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308gt4 chassis#15336

先週正式にこの車の日本でのオーナーが決定した。
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1979 年後期に1980 年モデルとしてマラネロで完成したこの車は英国Eghamのフェラーリ正規ディーラー Maranello Consessionaires にトラックで運ばれる。
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翌年の1980年7月22日に DHV971V の番号で本籍がギリシャにあるMathilde Binns 氏の名義で英国で初めて登録された。本籍をギリシャにおくオーナーはこの車をロンドンにおいておく。ロンドンに行った時の自分の足として使用したのだろうか。それとも奥さんか娘さんのために買ったのだろうか。

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セカンドオーナーにはロンドンのフェラーリディーラーのHR Owen がBinns 氏の代理となり売却している。その時の整備記録のコピーや過去の請求書などが今も残っているのが素晴らしい。

その後何人かのオーナーのガレージに移り住んだこのgt4はHertfordshire の弁護士Fletcher 氏が2009年10月15日に22100mile で購入。DK Engineering でカムベルトの交換を含むビッグメンテナンスを行うが香港に会社が移転したためやむなくこの車を手放すことになる。その車を私が譲り受け、日本に輸入したのだ。
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このgt4 を引き継がれる方に希望ナンバーをお伺いしたところ、英国での最初のナンバーと同じ971をつけることになった。

1980年に新車で登録された時と同じナンバーが日本でつけられることにロマンを感じる。Binns 氏やFletcher 氏が日本でかつて自分が乗っていたgt4に遭遇した時、971という同じナンバーがついていたらどう思うだろうか。

1台1台にそれぞれ、違ったストーリーがある。
これもクラシックカーならではの楽しみかもしれない。

下は、このgt4の英国での整備中のショット。
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  by cavallino-cars | 2012-02-23 16:57 | Comments(2)

モナコブルーのGTB

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以前モナコブルーのgt4をオランダのオーナーから譲っていただいたことがあった。
昼間はあざやかなブルーだが、陽がかげると濃いブルーに見えて独特な華やかさがある。

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同じブルーのGTBのオファーがイタリヤより届いた。
GTB は赤やシルバー、黄色、黒のイメージはあるが、このモナコブルーはどうなのだろうと思っていたが、なかなかかっこいい。
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イメージはランチアストラトスのようなスポーティな印象だ。日本でこの色の308はないのではないだろうか。
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今月か来月初めにはイタリヤに行って見てこようと思う。
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  by cavallino-cars | 2012-02-18 11:46 | Comments(0)

フランスから来たGTB

昨年フランスはアルザス地方のドイツ国境よりの街から譲り受けた77年の308GTB が入国後、
わずか1週間で日本での新しいオーナーと巡り会えた。

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マラネロからスイスへ、そしてフランスで二人のオーナーに愛されたこのGTB の新たな日本での生活が始まろうとしている。

来週の初めには予備検もとれ、外装と内装の補修作業を始める。
日本でのレストアはおそらく世界で一番素晴らしいものだろう。
オーナーの希望で内装も新車のような美しさを取り戻すことになる。

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作業は来月中には終わり、3月中には公道を正式に走れるようになるはずだ。
ヨーロッパにあった素晴らしいコンディションの308を国内に持ってこれただけでも嬉しいが、新しいオーナーがさらに新車の美しさを取り戻して乗っていただけることが何より嬉しい。

この308は極東の島国に来てマラネロのゲートを初めてくぐった35年前の姿に戻ろうとしている。
美しく生まれ変わったら、写真をフランス人の前オーナーに送ってみよう。

  by cavallino-cars | 2012-02-14 18:16 | Comments(0)

アルザスからのGTB

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本日、予定通り、フランスのアルザス地方から輸入したシルバーの308GTBが無事、通関がきれた。

シルバーのGTB は今回で3台目。

シルバーに内装がタンのこの車は、以前紹介させていただいたメーカーのカタログにでていたGTB と同じカラーリングだ。

コンテナを開けると、フロントウインドウにはBattery disconnected under bonnet. under spare wheel (ボンネットの下のスペアタイヤの下にあるバッテリーは端子が外れてます)の貼紙。

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フロントボンネットを開け、スペアタイヤを取り出し、はずされたターミナルを接続する。
日本での初めてのクランキングでエンジンは5秒ほどで簡単に目覚めた。

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この車はオリジナルと同じシングルサイレンサーのマフラーがつくが、ステンレス製。
オリジナルよりアイドリングでは静かだ。

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貨物引取りのサインをしている間も安定してアイドリングを続けている。
ショールームまではテストをかねながら自走でかえる。

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それにしてもこのエンジンの気持ちよさはなんだろう。いつ乗っても期待を裏切らないばかりか、魅了されずにはいられない。
アクセルの踏み加減で即座に反応するレスポンスの良さ。それにあのフェラーリミュージックがついてくるのだからたまらない。
この時代のフェラーリは実にエレガントだ。
キャブレターの308は一度乗ってしまうと虜になる。

  by cavallino-cars | 2012-02-09 15:42 | Comments(0)

Ferrari 308gt4 original catalog

今回は308gt4のオリジナルカタログの紹介です。
シリーズ2のフェラーリになってからのものですが、ホィールは星型ではなく初期のクロモドラがつく。
但しカタログの北米仕様のものには星型のホィールが装着される。
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内装はビニールとモケットのコンビネーションが標準。
レザーシートとエアコン、サンルーフはオプション。

  by cavallino-cars | 2012-02-08 18:21 | Comments(0)

gt4 from Denmark

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今日午後1時にデンマークから輸入したgt4の通関がきれた。
大井埠頭の保税倉庫のいつもの場所に置かれたコンテナの封印はとられ、すでに固定していたロープもはずされている。

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コンテナ内の内壁とドアとのわずかな隙間から体を斜めにスライドさせながらコックピットに乗り込む。
いつものように鍵を半回転回し、燃料ポンプがキャブにガソリンを送り込む音を確認し、アクセルを一度床まで踏み込み、さらにキーを右に回し、エンジンをかける。
しかし今回はセルの勢いがなく自力では始動しない。
バッテリーが弱いのだろう。携行したバッテリーをジャンプし、再度イグニッションを回したらF106ユニットは目覚めてくれた。

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デンマークで試乗した時に比べればはるかに東京は暖かい。風は強いが春のような日差しの中で見る薄いブルーメタリックのgt4は美しい。

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ガソリンゲージは近くのガソリンスタンドに行くのも不安なほどエンプティぎりぎり。
スタンドに向かう途中、ハンドルが重い。空気圧が低いのかもしれない。給油時に確認したらフロントは1.2、リヤは1.8 しか入っていなかった。前後とも2.4に上げたら驚くほどハンドルが軽くなった。
エンジンはデンマークの郊外を走った時のままで、トップエンドまで気持ちよく回る。
いつ乗ってもこのF106 というコードネームで呼ばれるV8 ユニットは期待を裏切らない。

これからタイミングベルトの交換などの機関の整備を行い、内外装のクリーニングを行う。
36年間の汚れをきれいに落とし、美しくなったこの車をみるのが今から楽しみだ。

  by cavallino-cars | 2012-02-01 15:36 | Comments(0)

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