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ストレス

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昨日、イタリヤのリヤナンバーの穴埋めを終えた308を引き取りに行った。
板金工場で移動のため動かしては停めるの繰り返しのため、すっかりプラグがかぶってしまった。
アイドリングさえ安定しない。
4000回転ほどで高速を巡航してずいぶんよくなったが、本調子の蹴飛ばされるような加速感がない。
ほんの少しの違いだが、一度調子のいい308を乗ってしまうとストレスこの上ない。
いてもたってもいられないほどなのだ。
そのまま工場に持ち込み、プラグをすべてはずし、カーボンを落とし、付けなおす。

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アイドリングからイェローゾーンまでいっきに吹け上がるF106エンジンのなんと気持ちいいことか!!
これこそがキャブの308の真骨頂だ。
ほんのわずかな違いだが、アクセルに即座に反応する剃刀のような感じがたまらない。

オーナーの方は一度エンジンをかけたら30分ほどドライブに行くことをおすすめします。
友人にエンジン音を聞かせて欲しいとせがまれ3分ほどかけては止めるのが一番よろしくない。
プラグはかぶるし、マフラーに水滴がたまり、腐蝕の原因にもなる。

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それにしてもこのエンジンはイェローゾーンぎりぎりまで回したときのトルク感が素晴らしい。
乗るたびに叫びたくなるような衝動にかられてしまう。

  by cavallino-cars | 2011-12-28 16:55 | Comments(0)

いつも良いことばかりじゃありません

先週、ローマの郊外にあるファイバーグラスの308を見に行ってもらった。
市内は晴れていたのだが、あいにくの雨。

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いつものように自宅ではなく、近くのガソリンスタンドで待ち合わせ。
登場したのはとても走行5万キロとは思えない308でありました。

308registryによるとヨーロッパ仕様のこの車は一度アメリカに渡り、戻ってきたようだ。
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この自動車部の新入部員が作ったようなマフラーもそのためだろう。

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ダッシュボードは張替えてありきれいだが、ステアリングのレザーは陽に焼けて革の色が変色してしまっている。左上のエアダクトも割れています。
シートは可愛そうすぎて写真にはアップできません。

製造されてから37年経過している車なので普通の自家用車ならしかたありませんが、フェラーリとなると話は別で残念でなりません。内装がこの状態ということは機関系もほとんど手が入っていないことでしょう。元の状態にもどすのにはかなりの時間と費用を覚悟しなければなりません。
ヨーロッパでも良い個体と出会える確率は10台に1台ほど。
何度期待を裏切られたことか・・・・・。
これからも数少ないベストコンディションの308をヨーロッパ中から探してお届けします。

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来年もフェラーリと呼べる選りすぐりのフェラーリだけを輸入してまいります。

  by cavallino-cars | 2011-12-28 11:56 | Comments(2)

France からの2台目のGTB

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France のドイツ国境よりの小さな街から譲りうけた308を一昨日無事トラックに積み込んだ。
Franceからは今回で2台目。最初はParis からの積み込みだった。
今回は皇太子と雅子さんが留学中に出会ったといわれるコルマールのそば(フランス語ではコルマーと発音する。)にお住まいのフランス人から譲っていただいた。
東京でも素敵な出会いがあればよいと願います。

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弊社ではいつも輸入する車をすべてカバーできるトラックを使用している。
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多少割高かもしれないが、安全第一。
億を超える車も運ぶこともしばしば。
このGTB はマラネロを出荷して34年間をヨーロッパで過ごしてきた。
そんな歴史とともに来年2月には東京で新しいオーナーとの出会いを待つ。

日本の新しいオーナーはステアリングを握りながら、スイスやフランスのワインディングを駆け抜けた愛車の姿を想いうかべるに違いない。
GTBそのものの素晴らしさもさることながら、そんな妄想をふくらませられるのもこの手の車のオーナーならでは楽しみだ。


来週には英国からコンテナに移し変えられ、東京行きの船に載せられる。
2012年はデンマークからのgt4とこのGTB の入港がすでに決まっている。
今年もあと10日。

最近あっという間に月日が過ぎていく気がする。
だからこそ1日でも長く美しいものに囲まれて 暮らしていきたい。
Ferrari のある生活は本当に人生を楽しくしてくれる。

  by cavallino-cars | 2011-12-19 10:44 | Comments(3)

cockpit

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ここ数日、458、430などのモダンフェラーリに乗った。
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どちらも308と比べると現代のF1からフィードバックされたテクノロジーがふんだんに使用され、その速さやエンジンのスムーズさは比べようもない。

