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運び納め

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2013年最後の一台、89年のGTBターボがモデナからトラックに今週の月曜日に積み込まれた。
早ければ年内の日本行きの船に載せられる予定。クリスマスシーズンに入るとすべてが遅れるヨーロッパなので2014年にずれ込む可能性は大きいかもしれない。
また一台素晴らしいコンディションのGTBturbo が日本にやって来る!

  by cavallino-cars | 2013-11-29 15:24 | Comments(0)

classic Ferrari を所有するということ

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308gt4や308GTBを取り扱うようになって4年以上になる。
あのキャブレター独特の加速感や、美しいボディスタイルなどその魅力を数え上げればきりがない。
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ヨーロッパで数十年を過ごしてきたその車の歴史を引き継ぐ喜びも感じる。
そんな車が自分のガレージにあることだけでわくわくする。
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しかし30年以上も前の車なのでトラブルも当然でる。旧車との付き合いはそれも覚悟しなければならない。オルタネーターが壊れ、高速道路で止まってしまった事もある。電動ファンが故障し、水温が急上昇して高架下で2時間もキャリアカーを待ったこともあった。トラブルの発見や予防のためにも定期点検の実施は欠かせない。
それでもその1台に魅せられているからこそ、例えトラブルがでても治して完全な状態で楽しむのだろう。
それを超える喜びが308にはある。
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私に出来ることはヨーロッパに現存するオリジナルコンディションの状態の良いものを日本に持ってくること。
基本整備は行うが、その後のリスクはオーナーが負うこととなる。
ノントラブルで何年間も過ごす車もあれば、不幸にして途中でトラブルがでるものもある。
それは販売時には分からない。ミッション、クラッチ、デフなどをばらしてクラックテストをすればいいのかもしれないが、そんな整備は不可能で、もし行えば今よりもかなり高額な販売価格になってしまうだろう。
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以前モナコヒストリックにでるために1955年のロータスを購入した。2年前に実際にモナコで走った実績があり、クライブチャップマン率いるクラシックチームロータスで整備もしてあるということだった。
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購入して初ドライブで首都高で止まり、エンジンをフルオーバーホールしなければならなかった。
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もちろん仲介業者は何もしてくれないし、何も期待はしなかった。
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今扱っている308はそれより22年ほど新しいが基本は同じ。御殿場で購入したロータスと大きく異なるのは納車前にはフルスロットルで飛ばしても問題ない状態で納めていること。すべての車両は私自信の手でドライブして、問題ない状態を確認後に日本での新たなオーナーのガレージに納まる。
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しかしその後のトラブルはオーナーの自己責任というのがクラシックカーを所有する基本だ。
そのためにも水温計、油音計などの計器をまめにみたり、ミッションの入りやブレーキの片効きがないかなどを日ごろから気にかけて運転することがのぞまれる。異常を感じたら大事をとってキャリアカーで近くのディーラーに入庫することをお勧めする。
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古いものを大事に、そして古い車を飾りもののように眺めるのではなく、新車のように飛ばせるコンディションに保つからこそ価値がある。人生は一度だけ。
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こんな素晴らしい車を運転しない理由がどこにあるのか。
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イタリヤの宝石のような308に血液を流し続けることこそ、オーナーの使命のように思う。

  by cavallino-cars | 2013-11-27 20:44 | Comments(0)

タイヤ空気圧の点検の薦め

友人の元1ドライバーのエリックコマス氏と日本でのミレミリアに出場した際、彼が運転中に左リアのタイヤの空気圧が少しへっていると言われ、メカニックに確認させたところ0.3キロ他より低く、スローパンクしていることがわかった。
F1driver のような感覚の持ち主はまれで通常では気がつかない。だからこそ日常の空気圧の点検は大切。
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2週間ほど前に昨年5月末にマントバから輸入した208gt4のオーナーが1本だけ空気圧が低いことに気がつき、タイヤ屋にもちこんだ。
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するとホィールの内側のリムが欠損してエアが漏れているのがわかった。乗った1日後に気がついたとのことなので走行中にポロポロと落ちたのかもしれない。これだけの長さが一度に落ちたのならF1driver でなくとも気がつくはずだ。

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欠損した断面を見てみると黒くなっているところがあり、徐々に腐蝕がすすんだ末にとれたものと思われる。このホィールはタイヤ屋さんによれば軽さからみてもマグネシューム製だろうとのこと。
何年も前の小さなクラックに水がシミ込み長年の間にもろくなってしまったに違いない。

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イタリアから輸入した時にはいていたマグネシューム製のホィールに何らかの力が加わり、目視できないようなクラックが入り、腐蝕がすすみ、割れたものと考えられます。今まで何十台も輸入してきましたが、こんなことは初めてです。

オリジナルのホィールは文献によるとアルミダイキャスト製でCROMODORA のものは刻印が入り、カンパニューロ製のものは黒いシールが貼られている。

但しリペイントされたカンパニューロ製ものはシールがとれているため、社外の軽いマグネシューム製のものと区別がつかない。ホィールの修復業者によるとカンパニョーロ製のものはマグネシューム製とのことだ。今回のケースは実にレアケースにちがいないが、こういう可能性もあるということをオーナーは心得ておくべきだろうと思い投稿することにした。

いずれにしても日常のタイヤ空気圧の点検は必ず行った方がいい。

  by cavallino-cars | 2013-11-26 15:16 | Comments(2)

Roma 散策

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ローマの町は歩いているだけでわくわくします。
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こんなちょとした裏道も美しいのがこの町の特徴。

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ここは今ローマっ子に1番人気のジェラテリアGrom。
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日本にも出店しているらしいです。
卵白のジェラートが最高でした。

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こちらは数ヶ月前にモンテゼモロ氏家族と従姉妹が遭遇したピアッザのカフェ。
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のんびりとすごすローマの休日です。

  by cavallino-cars | 2013-11-22 02:35 | Comments(0)

エウルのCaffe Palombini

土曜に全ての予定を終えてローマに従姉妹を訪ねた。
今回の出張は見る車も少ないので比較的のんびり。ローマのオフィス街、エウルに向かう。
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ここは1942年の万博のためにムッソリーニが建築させた四角いコロッセオと呼ばれる建物が有名。

さすがに本家のコロッセオとは比べると見劣りするが、美しい建造物であるには違いない。モダンフェラーリとクラシックフェラーリの違いといったところでしょうか。

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その側にあるCaffe PALOMBINI が従姉妹のおすすめ。
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朝から日曜日はローマの人たちでいっぱいです。
カプチーノとプティケーキをカウンターでいただきました。
Buono!!

  by cavallino-cars | 2013-11-22 02:26 | Comments(0)

Buona jornata !

11月イタリアは白トリフの季節が始まったばかり。
今回はアルバの取れたての白トリフのリゾットをいただきました。

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チキンのブイヨンの入った、パルメザンチーズとあえたリゾットにはカリッと揚げたクルトンのようなパンがいくつか混ぜ込まれており、その食感がさらにリゾを美味しくしています。

お皿の回りの4本のラインはフォンドボー。上にたっぷりかかっているのが白トリフです。香りがお伝えできないのが残念!面白かったのはぶどうが4つ切りにしてのっていたこと。意外にあうのでびっくりです。

  by cavallino-cars | 2013-11-22 02:04 | Comments(0)

Dino Club italia

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今回の出張のもう一つの目的はDino club Italia の会長のウオルター氏とお会いすることだ。
先月Fiat Dino spider のデファレンシャルを譲っていただいたご縁で知り合えたのだ。
当時はDino Club の会長とは知らずにローマの従姉妹に連絡してもらい、譲っていただいたのがきっかけ。
彼は将来Dino のミュジアムを作りたいとのこと。246をはじめ、Fiat Dino 2.4 spider, dino coupe など何台ものディノを所有している。Bergamo にお住まいの会長との時間は実に貴重なものとなった。
彼のパーツのストックは素晴らしく、英国のショップで決して見つけることの出来なかったものが目の前の箱の中にあったのには驚いてしまう。

こういう出会いは大切にしたい。

  by cavallino-cars | 2013-11-22 01:54 | Comments(0)

79y 308GTB

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モデナに来たもう一つの理由は79年製の走行45000kmのキャブレターの308GTBを見るためだ。
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マフラーはオリジナルのシングルパイプのものがつき、しかもそのコンディションは写真のように新品のように美しい。
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フロントに回るとグリルの中には本来ないドライビングライトが埋め込まれている。グリル内に埋め込まれるのは308のQVからでキャブのこの時代ではバンパーの下に吊り下げられるタイプが純正だ。

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インテリアを見ると一見きれいだが、ドアパネル、肘掛、ダッシュボード、シートは張替えられており、オリジナルはセンターコンソールとルーフ、サンバイザーのみ。
ステアリングもノンオリジナル。
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シートだけならわかるが、すべてが張りかえられているとなると前の状態がまったくわからないので買うには相当不安が残る。

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サンバイザーを下げてみると、バイザーにつくボタンが革ごととれ、ルーフについている。
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308のサンバイザーを下げる時は中央のボタン部分の両端に指をいれ、丁寧にボタンをはずさないとこうなってしまう。こういう状態のものでダッシュまで張り替えてあるとなるともう購入する気持ちが失せてしまう。

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エンジンフードオープナーのシルバーのレバーを囲むプラスティック製のカバーにもクラックが入っている。

全体的には綺麗な固体なのだが、細かい所で気になるところが多い。そういう時は迷わず購入しないのが私のポリシー。

出来るだけ当時のオリジナル部分が残っているものが好ましい。それでこそコックピットに坐った時に30年前に初めて同じシートに坐った人のことを思いながらフェラーリの歴史をそしてイタリアで30年以上も過ごしてきたということが肌で感じられるのだ。それがヨーロッパからもってきた308を所有する喜びのひとつでもある。

こういうオーナーによるモディファイやレストアはそれなりに思いは込められているには違いないが、自分では所有する気持ちにはなれない。14インチのオリジナルホィールから16インチにインチアップされたホィールも個人的には好ましくない。

今まで輸入した308に比べるとどうしても見劣りしてしまうのだ。
残念だが今回はGTBturbo 1台のみ。とは考えずに素晴らしいGTBターボを持ち帰ることが出来た幸運に感謝するべきだろう。それほどコンディションのよいものは少なくなってきているのです。

  by cavallino-cars | 2013-11-22 01:34 | Comments(0)

フェラーリの聖地、モデナからの89年GTBturbo

今月8日の金曜日、朝6時25分羽田発のBA8便に乗り、ロンドン経由でミラノに向かった。
目的はモデナにある89y GTBturbo と 79y 308GTB の2台のフェラーリだ。

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前回見たモデナの87年の72500kmのGTBturbo は革製のフロントダッシュボードが熱でつれていた。翌週には張替える予定とのことだったので交換後にみせてもらい購入する予定だった。
しかし、3週間が過ぎても直されることはなく、そのままの状態で購入してくれないかとのオファーがきた。
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エアコンの噴出し口には308用のリングがつけられており、内側の状態がわからない。つれた部分を隠すために308の大きなリングをつけたのだろう。そのままの状態で購入する気にはどうしてもなれず断念した。

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今回は年式も新しく走行距離も41,500kmと少ない。
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2オーナーのこの車にはオリジナルキーはもちろん、スペアキー、マニュアル、メーカーの新車時の保証書、マニュアルケース、そして万一ウインドウを交換した時にサンドブラスで車台番号を打刻するためのプラスティックのプレートまで全てが揃っている。

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内外装とも申し分ないコンディションのGTBターボは久しぶりに出会った。ただ一点残念なことは当時のオプションのエアコンがついていないことだ。そのことを加味しても、こんなコンディションのGTBターボに出会うことはまずないだろう。赤のカーペットも、染みひとつない実に美しい状態だ。
総生産台数308台のうちこれほどのGTBはごくわずかしか現存しない。
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その希少性からくらべれば、エアコンがついていないことは大きな問題ではない。

エアコンは日本に来てから装着することも可能だからだ。すでにコンプレッサーやブラケットは見つかっている。以前スイスから輸入した308のファイバーグラスにはエアコンがついておらず、日本に来てから装着した経験もある。

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エンジンフードの熱抜きのルーバーも染みのない実にきれいな状態。
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インテリアの状態はこれ以上は望めないというほど。ヒーターと噴出し口を表示する液晶パネルもすべて作動する。

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ヘッドライト回りの塗装もオリジナル。
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エンジンルームもクリーニングを済ませたような綺麗さだ。

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あのブラックホールに吸い込まれるようなGTBターボの加速は328や348、355のオーナーは目がついていかないほどで、初めてこの車をドライブする方はアクセルを全開で踏めるようになるまでかなり時間がかかる。
ガレージに貴重なGTBターボがあるというだけでわくわくしてしまうのに、モデナからやってきたとなればなおさらだろう。

日本到着は2014年の新春。新年の最初に入港するに相応しい一台だ。

  by cavallino-cars | 2013-11-20 19:12 | Comments(0)

458入庫

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今月納車となるF12の下取りとして真紅の458が今週入庫した。
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フェラーリ伝統の90度V型8気筒の最高出力は578馬力。デビュー時には国際エンジンオブザイヤー賞でベストパフォーマンスエンジン部門と4リッター以上のベストエンジン部門で2つの賞を獲得している。

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シャーシ、エンジン、サスペンション、ボディは全て総アルミ製で巨大なボディの総重量をわずか1380kgにおさえている。その加速は息をのむほどで、F1の加速はこんな感じではないかと思わせるほどのGをドライバーに与える。
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床までスロットルを踏み続けるとあっという間にエンジンはふけきり、リミッターにあたるため、オプションのシフトタイミングをLED点灯で知らせるシフトフラッシャーはスポーツドライビングを楽しみたい方には必要装備だ。
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ATモードでコーナー手前でフルブレーキングをするとまるでF1のようにダウンシフトを繰り返す。クリップをこえてからの全開での加速はまさにレーシングカーそのもので7速まで全開で踏み続けることは公道では不可能だろう。
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2009年12月のTop Geer誌では素直でコントラーブルな操縦性を備えるというコメントがあるが、この車を首都高やワインディングでドリフトさせるようなスキルのあるドライバーはほんの一部のレーシングドライバーに限られる。

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車をコントロールする喜びというより、驚愕ともいえる体感したことのない加速を楽しみたい方にはこれ以上の車は存在しない。あのF40でさえこの車の後に運転するとこんなに遅かったのかと思えるほどだ。
しかも458は低速ではメルセデスのSクラスなみの快適さも備えている。

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ステアリングに埋め込まれたウインカーユニットやワイパースイッチも慣れてしまえば使い易いことこの上ない。
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F1のテクノロジーが満載された458はクラシックの308とはまったく別の魅力をもつ車だ。

  by cavallino-cars | 2013-11-16 11:31 | Comments(0)

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