<   2012年 04月 ( 13 )   > この月の画像一覧

 

Ferrari GTB turbo

a0129711_1652339.jpg
1986年から89年まで328のボディに2Lのターボエンジンを積んだGTB turbo が308台のみイタリヤ国内で販売された。最高出力は253馬力。328に比べ17馬力の差。ギヤ比は1速から5速まで328とすべて同じ。
ブーストは1.06バールまで上げられている。

1982年から85年まで製作された220馬力、0.6バールの208turbo に比べ格段にパワーアップされている。旧型のターボは私も2度ほど乗ったことがあるがおそろしく遅い印象しかない。

GTBターボと328との試乗比較記事は今までみたことがない。データをみる限りは日本仕様やスイス仕様よりも低回転では遅いかもしれないが、ターボが効き始めてからはかなり速いことが予想される。

私の周りでは誰も乗ったことがないのでかなり興味深い。

リヤタイヤ前のBBのようなダクトも好印象だ。

次回のイタリヤ出張では実際に乗ってきます。
ターボエンジンがいかがなものかレポートしますのでお楽しみに。

  by cavallino-cars | 2012-04-28 16:05 | Comments(0)

bertone のこだわり

246Dino の後継車としてデビューしたgt4 は多くのフェラリスタの期待した2人乗りのスポーツカーではなく2+2だった。その期待が大きすぎたため、その評価は低かった。

しかしながら実際に所有してみると細部にわたるデザイナーのこだわりに溢れていることに気ずく。
a0129711_13504276.jpg
その一つはドアのロックのノブ。プラスティック製のノブは根元が細くなっているタイプ。突起が外からめだたないようにドアの内張りをその部分だけへこませてあるのがわかる。

246はノブ下のリングがラバー製だったのに対し、gt4からはメッキ製のリングに変更されている。
細かいところだが、これがメッキでないと全体的に安っぽい雰囲気に変わってしまう。

こんな細かいところへのこだわりがデビューしてから40年も経過した今なお私を魅了し続ける理由なのだ。

  by cavallino-cars | 2012-04-26 14:19 | Comments(1)

wheel repair

アルミホィールはgt4に限らず、年数により、黄色く変色してくる。
塗装をしなおしても半年か1年たらずで下地が浮いてきて細かい皺がでてきてしまう。
今回本格的にホイールの再塗装を行うことにした。

a0129711_17194129.jpg
特殊な剥離剤につけ、元の塗装を落とし、ウォーターブラストで細かい汚れを落とす。
a0129711_172514.jpg
錆びている部分は手作業で丁寧に取り除き、補修をして仕上げていく。

a0129711_1720489.jpg
その後220度のブースで水分を完璧に取り除き、水の浸入を防ぐため下地の塗装を施す。

a0129711_17203150.jpg
ここでは浮き文字をなるべく塗りつぶさないように注意深く作業をする。
a0129711_17205550.jpg


そして最後に塗装をして完成。
a0129711_17214226.jpg

CROMODORA の浮き文字もくっきり残します。
これもオリジナルの状態が悪いものは不可能なので出来るだけ状態のよいものが必要です。

自動車の塗装を行う板金工場のブースは90度くらいが普通。
今までは浮き文字を消さないように手作業で前の塗装を剥がしていたが、90度のブースではホイールの中の水分を完全に抜くことは不可能で、半年もすると細い血管のような皺がでてきてしまう。

今回は初めてホィーリリペア専門の高温のブースを使用しての補修を行った。
どれくらいもつかはこれからのお楽しみです。

a0129711_1741420.jpg
人も車も足元のおしゃれは大切です。いくら洋服が綺麗でも汚れた靴を履いていては台無しです。
美しいものは常に美しく保つ努力が必要。

どれくらいもつか次第でリーズナブルとなるか、ちょっと高くつくかが決まります。
ちなみにこの車は日本についてから1度補修をしています。
でも1年もたたないうちに下の錆びが浮いてきてしまいました。

とりあえず年末にまた結果ご報告いたします。

  by cavallino-cars | 2012-04-25 17:28 | Comments(0)