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だがコックピットに座り、メーターナセルを見ながらセルを回すときの高揚感は308が優る。
モダンフェラーリの液晶パネルと一線をきす、クロームメッキのリングがついたメーター、アルミパネルにはめ込まれたプラステックの警告灯。
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ダッシュパネルから繋がったドアパネルのアームレスト。
それぞれに職人がその形にあわせて作り上げたレザーの内装。
今や存在しなくなったウインカーレバーとワイパーレバー、ヘッドライトレバー。
どれをとっても美術品のような美しさがある。

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当時のイタリヤ職人の息ずかいが感じられるような手作りの質感がコックピットに座っただけで伝わってくる。
一度その世界にひたってしまうと、モダンフェラーリのプラスティッキーな質感のインテリヤが物足りなく思えてしまう。
最新のフェラーリは一度フルスロットルを与えると麻薬のようなものでとばさずにはいられなくなる。気分はまさにF1 Pilotaだ。
コーナー手前でフルブレーキングをするとオートマチックに回転をあわせながら瞬時にダウンシフトを行うF1matic には感動してしまう。
速く走らせれば走らせるほどその素晴らしさがわかる。

458に乗ると、430がすでに過去の車に思えてしまうほどそのクラッチの繋がりの速さと加速は印象的だ。
しかしゆっくり走っていてもferrariらしさの味わいがあるのは308だろう。

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タイヤ温度が上がるほどとばしても、ゆっくりと走りながらキャブ独特のエンジン音を聞いていても、30年以上前に作られた308のコックピットは実に繊細で、素晴らしい。

  by cavallino-cars | 2011-12-16 19:16 | Comments(0)

Special 308GTB for Mr. Fioravanti

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Fioravanti氏の所有していたファイバーグラスの308で新たな発見があった。

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ラジエターグリルの上にFERRARI の打刻がある。
何台かファイバーグラスを輸入したり、見てきたがこの打刻があるものはなかった。

これは特別なこの車だけにあるものなのか、それとも他の308にもついているのか?

308オーナーの方で、ご自分の車にも同様の打刻がある方がいらっしゃいましたら
是非ご連絡下さい。

  by cavallino-cars | 2011-12-15 21:28 | Comments(2)

Argento! Argento!

Argento とはイタリヤ語でシルバーの意味。

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昨日ヨーロッパで購入した308GTB の色だ。
フランスのドイツ国境に近い街からやってくる。
アンデルセンの童話にでてくるような家が並ぶところ。
オーナーは他にジャガーやロータス、などのクラシックカーを所有する。
この308は1977年4月にスイスにデリバリーされ、2000年にフランスのオーナーに譲渡される。
その後、現在のオーナーのもとに2006年にきたもの。

来週にはトラックへ積み込まれ、英国の港から東京行きの船に載る。

シルバーはフィオラバンティ氏の308、イタリヤのAnconaからのものに続き、3台目。

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赤の美しさは疑いようもないが、Argento の308は光のあたり方で曲線の美しさと直線のラインがはっきり見え、華やかさには欠けるが、機械的な美しさでは赤にくらべまさるように思える。

1977年製のこの308はスチールに変わったばかりのタイプでファイバーモデルと共通の部分も多い。

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フロントスペアタイヤセクションにはリヤトランクと同じカバーがつく。
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後期になるとコスト的な点からこれは取り除かれ、タイヤがむき出しのまま収納されるようになる。

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リヤのエンジンフードはファイバーと同じシングルステー。さすがにスチール製のフードはファイバーに比べて重く、持ち上げるのには力がいる。
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後期にはガスショックのダンパーが左右1本ずつ、つけられ、簡単に開けられるようになった。

しかしシングルステーのものの方が使い勝手は悪いがその手作りのようなワイヤーシステムからは当時の職人の息吹が伝わってくるようで個人的には好きだ。

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来年の2月には東京港に入港予定。34年間ヨーロッパの道を照らし続けてきたこのヘッドライトが東京の町を照らす日が待ちどうしい。

  by cavallino-cars | 2011-12-14 12:00 | Comments(5)

Vitaloni Californian ミラー

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308にはVitaloni 社製のドアミラーがつく。今の車のように電動で鏡の角度が変わったりはしない。ドライバーシートに座り、運転席側は自分で、助手席側はメカニックに合わせてもらう。この頃の車はオーナー以外はコックピットには座ることがまずない。個人的には使い勝手は悪いがこの頃のミラーの方がモダンフェラーリのものより大きさも小さく気に入っている。

現代も復刻版が手に入るがオリジナルにはvitaloni とミラー本体に掘り込みがあり、黄色のCalifornian と書かれたステッカーが貼られている。

復刻版には文字は彫られておらず、のっぺりとしたミラー。
リプロダクションのステッカーもオレンジ色に近い。
これもコストダウンによるものだろう。

どちらも本物には違いないが、今308をお乗りの方はご自分のミラーがどちらがついているか確認してはいかがだろうか。

  by cavallino-cars | 2011-12-07 18:18 | Comments(2)

