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半年ぶりに出会えたgood condition のgt4

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前回のイタリア出張で買ってもいいと思えるgt4に出会えたのは実に半年ぶり。
そんな事情を知ってか、ブログを愛読してくださっている方から今日、仮契約の申込金をお振込みいただいた。ありがとうございます。

gt4は私を308の魅力に引き込んでくれたきっかけになった記念すべき車だ。4年前に個人的にも所有していたが、どうしても譲って欲しいと懇願され、手放した。その方は今やすっかりgt4に魅せられ、208と308の2台を所有されている。

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今回の208gt4は買い手がつかなければ、自分で乗ろうと思い購入してきた。
オリジナルコンディションのものが少なくなっている中、貴重な1台だ。

日本到着は年末、新春には元気に大阪の街を走ることになる。
また一台、イタリアを走り続けてきた珠玉のgt4と日本の新たなオーナーとの蜜月の日々が始まろうとしている。

  by cavallino-cars | 2013-10-31 18:16 | Comments(0)

叫びたくなる衝動

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みなさんは車を運転していて叫びたくなるような衝動にかられたことはあるだろうか。

美しい車はたくさんあるが運転して楽しい車は限られる。
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デイトナはあの圧倒的加速に魅せられても、重いハンドルと、プアーなブレーキという欠点がある。
ルッソはエレガントだが、スポーツカーの醍醐味にかけるし、275は美しすぎるグラマラスなボディは見飽きないが、残念ながら遅い。
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BBに関しては、そのスタイリングに惹かれても、アクセルを踏んだ時のもたつきはGTカーそのもの。ビルヌーブがBBではなく、308をフェラーリからもらって乗っていたのも頷ける。

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今まで多くのスポーツカーを運転してきたが、コックピットで叫びたくなったクルマは2台。
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F40 と308 のキャブレター車だ。
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40の圧倒的加速の凄まじさは当時ではずば抜けており、そのレーシングカーを運転しているような感覚は他のどの車でも味わえないものだった。ルーフ社のイエローバードも加速ではひけをとらないものの、ターボのブースとがかかるエンジン回転数が40の3500回転から始まる40に比べ、4000回転と遅く、シフトアップが忙しく、40の方がよりハンドルに集中できたことも大きい。
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そしてもう一台は308だ。あの細いステアリングから伝わってくるコーアンリング中の路面状況、タイヤの接地感、そして何と言ってもスロットルを踏むミリ単位の動きにリニアに反応するエンジンのレスポンスの良さ。
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コーナー手前でダウンシフトをし、フロント荷重のまま、ブレーキをゆっくりはなしてコーナーに侵入すると、アクセルコントロールで自在にノーズの向きを変えられる楽しさはスポーツカーそのもの。
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これほど美しくそして楽しい車はない。

現代の車には最新の技術が網羅されている。前車に追随して走るディストロニック機能は一定の距離をおいて走り続け、前車が止まると自動的に停止する。ドライバーが不注意でレーンを外れるとステアリングが振動するレーンアシスト機能。どれもが素晴らしいとは思えるが、叫びたくなるような興奮はない。

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モダンスポーツカーも同様で、その圧倒的な速さには魅せられるが、車をコントロールする喜びに欠ける。
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あの液晶パネルのスピードメーターがかっこいいという方は何人おられるのだろうか。
最新のマセラッティのメーターはクライスラーの液晶パネルが採用された。

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そういう時代だからこそ、308のコックピットに溢れる、手作りの内装の質感がいっそう良く思える。
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ハンドルも458やF12のオプションのLED付きのカーボン製のものではなく、手巻きのレザーで包まれたMOMO製のステアリングに魅かれるのです。

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どんなに技術が進化しても、2度と作れないこのような車が1台ガレージにある生活。レーシングカーのような大きな排気音を轟かせるモダンスポーツにはないエレガントさが308GTB や308gt4 には溢れている。
ヨーロッパの大地を疾走してきた308が自宅にある喜びは格別です。

  by cavallino-cars | 2013-10-26 11:29 | Comments(2)

やっと入手できたデフギヤ

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今年の8月14日に大井埠頭で引き取ったFiat Dino spider は工場でデフオイルを交換した際、小指のつめほどの金属片がポトリとでてきた。
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念のためディファレンシャルをばらしてみるとギヤが欠けているのを発見。
さっそく海外に問い合わせてみた。ドイツのサイトにはアッセンブリーがあったのだが、連絡しても返事なし。
結局イタリアの知り合いに相談して3週間後にミラノのそばで見つけることが出来た。
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ローマの従姉妹にお願いして取りに行ってもらうと売主はDino club Italia の会長さんでした。
本業は工業機械を作られている会社のオーナーで、個人では2.4リッターと2リッターのDino を所有。何とフィオラバンテ氏とも親交があるとのこと。お会いするまではそんなことは一言もおっしゃらないのがイタリアらしい。
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次回のイタリアでのDino のイベントには是非来て欲しいとのお誘いをいただき、貴重なDino Club Italia のオリジナルキャップとポロシャツをいただきました。
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それにしてもイタリア人のクラシックカーを所有する方はモダンフェラーリにはまったく興味がない。ガレージには70年代の車ばかりです。しかもそのどれもが美しい。
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こちらはレストア中のDino coupe。車だけに限らず、古いものを大切に維持する姿には感動します。年配の紳士が子供のように目を輝かせて車を語るのを見ていると美しいものを愛するイタリア人の国民性を感じます。

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308を輸入し始め、4年になります。今年になってからは良い車を求め、毎月、イタリアに行きました。
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観光でまわるようなところではありませんが、どこも美しく、美術館で暮らすような生活にふれるたびに、イタリアが好きになっていきます。
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そこで知り合った多くの方こそ今の私の財産です。
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年末までにはショールームに並ぶDino spider や308はそういった多くの方と私を支えてくれる国内のメカニックとボディショップ、そしてマテックスの千葉さんたちのサポートによって新たなオーナーの下へ届けられていくのです。

  by cavallino-cars | 2013-10-25 16:02 | Comments(0)

chassis#12102 トラック積み込み完了

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イタリア時間の午前10時15分、ミラノ郊外で譲り受けた76yDino208gt4 が無事にトラックに積み込まれた。すでに引き取り済みのアンコナからのAlfa romeo spider とともに英国から40フィートのコンテナに積み込まれ、今月末の船で日本に向かう予定だ。
初めてのアルファと半年ぶりのgt4。今年日本での最後の通関はこの2台で終了。
今年も残すところ後2ヶ月。月日のたつのが年をとるにつれ、早く感じられます。
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皆様にとってはどんな1年でしたか?私はこれほどイタリヤに行った年はなかったです。
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私が譲り受けた車たちが日本を走っていることを心から嬉しく思います。
そしてすこしでもイタリアの文化が日本での新しいオーナーを通じて、多くの方々に伝わればと願います。

  by cavallino-cars | 2013-10-24 19:15 | Comments(0)

lainate からのGTB

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昨日、マテックスでの作業が完了した308GTB を引き取り、ショールームへ回送した。
中野から浅草までの10kmほどのドライブはミラノ郊外で試乗してから初めて。
F106というコードネームで呼ばれるV8engine はいつ乗っても刺激的だ。わきあがるトルク感と当時の圧縮比の高いエンジン独特のレスポンスとシングルパイプの奏でる排気音は格別で、33年の時をきざんだ今でも感動せずにはいられない。
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欧州仕様の308を乗ると、328や348は言うに及ばず、355やモデナでさえもエンジンレスポンスがもの足りなく感じるほどだ。
さらにモダンフェラーリとはことなり、37年前にデビューしたこの308は、現存するものはすべて微妙に異なる。それぞれが過去のオーナーによって再塗装されたり、メカニカル的にも手が加えられ、同じ固体がないことも大きな魅力かもしれない。
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まさに自分だけの1台。ミラノ郊外に住む、企業専門の弁護士のガレージに長年、住み続けたこのGTBのエンジンレスポンスは抜群で、ファイバーグラスなみの加速をほこる。
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戦前のクラシックとは異なり、おもいっきりとばしても現代の車にひけをとらぬばかりか、車をコントロールする楽しみはモダンフェラーリをも上回る。エアコンも装備されたGTB のコックピットはクラシックの中にも快適さが共存する実にエレガントな空間。いまだに308は私の理想の1台だ。

  by cavallino-cars | 2013-10-23 22:24 | Comments(0)

納車前のマテックスでの最終整備

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弊社の取り扱うクラシックフェラーリの最終整備はマテックスの千葉さんに委ねられる。
それはレストアのようなクリーニング。
ここでの作業終了時には全てのフェラーリはモデナの工場出荷時を彷彿とさせる姿に蘇る。
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まずはバフの角でボディに傷をつけないように丁寧なマスキングから始まる。再び取り付けるためにワイパーブレードの位置もウインドウにマーキングしておく。
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それが終了した後はバッジやライト類などボディの備品を取り外す。
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ドアミラーやリヤのアンテナも綺麗に磨きこむために取り外される。
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ここまでするには何台もの308を手がけていればこそ出来る経験によるものが大きい。
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ライトポット上のルーバーまで取り外す徹底ぶりはまるで板金工場なみで彼の仕事に対する姿勢を感じるとともに車への愛情が伝わってくる。
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取り外されたレンズ類は特別な洗剤を使用しブラシで長年の汚れが落とされる。
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特にリアのナンバープレート灯はカーボンが付着しているものが多く、汚れがひどい。
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施工後は驚くほど綺麗になる。写真上のものがクリーニング前の状態で、2列目のものがクリーンニング後のもの。
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リヤの跳ね馬や308GTBのバッジ、そしてエンジンフードやトランクにつくFERRARI のバッジも手馴れた様子で取り外し、磨きこんでいく。
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フロントグリルのアルミのバーも取り外して行う作業は磨きというよりもレストアに近い。
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エンジンルームはヘッドクリーニングはもちろん、プラグコード1本1本の汚れをきれいにとっていく。その丁寧な仕事ぶりを見ながら、本来の美しさを取り戻す様子をみているとオーナーならずとも感激してしまう。
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こうして一台一台、メカニックによる足回りの点検、ホース類の点検を含む1年点検、キャブ調整、ボディの板金塗装、
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マテックスの千葉さんによるクリーニングと多くの人の思いがこめられた1台が日本での新たなオーナーの下へ納車されていくのです。
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ヨーロッパでこれという車に回り逢えてからショールームに展示されるまでの4ヶ月にこの1台に携わった多くの人の思いが込められて、美しい車となっていく。
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マテックスでのクリーニングが完成した車を見るたびに日本にこの1台を持ってきて本当に良かったと思う。
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これからも玉石混合の中から宝石のような車を輸入していきたい。

  by cavallino-cars | 2013-10-20 11:59 | Comments(0)

Dinoホィール用バッジ

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308gt4の初期型や246Dino のセンターキャップにつく黄色のDino のバッジは金属製のリプロダクションモデルはあったが、オリジナルのプラスティックのものはなかなか市場ではみつからない。

海外の友人からオリジナルに近いものがあると勧められ、取り寄せてみた。
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左がオリジナルで右がリプロ。リプロの方が黄色が鮮やかだが、実際につければ違和感はまったくないレベル。バッジはシール型で右下の赤いリップを剥がして直接ホィールキャップに貼るタイプ。

20年ほど前はプラスティックのものが簡単に入手できたので当時246のレストアに何セットも使用したが、最近では入手困難。

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246のオーナーやgt4の初期型のオーナーには朗報です。
1セット予備で取り寄せてはいかがですか?

