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Castel Azzanoからのファイバーグラス

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ロミオとジュリエットで有名なVerona から10分ほどの小さな住宅地Castel Azzano に住むオーナーから譲り受けたファイバーグラスの308GTBが今日、東京の大井埠頭に上陸した。

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コンテナの扉はすでに開放され、ラッシングもほどかれたGTB はエンジンをかけるだけの状態。
いつものようにスペアタイヤをはずし、その下のコネクターをつなぎ、セルを回す。

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このイタリヤからのジュリエットのような美しいGTB は数回のクランキングの後、目を覚ました。
エンジンの乾いた音や吹け上がりのよさはイタリヤで試乗したときのままだ。

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サイドブレーキが少し引きずりぎみなのと、エアコンのガスが不足していて効かないためとりあえずショールームに持ち込むことにした。

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それにしてもこのF106 というコードネームで呼ばれるエンジンの吹け上がりの良さはなんだろう。
いつ乗ってもわくわくしてしまう。

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エアコンのガスチャージを終えたらとりあえずマテックスに入庫させて36年分の水垢を落としてもらおうと思う。

  by cavallino-cars | 2012-07-30 21:35 | Comments(0)

レザーシートのレストア

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308もデビューしてから36年以上も経過している。
キャブモデルの最終モデルでさえ32年がたっている。
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シートはそれなりの傷みがあるのは当然だ。

新しいレザーに張替えてしまうのも良いが、オリジナルを専用の塗料でレストアする方法もある。
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上の写真は施工前の状態。センターコンソールやダッシュボードは傷みがないので手は加えない。シートの黒い部分も痛みが少ないため、オリジナルのままにする。ドアの内張りとシートのベージュ部分のみをレストアした。

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これが施工後の写真。まるで新車のような美しさに変身する。施工前にあった座面の皺もすべてとれ、張りのあるシートはとても30年以上も経過した車とは思えない。今のレストア技術はすばらしい。
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このような施工業者はたくさんあるが、業者を選ぶのは注意が必要。施工する人によっては施工直後はきれいだが、半年ほどでかさかさになったり、ひび割れてくる場合もある。
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上の写真はシートのみを施工した308GTB。
弊社でいつもお願いしている職人さんの仕事は1年後でもしっとりとした革の感触そのまま。
内装が美しくなると車の印象は驚くほど変わる。

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オリジナルのままを好まれる方もいらっしゃるが、やはり綺麗にこしたことはない。
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30年以上も前のこの美しい車を新車に近い状態で乗ることが最高の贅沢なのです。
458をクラプトンのようにリモデルしてフェラーリ社に1オフモデルを発注するよりも、自分だけの1台のクラシックを持つ方がかっこいい。それほど308のデザインは美しい。
クラプトンも512BBのデザインが好きで458をBB 風にリデザインしてもらったに過ぎない。

コンディションのよいクラシックフェラーリのオーナーには愛車を美しく保ち、後世に引き継いでいく義務がある。

  by cavallino-cars | 2012-07-28 15:50 | Comments(0)

Roma の5000km の308GTB fiberglass

ローマのディーラーで5000kmの308GTB の売り物があったので従姉妹に見に行ってもらった。
写真を何枚か撮って来てもらいメールで送ってもらう。
もちろん実走5000kmでそれなりのコンディションなら明日にでもローマに行くつもりだった。

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送ってもらったリヤビューの写真をみただけで買う気が失せた。
右のテールライトは中央にバックライトが埋め込まれたスチールボディにつくタイプに交換されている。黄色のレンズのカットが左右で違うのがわかりますか?
さらにファイバーのバックパネルはナンバープレート部分がへこんでいないのがオリジナル。
下の写真とくらべていただけるとよくわかります。
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マフラーはきれいそうなので残念です。輸出国によってはこのような仕様もあったのかもしれないが、イタリヤにある以上、ぶつかって交換した可能性が高い。こんなファイバーグラスの308はどんなに安くても手はだしたくない。

それにしてもいい308が少なくなってしまった。
Good condition の308はなかなかオーナーが手放さないのだろう。
私も仕事をやめて個人で所有していたらよほどのことがない限り売りたくない。

Ferrari 308GTB やgt4 はそんな車なのです。

  by cavallino-cars | 2012-07-27 19:42 | Comments(0)

308gt4の購入基準

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この数年間で20台以上の308をヨーロッパから輸入してきた。
すべて現地で自分の目で見て、試乗し、納得できるもののみを買ってきた。
そのすべてが自分でも乗りたいと思った車ばかりだ。

ではどういう308だったら私が乗りたくなるかをご説明します。

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まず綺麗であること。かなり主観的なので判断していただくのが難しい。一度来店されて在庫の車をみていただければおおよそのスタンダードはご理解いただけると思います。
ボディの多少の傷は30年以上も経過しているのでしかたないが、表面に無数の傷があったり、塗装の状態が極端に悪いものは除外する。同様に内装が荒れているものも買わない。シートが切れているフェラーリなんて誰が乗りたいだろうか。

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外装より、むしろ内装がきれいなものの方を選ぶ。外装はお金をかければ新車のように再生できるが、内装はオリジナルの生地がなかったり、縫製しなおしてもオリジナルのようなきっちりした質感をだすのが難しいからだ。

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カーペットやフロアマットはオリジナルのものしか購入しない。オリジナルであればどのように扱われてきたかが、ある程度判断できるからだ。リヤのトランクルームのカーぺットは麻のような生地が使用されるがオリジナル。
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色はベージュとブルーの2色のみ。外装色によって使い分けられ、赤、黄色などにはベージュが、シルバーやブルーには青の生地が使用された。

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ドアノブのインナーのオープナーもメッキのものガオリジナル。それ以外のものがついている車は買わない。
サンルーフは当時はオプションであったようだが、雨漏れの心配があるので基本的には購入しない。
エアコンも当時のオプションだった。日本で乗るには必需品なのでついているもののみを選ぶ。

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前後のバンパーのクロームメッキをマッドブラックやボディと同じ色に塗っているものも販売しない。
この車の魅力の一つはボディとメッキの美しさにある。

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ホィールはオリジナルがついていること。
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シートベルトも交換されているものは輸入しない。
もちろんエンジンが調子いいこと、ミッションがきちんと入ること、各スイッチが作動することなども当然確認する。
イタリヤやヨーロッパで試乗するときは必ずレブリミット近くまでエンジンの回転をあげたり、シフトアップ、シフトダウンを繰り返し、ミッションの状態を確認。時速80kmくらいからのフルブレーキング(タイヤはロックさせるほどは踏みません)や2速5000回転ほどで回るコーナリングなど試してサスペンションやハンドリングも確認して問題ないものだけを船に載せるのだ。
眺めているだけでもいいという方もいらっしゃるでしょうが、クラシックカーだからといって2000回転くらいでトロトロ走ってるだけのフェラーリなんて興味がない。
美しく、速くなければ308を購入する意味がないからだ。
レーシングスピードで走らせて当時のフェラーリの素晴らしさを是非体感していただきたい。

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その試乗中に必ず確認するのがトリップメーターが正常に作動しているかどうかということ。
壊れていると実際の走行距離がわからないばかりか、電気式なので壊れたものは国内では修理することが難しい。
マニュアル類やスペアキーなどはあるにこしたことはないが、あくまで車重視。

どんなに綺麗なマニュアルがあっても車そのものが酷いものでは本末転倒だ。
その他細かい箇所を点検して、自分が納得できるものだけをヨーロッパから輸入してくる。

今まで200台以上の308を見てきた。そのうちいいと思えるものは本当にごくわずかなのです。
ヨーロッパ本国でも4年前まではあんなにあったコンディションのよいものが今ではマーケットにでてくることがほとんどなくなってしまったことが残念。彼らもgt4の素晴らしさに気がつき始めたのかもしれません。

これからもフェラーリと呼べるgt4だけを日本の皆様にお届けしていきたい。

  by cavallino-cars | 2012-07-24 18:29 | Comments(0)

F40車検

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私がドイツから輸入したF40 のうち、1台が今月車検を迎えた。
この暑さの中、エアコンも効かずにさぞかし大変だろうと思われる方も多いかもしれない。

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しかし、F40 のエアコンは強力で外気温が35度でも寒いほどにコックピットを冷やしてくれる。
久しぶりに乗ってもターボが効き始めた時の胸のすくような加速は新鮮だ。

今の458や430のF1 マチックに慣れてしまうと、クラッチの重さが一番の難点かもしれない。
渋滞時に40を運転するのは308のクラッチに慣れている私でさえ、かなり疲れる。

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それに比べ8月に入港するGTBturbo のクラッチは現代の車と同等の軽さで、パワステこそ備えていないが、マニュアルを運転できる方なら誰でも運転できる。

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その上、F40 譲りのターボの加速が楽しめるのだからたまらない。
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来月の8日に入港し、通関は早ければ10日にはできるはずだ。
あともう少し。今から東京の街を走る日が待ち遠しい。

  by cavallino-cars | 2012-07-21 13:15 | Comments(0)

こんな磨き屋さん他にありますか?

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いつもお世話になっている中野区鷺宮のマテックスの千葉さんに今回もモンディアルのクリーニングをお願いした。

まずはずせるものはすべて取り外す。
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これはリヤトランクのFerrari のエンブレム。この汚れはつけたままでは落ちません。
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バフがけをして、専用の液剤につけて綺麗になったエンブレムを取り付けます。
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新車のような状態に!!
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驚くことにリヤフェンダーにあるエアーインテークのスリット部分も丁寧にとりはずして下についた水垢をきれいに除去していく。
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ボディ部分はバフで汚れを落とし、本来の輝きを取り戻したところでコーティング処理を施す。
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取り外したスリット部分は手作業できれいにクリーニングをし、丁寧にワックスをかける。
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最後にきれいにしたスリットを取り付けて完成。20歳くらいは若返ります。

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フェラーリ伝統のフロントのアルミグリルも同様に外してく。長年のワックスの跡や水垢が残っている。
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外して磨かなければここまできれいには仕上がらない。完成車の美しさはこんなちょっとした手間をおしまない彼らの仕事ぶりと車への愛情の結果なのです。

ブラシでパパッと掃除するのとはレベルが違います。

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丁寧なマスキングを見ても彼の車に対する愛情が伝わってくる。私が千葉さんのいるマテックスにこだわる理由はこんなところにあります。

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本来の美しさを取り戻していくフェラーリを見るのは実に楽しい。レストアに近い磨きをしてくれるショップはここ以外には私の知る限りではない。世界レベルでみても素晴らしいショップだ。

  by cavallino-cars | 2012-07-20 11:27 | Comments(0)

青年よ、オープンカーを買いなさい

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私が初めてフェラーリを購入したのは26歳の頃だったろうか。
外資系の金融関係の会社に勤め、ロータスエスプリを下取りにgt4を購入した。
その時のgt4の価格は確か600万ほどだったと思う。

当時この車が目の前にあったなら、買っていたにちがいない。

車両価格399万円。是非無理をしてでも若者やフェラーリなんて縁がないと思っている方に買っていただきたい。きっと楽しい想い出がたくさんできるはず。

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オープントップも今のモデルのようにボタンを押すだけで30秒ほどで開閉するタイプではない。
フックをはずし、中央の骨を垂直にたてながらたたみ、トノカバーをボタンで留めるタイプ。
断然こちらの方が楽しい。

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幌はやはり布製でなければいけない。ハードトップの鉄製のものが中央から折れてトランクに収納されるタイプより、手間はかかるが見た目がはるかにエレガントで美しい。

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私もかつてはアルファロメオスパイダーを所有していた時があった。
当時はエアコンなんてついていない。
夏の夜、首都高をフルオープンで走った爽快さは忘れられない思い出だ。

冬の寒い中、オープンにして足元をヒーターで暖めながらのクルージングも外から見ているほどは寒くなく、気持ちいいことこの上ない。

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そんなふうに楽しめるのは若いうちだけのような気がする。
彼女や、奥さん、そしてお子さんのいる方はお嬢さんや息子さんと一緒にドライブしてほしい。
きっと素晴らしい思い出が残るはずだ。

人生はあっという間に過ぎてしまう。
モンディアルと過ごす時間は数年になるかもしれないが、大切な人とともに過ごした時間は永遠に残るはず。オープンカーはそんな青春の車だ。

  by cavallino-cars | 2012-07-18 21:04 | Comments(0)

キャブレターの魅力

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ここ2週間で430スパイダー、モデナスパイダーの2台を購入した。
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乗り比べてみるとこの2台の間にも確実に技術の進歩が感じられる。

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308に比べ高回転での加速感は2台とも比べようもないが、308の低速での蹴飛ばされるような加速感はキャブレター独特のもので、モデナや430では味わえない。
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308に魅せられる理由はインテリヤやエクステリヤの繊細な工芸品のような作りだけではない。古き、良き時代のレーシングスピリットを感じさせるエンジンによるものが大きいのだ。

低速で走らせている時のキーンという音や全開で聴くエンジン音は308オーナーにとって至高の時間だ。
このエンジンを奏でるような感覚はモダンフェラーリでは決して味わえない。

  by cavallino-cars | 2012-07-18 10:35 | Comments(0)

308gt4 in Brussel

ベルギーのブリュッセル国際空港に着くと、事前に到着時間を知らせておいたPierre さんが迎えにきてくれたいた。35度もあったミラノにくらべ、ブリュッセルは15度前後。肌寒いくらいだ。

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空港から車で30分ほどの郊外のガレージに目的の308gt4はあった。
カラーは私の初めてのFerrari と同じシルバー。
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内装はブルーのモケットとレザーのコンビネーション。実にエレガントな組み合わせだ。
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エンジンは今年になってカムベルトの交換を含むビッグサービスを終えたばかりだという。
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マフラーはステンレス製のものに交換されている。テールレンズも申し分ないきれいさだ。
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リヤのナンバー灯はかなり汚れているのが普通だが、このきれいさ。62000kmを走行している車にしては異例だ。
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トランクルームもオリジナルのカーペットが貼られ、工具も揃っている。
早速試乗のためにOhain の街に飛び出した。

ミッションも問題なく入る。トリップメーターも作動。すべてのスイッチ類の作動を確認した後、アクセルをフルスロットルに。ステンレス製のマフラーの効果なのか、特に上の伸びがいいような気がする。緑に包まれたカントリーロードを走りながら譲っていただくことを決めた。
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このgt4のオーナーはポルシェショップを経営。ガレージにはクラシックポルシェが並ぶ。ご本人は新車のようなシルバーのBBを見つけたのでgt4を売ることにしたらしい。

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昨日もブリュッセルからお客さんが来て、譲って欲しいと言われたが、私が来るために断ってくれたという話を帰りの車の中で社員の方から聞かされた。

あと数日遅ければ日本に来ることはなかっただろう。
本当にクラシックカーは一期一会なのです。

  by cavallino-cars | 2012-07-15 15:45 | Comments(0)

Linate airport

ミラノにはマルペンツアとリナーテの二つの国際空港がある。
私がいつも利用するのは小さなリナーテ。
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ここはデパーチャエリアにあるカフェ。
スターバックスがないのはイタリアだけかもしれません。
ロンドンのヒースローもブリュッセルにもスターバックスは必ずあります。
イタリヤのエスプレッソを飲んだらスターバックスのエスプレッソはアメリカンコーヒーのようでとても飲む気にはなれません。しかも3€もするので、一杯1€の美味しいカフェを飲みなれているイタリヤ人には決して受け入れられないのでしょう。

12日の朝食はここで絞りたてのオレンジジュースとカプチーノにクロワッサン。
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グリーンのジャケットを着た人はアリタリアのグランドスタッフです。椅子のあるテーブル席もありますが、こちらの人はスタンディングでささっと食べて仕事に行きます。

私は朝6時55分発のアリタリアに乗り、最後の目的地ブリュッセルに向かいます。
目的地のブリュッセルには8時25分着。1時間半のフライトです。

  by cavallino-cars | 2012-07-15 15:10 | Comments(0)

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