308GTB Chassis#33045

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今日イタリアからきたシルバーの308GTBの広告撮影のため、首都高を走る。
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標準のmomo のステアリングからBB と同じ nardi のステアリングに交換されたこの車はステアリングのグリップ感が硬質でグローブがほしくなる。

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この固体はボディのきれいさは言うに及ばず、足回りもしっかりしている。Italy でリフトアップして下から見たサスペンションやアンダーパネルは泥はもちろん、埃さえもついていないほどだった。
Fioravanti 氏の車に続き、弊社が輸入したシルバーの308は2台目。
直線的なラインとフェンダーの曲線のラインが強調されて実に美しい。

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10年以上前のタイヤを装着しているため、さすがにコーナーでのブレークは早いが、少しずつペースを上げていくとタイヤ温度が上がり、グリップが増していく。

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それにしても308は328と比べ着座位置が低いためにルーフの圧迫感がなく、身長180cmの私でも快適この上ない。

キャブ独特なトルクフルなエンジンはイタリヤで乗った時とまったく変わらなくアイドルスピードからトップエンドまで気持ちよく回る。31年前に初めて新車としてデリバリーされた当時とほとんど変わらない状態のこの車をガレージに納めるだろう新しいオーナーが羨ましくなるほどだ。

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何度乗っても飽きることのない、この感覚。
何時間でも見ていたくなる美しいボディ。
初めてスコットランドで魅せられてからもう3年になるが、
飽き性の私の心を今でもとらえて離さない。

  by cavallino-cars | 2011-12-06 19:25 | Comments(0)

Ferrari Japan Crash

今日ヨーロッパから中国自動車道で事故をおこした方のために
すぐに何台かフェラーリをおくる準備があるから買い付けに来ないかというメールが来た。

海外でも今回の事故は知られているようだ。
それにしてもインターネットの情報の速さには驚くばかり。

http://jalopinik.com/japan-ferrari-crash/ にアクセスすると12月4日のニュース映像も
でております。Crash したFerrar を見るとけがをしていなかったのが信じられないほどのダメージ。

車間距離は充分にとらないと!!
他山の石とします。

  by cavallino-cars | 2011-12-06 18:34 | Comments(0)

driving gt4 on the 首都高

いつもの試乗コースは会社から首都高入谷インターにはいる。

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料金所をこえ600メートルほどのストレートのあと、ゆるい右コーナー、左コーナーと続く。
4速6000回転くらいでコーナーに入るとステアリングにはフロントタイヤがグリップする感じとリヤタイヤがヌルヌルと滑りながらもしっかり路面をとらえているのがシートから伝わってくる。

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初めてこの車の横に乗られる方は30年前のクラシックカーであるgt4がこの速度でコーナーに進入すれば事故をおこすのではないかと身構える。
gt4はナビげーターの不安をよそに何事もおきずにコーナーをクリアしてく。
次のストレートではすぐに4速がふけきり、5速にシフトアップ。数百メートル走るともう1速ギヤがあればと思うほどその加速はとまらない。

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初めて私が雨のスコットランドで助手席に乗った時は上りコーナーをオーナーのSantoni氏がカウンターをあてながらアクセルで車をコントロールしながら運転してくれた。
それほどこの車のコントロール性は素晴らしく、コーナリングスピードも当時のものとしては格段にすぐれ、現代のスポーツカーと比較しても遜色ないほどなのだ。

ABS やスタビリティーコントロールなどの機能をもたないこの頃の車は絶対スピードは遅いが、車をコントロールする楽しさや、デザイン、質感などにおいては現代のものよりまさるところも多い。

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ドライビングのあと、カフェで愛車を眺める。
その優雅な姿からは、手のひらが汗ばむほどのコーナリングをしたピュアスポーツな印象は想像できない。
クラシックカーで美しい車は多いが、本気で走らせて楽しい車は少ない。

スポーツカーは美しく、速くなければならないという言葉が実にしっくりくる。

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古く、美しいものを大切にするヨーロッパの文化は、日本にも根ずきつつある。
先日1年点検を終えたオランダから輸入したモナコブルーのgt4のオーナーからこんなメールをいただいた。

308のある生活はいいですね。
gt4の独特で絶妙なデザインは更に気に入ってきました。
本当に乗って、眺めて、幸せになれる車です。

デンマークから船積みの準備をしているgt4もはやくも日本の新しいオーナーが決まりそうだ。
現代の車にはない、美しさが確実にそこにはある。

  by cavallino-cars | 2011-12-05 22:28 | Comments(2)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE