の対象になってきたようだ。
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それはドイツも同じで私が以前イタリアでみた38800kmの308GTBはドイツのディーラーが購入。
ドイツでの販売価格は72,900EUR。
日本円にして1020万円。

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イタリアではここ半年あまり、GTBのキャブレターモデルはすっかりマーケットから姿を消してしまった。
たまに出てもコンディションのよいものはあっという間に売れてしまう。

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クラシックフェラーリは今の車にはない手作りの美しさに溢れている。
その美術品のような車のアクセルをひとたび踏み込めばコックピットはキーンというジェット機のようなサウンドで満たされる。
コーナーをクリアした時の叫びたくなるような衝動はまさにフェラーリそのものだ。

上がりゆく株価をみて胸算用するように、ただガレージにしまい値上がりを待つ投機目的のオーナーが増えているのは間違いないだろう。
英国ではもちろん、日本国内でも大手外資系金融機関がクラシックカーの過去20年ほどのデータをまとめ、これほど確実な投資はないと扇動しているとの噂も聞く。

本当に運転の好きな方にとって308は非常に魅力的な車であることは間違いない。
私も2009年にgt4に英国で乗り、いまだに魅せられ続けている。
過去に乗ってきたDinoやDaytona は美しいがどこかもてあますようなところがあった。
しかし308はGTBもgt4も見て麗しく、乗るたびにこれほど楽しいと思える車は他にない。
最新のV8Ferrari が3000万円することを考えるとそれでも308はその1/3ほどだが、車をコントロールするスポーツカー本来の楽しさではモダンフェラーリを上回る。
246やLussoのように車本来の価値を大幅に上回るような価格にならないことを願うばかりだ。

  by cavallino-cars | 2014-06-12 22:04 | Comments(0)

うれしい便り

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4月の末に大阪に納車したDino208gt4 のオーナーから先日メールをいただいたのでご紹介します。

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208gt4の注目度はすごくて、立ち止まる人や、わざわざ店から出てくる人など、たくさんの人をひきつけているのを感じます。
運転してはエンジンは良く回るし、音色もいいし、とても満足しています。

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調子よく走っているようでうれしく思います。
この車を譲ってくれたDaniele さんにも感謝します。
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何より大阪からわざわざご来店いただき、購入していただいたMさんが一番この車の素晴らしさをわかているはず。
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時代を超えた美しさは人を惹きつけます。
はるかイタリアからこの1台を輸入して良かったと思える時です。

  by cavallino-cars | 2014-06-11 13:17 | Comments(0)

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