英国でのファイバーグラスの価格高騰ぶり

a0129711_16192243.jpg
先月英国で走行距離18,600マイル、29,760kmのファイバーグラスの308が70000ポンドで売りにだされた。驚くことに2週間ほどで売れてしまった。

日本円に換算すると910万円になる。仮に日本に輸入すると予備検まで取得するとざっと1110万円ほど。それに現地に確認に行く費用と手数料が加えられるので小売価格は1200万円以上になってしまう。
ここのところの英国でのファイバーグラスの価格の高騰ぶりは異常だ。
2月には6万キロの黒のファイバーも6万ポンドで売れている。

308がいずれ250やルッソのような価格になる日がくるのだろうか。
かつて246は500万円ほどで買えた。
事実私も550万ほどで購入したことがある。
しかし今や2000万円近い価格で売買されている。
美しく、楽しい車ではあるが、それだけの価値があるかと思うと首をかしげてしまう。

これからの価格に注目していきたい。

  by cavallino-cars | 2012-04-19 17:01 | Comments(0)

Espresso

イタリヤ出張から帰るといつも思うのが日本にBAR(バール)があればいいのになぁと思う。

a0129711_1254730.jpg
イタリヤでは街でも高速のサービスエリアでも1ユーロでカウンターで美味しいエスプレッソを飲める。
日本の喫茶店のように座って、お水が出てきて、コーヒーが運ばれてくるようなスローな感じではなく、Veloceのような感じ。お店には椅子はなく、みんなスタンディングで5分ほどで出て行きます。
量はデミタスカップに半分くらい。そこに砂糖を1スティックいれて呑むのだが、コーヒーの濃さになれてしまうとたまらなく美味しい。

日本で注文するエスプレッソは水で薄めてあるかのようでイタリヤで飲みなれてしまうと物足りない。
ジョージクルーニーが宣伝しているメーカーのものを会社と自宅で使用していますが、それでさえうすく感じてしまう。イタリヤではカフェオレやカプチーノは朝だけ。99パーセントの人は朝以外はエスプレッソのみ。カフェ、ペルファボーレと言うと間違いなくエスプレッソがでてきます。

どなたかイタリヤと同じこーいエスプレッソをだしてくれる小さなバールを作ってくれませんかね。
毎日通いますよ。

  by cavallino-cars | 2012-04-19 13:05 | Comments(4)

1988y Ferrari 328GTB

a0129711_1222614.jpg
イタリヤから走行わずか13000kmの328GTB のオファーがあった。
88年式だがオプションのABS はついていないタイプ。
ホィールが初期型と同じ平たいものがつく。
a0129711_1222846.jpg

価格は東京店頭価格で800万円。
この頃のABS は完成度が低く、フルブレーキングをするとブレーキペダルに振動がかなりくる。
ファーストオーナーはABS機能をつけずにホィールのデザイン重視で選んだのだろう。
308のデザインを基調にした最終型のV8はこのモデルでプロダクションラインからはずれる。

キャブの308の剃刀のような加速にはおよばないが、運転のしやすさ、エンジンの始動性の良さなど、乗りやすさという点では308に優る。
イタリヤ本国でももっとも走行距離の「少ない個体です。
a0129711_123451.jpg

もちろんヨーロッパ仕様。

ご興味ある方はご連絡下さい。

  by cavallino-cars | 2012-04-19 12:14 | Comments(0)

only one

3月の出張で唯一、自分でも乗りたいと思った308はこれしかなかった。

マラネロから車で約1時間15分ほどの小さな街に住む個人が所有するグラスファイバーの308は素晴らしいものだった。
a0129711_1638479.jpg
昨日正式に譲っていただけることになった。


オーナーはヒストリックラリーでは数々のトロフィーを獲得するほどのエンスージアスト。
a0129711_16383312.jpg
他に1950年代のFIAT や60年代のジャガー、サーキット用には911も所有。なんとフロントセクションはフェンダーもふくめすべてカーボン製にかえてある。他には塗装こそ塗りなおしてあったが内装はオリジナルのアルファロメオモントリオールなども所有している。

a0129711_17114372.jpg
初めて見るクラシックなMotto Guzzi もあった。

現代の車は普段の足としてお使いになっているトヨタのSUV。

a0129711_1703536.jpg


このファイバーグラスは10年間所有していたという。それだけに手放す決心がつかなかったのかもしれない。
お年は65歳くらいだろうか。しかし、ひとたびステアリングを握ると動きは軽やかでさすがにラリーで現役で活躍されているだけのことはある。こんな中年?になりたいものです。

色はシルバーよりも濃い、ガンメタリック。

初めて見る色だが、見れば見るほど好きになっていく。

a0129711_1705640.jpg


シートだけは痛みがひどかったため、購入後に張り替えたとのこと。

ヘッドレストやドアの内張り、ダッシュボード、センターコンソールはすべてオリジナルだ。

購入時のシートを張り替える前の写真も見せてくれた。

a0129711_1715256.jpg


フロントウインドウには新車時に貼られたタイヤプレッシャーがしるされたステッカーも残っている。
3月の出張でブログでも紹介させていただいたもう一台のものとは雲泥の差だ。
この状態からもこの車の保存状態のよさがうかがわれる。

a0129711_1712759.jpg


ラジオは当時のオリジナル。西ドイツのBecker 社製のものがつく。

なんとも雰囲気があります。

a0129711_1731648.jpg


マフラーはシングルタイプのオリジナルがつく。ファイバーだけにつくバンパーに埋め込まれたリバースライトももちろんついている。

a0129711_17151239.jpg
a0129711_17145323.jpg


トリップメーターの数字はファイバーグラスだけのタイプライターのような細い文字。
これがオリジナルだ。
もちろんきちんと作動します。
すべててのメーターの数字は初期型のダブルレターのもの。初期型はやはりコストがかかっているのがこんなところからもうかがえる。

a0129711_1764964.jpg


赤も美しいがこの色 はシックでエレガントだ。
写真はすべてオーナーのご自宅の敷地内で撮影したもの。
地下ガレージには6台分のスペースがあり、1Fには広い庭と2台分の屋根つきのガレージがある。
出張のたびに思うのはクラシックカーの愛好家は今のモダンフェラーリにはまったく興味がないこと。

素晴らしく速く、美しいが、かつての繊細な美しさは失われ、運転して叫びたくなるような衝動にかられないという。美術館のような国に住む彼らの美的な感覚からはモダンフェラーリはどう見えるのだろうか。
今のフェラーリもこの頃の車のように30年後も美しい輝きを放ち続けるのだろうか。


7月には東京に上陸予定。

36年過ごしたイタリヤを離れ、日本の大地を走る308がまた1台やってくる。

  by cavallino-cars | 2012-04-18 11:28 | Comments(0)

Ferrari Classiche

a0129711_16314661.jpg
昨年Pavia から輸入したファイバーグラスの308GTBのフェラーリクラシケの申請が3月末でやっと終了した。ナンバーを取得してコーンズに入庫したのが10月25日なので5ケ月間にも及ぶ。

a0129711_16323856.jpg
単純に申請作業だけであればもっと短時間ですんだのだが、ブッシュ交換やハブベアリングの交換などを含む一般整備も行ったためだ。

コーンズの担当者によると一度申請しても、マラネロから指定された特定の場所の写真を送るように指示されることがあるため、どうしても預かり期間が延びてしまうとのこと。

私もクラシケの工場にフィオラバンテ氏の308を譲っていただいた時に伺ったが、実に小さな部屋で世界中からの申請に対応しているので時間がかかるのはやむをえない。

a0129711_16325975.jpg
外観はもちろん、足回り、エンジンルーム、ミッション、マフラーとあらゆるところの写真を送ってフェラーリ社がオリジナルかどうかを認定する。
a0129711_16335793.jpg


これが取得できた車はフェラーリ社のお墨付きがつくわけなのでオーナーにとってはうれしくないはずはない。
申請費用および認定後の書類費用などすべての総額は40万円弱。それに伴う整備費用なども含めると100万円ほどは覚悟しなければならない。
a0129711_16343989.jpg
a0129711_1635242.jpg
a0129711_1636022.jpg
a0129711_16362429.jpg
a0129711_16365669.jpg
a0129711_16373494.jpg
a0129711_1638932.jpg

社外パーツを使用したものやエンジンに打刻のないものなどは振るいにかけられる。
あくまでもオリジナルにこだわった認定がされる。
a0129711_16385058.jpg
下の写真はドア前のヒンジ部分のパネル。このパネルの裏にはオリジナルパーツである証?の3桁の数字が打刻されている。
a0129711_1639920.jpg
a0129711_16543411.jpg

こんな細かいところまでも審査の対象になるのだ。
秋までには審査会が開かれ、正式に認定されるかどうかが決まる。
無事認定がおりることを祈るしかない。
さすがに購入時にはここまで確認することは不可能だ。

今回308の申請は日本からは初めてとのこと。
是非とも取得したい。

マラネロからの返事が待ちどうしい。

  by cavallino-cars | 2012-04-14 16:45 | Comments(0)

オープンカー

いつもこの季節になるとオープンカーに乗りたくなる。

a0129711_1455504.jpg
私の最初の車はFiat X1-9、次はキャブレターのアルファ2000スパイダーベローチェと2台続けてオープンを乗り継いだ。冬はX1-9では志賀高原や軽井沢に行った。デタッチャブルトップの間に取り付けるスキーキャリアを購入し、斜めに板を積んでスキー部の合宿にでかけたりもした。

アルファでは苗場に行った。オープンにして快晴の雪道を走る気持ちよさは格別で、言葉では言い表せないほどだった。

もちろん春や秋はオープンカーには最適な季節。
当時はエアコンのない2台だったが1年中乗りまわしていた。
今がベストシーズンだ。

a0129711_14561319.jpg
今まで308のGTS は英国から輸入した1台のみ。
まだ肌寒い英国の田舎道を屋根をはずして飛ばした時の気持ちよさはまだ体に残っている。

デザインは流れるような美しいボディをもつGTB には劣るが、ダイレクトに耳にとどく排気音はGTBの窓を開けて聞くものとは比べようもないほどGTSがまさる。暖かい太陽の日差しを浴びながらのドライビングは、イタリヤやモナコを思い出させてくれる。

a0129711_1524655.jpg
目線を少しだけ上に上げるとピラー越しに青い空が見える開放感、フォーミュラーカーを運転しているような緊張感もGTSならではのもの。

よいコンディションのGTSに出会えたら今年は必ず日本に持ち帰りたい。

  by cavallino-cars | 2012-04-11 15:02 | Comments(0)

308 はどこへ??

毎日、海外の308 の売り物を探しているが、これというものに出会わない。
英国のパートナーもなんで出てこないのか不思議だと言っているほどだ。
ユーザーがキャブの308の素晴らしさに気ずき始めたということなのだろうか・・・。

a0129711_15555144.jpg
gt4では、ここ数ヶ月のうちいいなと思えたのはドイツ、フランクフルトにある1台のみ。
a0129711_15561213.jpg
現地でも550万円もするのでためらっていたが、1台もなくては仕事にならないので購入することにした。

a0129711_15564891.jpg
この車は5年前、フランクフルトで見た車そのもの。5年間で3000キロほどしか走行していない。
昨夜、オーナーに譲ってほしいとメールしたところ、残念ながら昨日、ドイツのコレクターに売れてしまったとの返事が今朝届いた。

この手の車は本当に一期一会だ。
たった半日返事が早ければこの車は日本にきていた。

人生もそんなものかもしれない。
あの日出かけなければ、出会ってなかった人、すぐに決断すれば手に入った幸福、いつもと違った道を通ったために起きた事故。そのたびに悔やんでいてもしかたない。次にその教訓をいかすだけです。

5年前に初めて見た時は欲しかったが700万ほどしたので諦めた。
今回は本当にタッチの差。次回はきっと東京にくることでしょう。

3年前スコットランドでgt4との衝撃的な出会いがなければ、これほどまでに308を輸入することはなかった。たくさんのいい出会いがありました。

さすがに売り物がここまでないと困りますが、じっくり待つことにします。
よい出会いは必ずやってくる。

  by cavallino-cars | 2012-04-10 16:11 | Comments(0)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE