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74y Dino308gt4 series1

2月21日成田発BA6便でロンドンヒースロー経由でフランクフルトへ向かう。
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今回の目的は74年初期モデルの308gt4。
目指すはフランクフルトから南に240kmの、Emmendingen という小さな街。
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アウトバーンをホッケンハイム、バーゼル方面に向かう。
フランクフルトから2時間半で目的地に到着した。
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紺メタリックにブルーのベロアのシートのこのgt4は以前輸入した初期型のものよりもさらに古い。
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フロント左右に装備されるCARREROのフォグライトもオリジナルのものがつく。
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リヤのトランクのカーペットはこれがオリジナル。染みや汚れのない状態だ。
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フロントセクションのスペアタイヤが収納される部分は初期型のみが写真のようにビニールレザーがはられたものがつく。後期になるとこちらに較べると素っ気無いプラスティック製のものに変わる。
これは助手席前のダッシュボードにつくグローブボックス。
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初期型のみがこの中にヒューズボックスが内臓されている。蓋の裏にはバニティーミラーがつくのも初期型の特徴。サンバイザーに鏡がつくのは後期モデルからだ。
唯一気に入らなかったのは16インチのホィールがついていることだったが、オーナーに確認したところ、オリジナルの14インチも所有しているとのこと。
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そのホィールに付け替えることを条件に譲ってもらうことにした。
gt4の売り物は私が輸入し始めた頃とはまったく異なり、ほとんど市場にでてこなくなってしまった。
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ましてやフロントにDinoエンブレムのつくシリーズ1に関しては市場にでることが珍しい。以前譲り受けた赤のものは3年前だった。
しかもオーナーはこの町から20分ほどスイス国境よりのFreiburg という街だ。
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3月初旬には英国から船積み予定。

  by cavallino-cars | 2014-02-24 20:12 | Comments(4)

冷間時のキャブレターエンジンの始動方法

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キャブレターの308のエンジンをかけるにはまず一度アクセルペダルを床まで踏み込み、ガソリンを燃焼室にいれてからセルを回すというのが一般的だが、私はあまりお勧めしない。ロータスやアルファに比べフェラーリはセルを回すだけでかなりの量のガソリンがキャブから噴出すからだ。
床まで踏んでしまうとまず間違いなく、プラグはガソリンでビショビショになり、エンジンをかけるのに苦労する。
セルを回しながら、人を呼び止める時に相手の肩を手でポンポンとたたく程度にアクセルを煽るのが一番。
この方法だとセルを5秒から10秒回し続けていれば、初爆がおこり、エンジンは目を覚ましてくれるはずだ。
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ちなみに私はチョークは使用しない。チョークをひくとアクセルとは別の回路から大量のガソリンが燃焼室に自動的に注ぎ込まれる。
これもかぶりの原因になりうるからだ。万一チョークを使用した場合でもエンジンがかかったらすぐに戻すべき。引いたままにしていると大量のガソリンが継続的に送り続けられることになる。

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しかし万一プラグをかぶらせてしまったら、JAFを呼んでトランクよりの4本のプラグをはずしてもらい、金ブラシなどでカーボンをおとして再度取り付けてエンジンをかけるのが一番。自分でも出来ないことはないが、プロに任せたほうが安心です。
本来はシートよりの4本のプラグも同様にはずして8本すべてのプラグを乾かしてから再び装着し、エンジンをかけるのがいいのだが、特殊工具がないと奥側のプラグはとれない。
経験上、かぶっているだけなら、片側4本だけでも掃除するか、交換すればまずエンジンは始動する。

昨日、お客さんからどうやらかぶらせてしまったらしいという連絡があり、バッテリーをもってお伺いした。まずはバッテリーをジャンプしてトライするがセルは回るがかからない。
フュエルポンプのリレーやヒューズも問題なし。
JAFにきてもらい手前4本のプラグをはずして掃除をし、再び取り付けて試みる。残念ながら来てくれたJAFの車にはカーボンや油をとる金ブラシもパーツクリーナーもなかったので完璧には綺麗にできなかったせいもあり、2回ほどかかりそうになったが初爆がおきない。
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これは308のものではないが、左が新品のもの。右がカーボンが付着しているもの。火花がとぶところの下の部分が新品は真っ白なのがわかる。ここに黒いカーボンがつくと本来スパークする部分の火花が付着したカーボンにも飛んでしまうため発火力が弱くなってしまうのだ。トランク内の純正工具には新車時に備品としてChampionのプラグがついてくる。捜してみたら1本だけ残っていた。端子は白く粉をふき、プラグの根元の六角部分は錆ている。しかし端子は新品そのもの。
もう一度4本のプラグをはずし、クリーニングし、この新品プラグをつけて再び試みたら見事にかかった。
最初の数分は3000回転ほどアクセルを開けてくすぶるエンジンをなだめながら回すだけでカーボンもとれ、あっという間に本来の調子を取り戻した。

念のために申し上げるが、一度暖まっているエンジンを再始動する時にアクセルべダルを床まで踏んでしまうと間違いなくかぶってしまうのでご注意を。

308のオーナーの方には用心に予備のプラグを車に入れておくことをお勧めします。
(NGK7番、またはChampion7番)

  by cavallino-cars | 2014-02-23 22:05 | Comments(0)

1977y 512BB on the road

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今日、キャブレターの調整を終えたBBを初めて公道で走らせることになった。
イグニッションをオンにするとキーンという電気的な音がコックピットにひろがる。
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さらにキーを回し、セルをまわすと少し長めのクランキングの後、ティーポF102B水平対向12気筒エンジンは目覚める。チョークを引くことをあまり好まない私はそのままアクセルを少しだけ開き、1000rpmに回転を保ちながら、数分間アイドリングをするうちにエンジンは安定する。

カーグラフィックの記事ではスムーズな発進には最新のペダルワークを要求されるとあるが、フェラーリのマニュアル運転の経験がある方ならゆっくりクラッチをつなげば、スルスルとBBをスタートさせることができる。

但しこの固体だけかもしれないが、308のようにアクセルは軽くない。不用意に踏み込むと思いのほか多くのガスをキャブに送り出してしまう。その意味では注意が必要だろう。

オーナーが一昨日来店された。コックピットに坐り、エンジンをかけてアクセルワイヤーが渋いので見て欲しいというのが納得できる。

このBBのオーナーは、328、348spider, mondial-t,testarossa,456,430,599と7台ものフェラーリを乗り継いできたフェラリスタで、今回599の他に新たにキャブのBBを購入された。

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70年代の車にはモダンカーにはない独特の美しさが溢れている。

120L の大容量のガソリンタンクを満たし、首都高に向かう。BBの2速の守備範囲は恐ろしく広く、20kmから120kmまでをカバーする。ほとんど2速ホールドのままでことたりてしまうほどだ。
高速に入るとBBはその本領を発揮する。
昨年末、購入時には足のバタバタした感じが気になり、BBにしては歩くような速度で工場まで運んだ。
メカニックにみてもらったところ6本のショックはすべてだめで、リヤの4本は新品に、フロントの2本は欠品のためオーバーホールを実施。その結果乗り心地は歴然と変わる。
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コーナー手前でのブレーキングでノーズはダイブし、そのままクリップをとらえ、リアのショックは滑らかにストロークするのがわかる。キャブ調整を終えたBBのレスポンスは素晴らしく、特に4000回転を超えたあたりからの湧き上がるような加速は圧巻で、今まで乗ったどのBBよりも官能的だ。
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アクセルのオンオフで明らかにノーズが上下するほどこの水平対向12気筒エンジンは意外なほど繊細に反応する。
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3速でまわるコーナーで一度だけテールをブレークさせたが、308と異なり、明らかにテールヘビーな挙動をしめした。2004年製の古いタイヤを装着しているためにアクセルでの挙動のコントロールが難しい。東名高速に入り、気がついたのはある速度域でハンドルに伝わるバイブレーション。タイヤの老朽化か、フラットスポットによるものかもしれない。ホィールバランスも納車前には点検することに。

これから板金工場でリヤのテールレンズを新しいものに交換し、フロントフードのアルミグリルのアルマイト塗装、及びフロントグリルのリベットでとめられているナンバーステーを取り外し、その穴を埋める作業をする。

その間に新しいタイヤを手配する予定だ。雪のため2週間ほど作業が遅れたが、来月中にはオーナーのガレージに納まることだろう。

37年前のこの美しいベルリネッタは痛快そのもの。599に比べそのパワーバンドは圧倒的に狭いが、手作りのよさと70年代のF1 の良き時代を思わせる独特の雰囲気に溢れている。

  by cavallino-cars | 2014-02-21 22:46 | Comments(0)

Linate からの308GTB

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昨年ご契約いただき、全額ご入金いただいていたイタリアから来た308GTB がお客様の急な転勤のために、再び弊社に戻ってきた。
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ETCはもちろん、お客様のご希望でミシュランのオリジナルのニュータイヤをつけたばかり。
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イタリアに行ってもこれという308がない中、貴重な1台。

本日よりネットにでておりますのでご興味がある方は是非ご覧下さい。

  by cavallino-cars | 2014-02-20 13:15 | Comments(0)

LivornoのGTBターボ積み込み完了

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昨日、リボルノで譲り受けた2オーナーのGTBturbo が無事にトラックに積み込まれた。
当日は生憎の雨だったが、弊社が使うのはご覧のようなトラックなので安心です。
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これから一路英国に向かい、既に引き取りのすんでいるgt4と同じコンテナにつまれ、日本に向かう船に載る。
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3月には青海の埠頭に着岸する予定だ。
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数十年をイタリアで過ごしてきた2台が初めて日本にやってくる。

  by cavallino-cars | 2014-02-05 19:06 | Comments(0)

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