  by cavallino-cars | 2013-10-17 19:27 | Comments(0)

308GTB from Genova

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今日午前10時にGenova の会計士から譲り受けたGTB の通関が無事きれて、引き取りに行った。
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長いクランキングの後、勢い良くV8は目覚めてくれた。
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スイスのディーラーからデリバリーされたこのGTBはその後イタリアのGenovaに済む商工会議所の会長に購入され、イタリアに持ち込まれる。その後、彼の友人の会計士のもとで数年間をすごした。
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33年目にしてヨーロッパ大陸を離れ、はるか遠くの極東の東京に運ばれてきた。
ローマのような爽やかな気候の中、ジェノバのワインディングを駆け回った時と同じようにエンジンは快調だ。
近くのスタンドでガソリンを給油し、高速で板金工場に向かう。途中5kmほどの渋滞に巻き込まれたが水温は90度より上ることなく、エンジンはすこぶる調子がいい。
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それにしてもこの湧き上がるようなトルク感はこの車が33年前に作られたとはとても思えないほどで、足のつま先をほんの少し踏み込んだだけで即座に反応するエンジンはいつ乗っても期待を裏切らない。ついついアクセルを踏んでしまう。

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それに伴いドライバーにはシングルパイプから奏でられる弾けるような排気音が飛び込んでくる。2ヶ月近く船の上のあったとは思えなく程、エンジンは澱みなく回る。

この後、リヤのヨーロッパのナンバープレートの穴埋めと小傷の補修をすませ、マテックスでクリーニング後にショールームに展示予定。

  by cavallino-cars | 2013-10-17 17:10 | Comments(0)

308のエンジンフードの閉め方

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308のエンジンフードのキャッチは左右2つ。バンと上から落としても左右ともカチッとしまることは少ない。
10cmほどのところから下にバンと押して閉めるのが一般的。力任せに閉めるのはNGです。
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閉めた後フードが確実に閉まっているか確認します。フードを少し持ち上げると左右どちらかがロックされずに浮くことがあります。その時jはロックされていない方の峰を上からカチッと音がするまで押して閉めて下さい。
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リヤのナンバー上の中央部分を強く押してしまいますと袋とじになっているためへこんでしまいますのでご注意を。

  by cavallino-cars | 2013-10-15 11:53 | Comments(0)

スイスからのファイバーグラス

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昨年末、雪の降りしきるスイスから譲り受けた308GTBVetroresina (ファイバーグラス)が昨日、やっと奈良の新たなオーナーの元に納めることができた。
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時間は急ぎませんので、じっくり仕上げて欲しいという言葉にお待たせすること半年。
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素晴らしいコンディションに出来上がったと思う。
なんと新オーナーはUS仕様の308も所有されており、試乗された直後に連絡をいただき、欧州仕様とこれほどまでに違いがあるのかと感激されておりました。
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昨年末と今年のファイバーグラスのマーケットプライスを比較すると為替の影響もあり、400万円以上上昇。今後246のようになってしまうのではないかと思えるほどの高騰ぶりだ。
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投機の対象になってしまうのは本当に車が好きな人にとっては悲しむべきこと。一人でも多くの方に308の素晴らしさを楽しんでいただきたく、4年前からヨーロッパから輸入を始めた。
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あの頃はまさかこんなに早く、高騰するとは思いもよらなかった。
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世界中の方が私がそうだったようにクラシックV8ferarri の魅力に気がつきはじめたのかもしれない。

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シングルパイプのマフラーを装備するオリジナルコンディションのGTBを探し出すことは以前にもまして難しくなるだろう。gt4も同様で4年前の買い手市場であった状況とは一変して、コンディションのよいものはすぐに購入しないとあっという間に売れてしまう。ただしコンディションのよろしくないものは例外で、何年も売れないという車もある。これからもオリジナルの本物だけの持つオーラを放つ素晴らしい車だけをお届けしていきたい。

  by cavallino-cars | 2013-10-12 09:48 | Comments(0)

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