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もう1台の英国からのDino308gt4

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2007年、英国のナイトブリッジからほど近いチェルシーに住むオーナーから譲り受けた濃紺のメタリックのgt4が再び、弊社に戻ってくる。

先月の英国からのファイバーモデルに続いて英国から輸入した2台の308が再びマーケットにでることになる。
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このChassis#14940はオーナーがファクトリーに2シーターとしてオーダーしたもの。
この車の他に2座席のgt4はChassis# 14454, 12638, 15468 の3台がDino registry に登録されており、合計4台が実存することは確認されている。
288や599アペルタのようなスペシャルモデルではなく、オプションとしての2シーターモデルととらえるべきだろう。
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2009年7月に東京港に到着。弊社が輸入した3台目のgt4だった。

2010年1月にはEDGE2月号の別冊付録に特集が組まれた。試乗レポートは西川淳氏。
以下は当時の西川氏のインプレッション。

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はたして、久しぶりに乗ったイギリス仕様の右ハンドル/メーカー純正なんと2シーターの308gt4は、30年前のクルマとは思えないほど素晴らしいコンディションを保っていた。

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短いノーズのもたらす見切りのよさ、

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上左右にルーミーな室内、軽快この上ないアシさばき、信じられない乗りごこちの良さ、

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そしてあのキーンと響き渡るキャブフェラーリフェラーリ特有の音(エンツォの囁きと名付けよう)...。

まず間違いなくこの時代のベストハンドリングカーの1台。
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そして、見れば見るほどに味わい深いベルトーネのスタイリング。
ストラトスやカウンタックの残像がそこかしこから浮かび上がってくる。

つまりはガンディーの時代。極楽フェラーリがここにあった。

ショールームには2月末に展示予定。


  by cavallino-cars | 2018-01-16 16:08 | Comments(2)

154分の1

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2010年2月英国のバーミンガムのDerbyshire という小さな街の住むオーナーから譲り受けた76年モデルの308GTBファイバーグラスは2010年5月に東京港に入港。

2011年末に日本での新たなオーナーの元で7年間を過ごした後、昨年末に弊社に戻ってきた。
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この固体は現地でショック、ブッシュは交換済み。
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英国で譲り受けた時の走行距離は63,404マイル。スピードメーターは初期型ダブルレターの数字。
トリップメーターはファイバーだけのタイプライターのような細い数字のもの。

新しいオーナーの希望で踏力の格段に軽い油圧クラッチに変更、マフラーもデュアルタイプだったものをシングルパイプのものに交換。
タイミングベルトも昨年交換したばかりだ。
現在の走行距離は66,468マイル。日本での走行距離は3,064マイル。4,902km。

年末からウインドウフレームも光沢のないファイバーモデルのオリジナルの塗装にもどし、本来装備されないリアのスポイラーも取り外し、マラネロのファクトリーを出荷した当時の形に戻す作業を行う。
左右の色褪せたドアパネルの内張りも補修し、本来の美しさを取り戻す。
そしてやっと今月末に作業が終了する。
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ファイバーグラスボディの308の総生産台数は712台。そのうち右ハンドルは154台にすぎない。
スチールボディの1330kgに対し、ファイバーは1090kgと240kgも軽い。
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ドライサンプのF106 ユニットは右足のほんの少しの動きにも反応する。細いステアリング、あのキーンというキャブ独特のサウンド、コンパクトで美しいボディ。

英国でのオーナーは500年前の納屋を美しい住まいに改築されてガレージにこの車をいれていた。

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フェラーリの歴史ある154台のうち、オリジナルコンディションのものは非常に少ない。
そんな貴重な1台がガレージにあるだけで胸が躍る。

ショールームには2月末から展示予定。

  by cavallino-cars | 2018-01-16 15:02 | Comments(0)

予期せぬトラブル

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イタリアのPietrasanta から譲り受けた208gt4が納車して走行2000kmで手前のバンクに大量のゴムのかすが飛び散っているとオーナーから連絡があった。
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日本でのオーナーは国産車の販売店を経営しており、すぐに連絡してくれたのが良かった。
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あのまま運転していたらベルトがきれてバルブがピストンをついていたにちがいない。
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タイミングベルトは納車前に交換済み。二コルの信頼できるベテランメカニックに試乗もしてもらって問題のないことを確認してから納車している。

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ここまで傷んだタイミングベルトを見ると本当に新品に替えたのかを疑いたくなるオーナーの気持ちはわからないでもないが、まちがいなく交換しているので原因は他にある。

上の写真は二コルでの納車前整備の様子。
カムカバーのガスケットの交換、タイベル交換、ステアリングラック交換、ホース交換、油脂類の交換、キャブ調整などの重整備。


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原因は新品と比べなければわからないほどのプーリーの溝の減りとカムシャフトを固定するホルダーが接触していたせいでカムがスムーズに回らなかったこと。
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ベルトも交換し、プーリーを3つ新品に交換。そしてカムホルダーの調整をして現在テスト中。
上の写真は交換した古いプーリー。見た目ではまったく異常はわからない。
新しいプーリーに交換後、100kmほど走行してもゴム片はでないのでおそらく原因はこれ。

こんなことは初めて。
これからはベルト交換時には慎重に点検する必要があるが、ご覧のように目視では確認するのが困難なのだ。

出来るだけトラブルのないように整備して納めてもこのようなことはおきるのです。

高価になればなるほどオーナーは購入後は自分のリスクで、整備して自分だけの最高の一台にしていかなければなりません。

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歴史をひきついでいく、古いものをずっと大切に残していくということはそういうことです。
古い物を手を加えながら大切に維持し続けていく。
クラシックフェラーリを維持することはEnzoの遺産をを引き継ぐことです。
イタリアのあの美しい建造物を費用をおしまず維持するのと変わりません。

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スイスから譲り受けたファイバーグラスのオーナーから年末にバルブが折れ、ピストンを破損させてしまったが無事修理が終わりましたとの連絡がありました。
この固体は2013年2月にスイスの個人オーナーから譲り受けた1台で納車して4年ほどたってからのトラブルです。

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その後、クラシケも取得したとのこと。弊社で輸入した車でこれで9台目の取得となります。
今では今まで以上に快調との連絡をいただきました。
このようなまさかのトラブルもおこるのです。
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私が海外から譲り受けた車はどれも素晴らしい1台で、手放してしまえば同じようなコンディションの車は簡単には手に入れられない車ばかりです。
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何十台も自分の目でみて、これなら自分のガレージに納めてもいいと思えるものだけをお届けしています。
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自分が納得しないものはたとえ出張費が無駄になっても買うことはありません。
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それらの車には費用をかけても維持していく価値のあるものと私は信じます。
オリジナルにこだわって厳選して輸入したものだけがもつ美しさがあります。

どんなにお金をだしても私が輸入したものと同じコンディションの車は簡単にはみつからないでしょう。
それが弊社のお届けするクラシックフェラーリの最大の魅力かもしれません。
たった1台の自分だけの素晴らしい1台がガレージに入っている歓びはオーナーにしかわかりません。

今まで輸入したすべての車に共通するのはイタリアの息吹や70年代当時の最高のスポーツカーにしかない素晴らしさに溢れていること。

以前コーリンチャップマンのご子息のクライブチャップマンの運営するクラシックチームロータスがメンテナンスし、モナコヒストリックに出場した1955年のロータスマーク9を買ったことがありました。

3年前にモナコを走った車は完璧なはずでしたが、初めて首都高を走った時に10kmほどしたところでエンジンストップ。
そのまま工場に持ち込み、エンジンをオーバーホールすることになり数百万円の費用がかかりました。

でも前のオーナーや仲介した業者にクレームを言うつもりもありませんでした。
その車でレースにでたかったからという目的があったのはもちろんですが、それは仕方がないことだからです。
買った後はすべて自己責任。もちろん予想外の出費はいたかったですが、後悔はしていません。
購入していなければマーク9の素晴らしさも知らなかったでしょうし、モナコを走ることもなかったでしょう。

60年前のロータスも40年前のフェラーリも同じです。ロータスは納車前整備などは一切ありませんでした。
クラシック業界ではそれが普通なのです。
できるだけトラブルのないように弊社では整備をしてから納めていますがそれでも今回のようなことは起こります。
オーナーはそのことを是非ご理解いただきたく思います。

幸い、病気と異なり、治らないトラブルはありません。パーツをかえればなんとかなるのが古い車の魅力です。

私はクラシックフェラーリにはトラブルがあってもあまりある喜びをもたらしてくれることを知っています。
だからこそ10年も20年も一人のオーナーの元で過ごす車が多いのでしょう。
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イタリアにそしてヨーロッパにあったそんな1台が自分のガレージにあることは奇跡のようなことなのです。
世界中に1台だけの自分だけのクラシックは、人生さえも豊かにしてくれます。

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卓越したハンドリング、フェラーリミュージックと呼ばれる甲高いエキゾーストノート、キーンというジェット機のような独特なサウンド、美しいスタイリングに手作りのものだけがもつ素晴らしいコックピット。
レースでつちかわれた当時の技術にあふれたフェラーリにはスポーツカーに求められるすべてがあります。

ニキラウダやレガツォーニ、そしてビルヌーブやピローニ。彼らのコンマ一秒をかけてレースにのぞんだスピリットが当時のフェラーリのコックピットからは感じられます。そんな車が他にあるでしょうか。

過去のオーナーは、だからこそ、費用をかけても維持し続けてきたのでしょう。

弊社の輸入する車はイタリアでも10台見て1台出会えるか、どうかの貴重な車ばかりです。
トラブルがないのがあたりまえなベンツやアウディとは違います。トラブルが出ることを予想しながら、メーターを常に見ながら運転し、臭いや音や、振動に5感を磨ぎすませてコックピットに座るF1ドライバーのような気持ちで乗るのがスポーツカーだと思います。

古い車にはトラブルはつきものです。今回のようなことがあって手放す方もいらっしゃるでしょうが、長く持ってはじめてわかることもたくさんあるのです。長くつきあえば、付き合うほど、車に対する知識も増え、愛着もわいてきます。

見て美しく、乗れば至上の喜びをもたらしてくれる自分だけの1台のある生活は実に楽しく、それがクラシックフェラーリならばもう他に何も望むものはない。






  by cavallino-cars | 2018-01-16 14:57 | Comments(0)

車の愛し方

車の愛し方は人それぞれ異なる。
形に魅せられる人、速さに惹かれる人、音や臭い、内装など。

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私がフェラーリに初めて乗ったのは22歳の時。80年モデルの日本仕様のDino308gt4。
フィアットのX1-9、アルファスパイダー、ロータスエスプリと乗り継いできて、念願のフェラーリを手に入れた。
ボディはロータスとは比べられないほど強固で内装も同じ手作りでもまったくそのテイストは異なる。
ショップから初めて自分でステアリングを握って帰ってきた時のことは今でも憶えている。

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コックピットの独特な臭いや高速でのキーンというジェット機のような音、なめらかでトルクフルなエンジン。
フェラーリならではの世界に惹きこまれた。


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当時は308GTBはgt4よりも200万円ほど高価だったため手が出なかったが、購入したgt4は本当に新車のような固体だった。
日本仕様のgt4ではあったが、22歳の私にはまさにアナザーワールド。週末のドライブが楽しみでならなかった。
フェラーリというブランド、キャブレターエンジンの独特なサウンド、イタリア車ならではの内装の素晴らしさに惹かれた。

ヒールアンドトウも知ってはいたが、正しいやり方や車の挙動やスポーツドラビングのいろはさえ知らなかった。
欧州仕様とのエンジンのピックアップの良さの違いなど知る由もなく、それでも十分すぎるほど刺激的だったのだ。
松田コレクションの松田さんやその友人たちにもお誘いいただき、10台以上のフェラーリでのツーリングは夢のような時間だった。
一人で早朝、箱根まで走りに行ったこともあった。

今は亡き車好きだった父を助手席に乗せてターンパイク、長尾峠を走ったことはいい思い出だ。
そのコックピットは世界最高のスポーツカーと呼ぶにふさわしく、ハンドルを握るたびに胸が躍った。

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その後は328、テスタロッサ、カウンタック、BB、288、F40、355、360、575、430、と仕事がら多くのスポーツカーにも乗った。
そんな中で私のカーライフを変えたもう1台は348だ。
348チャレンジでレースに参戦したことで車をコントロールする楽しさを覚え、ますます車が、そしてフェラーリが好きになる。

今まで知らなかった車の楽しさをレースを経験したおかげで知った。
それまでは車の楽しさの3割ほどしか知らなかったと思う。
レースをしたおかでで今まで見えなかった70パーセントの車をコントロールする楽しさを知った。
年間1000万円ほどレースに費やせる人は少ないだろうが、出来る環境にある人には是非お勧めしたい。

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5速から4速にシフトダウンして強烈なGを感じながら、コーナーにはいる。
アクセルを急激に閉じればスピンしてクラッシュする速度でタイヤのグリップをステアリングに感じながらのコーナリング。
その状況でアクセルを少しだけ緩めるとノーズがスッとインに入るあの感覚。
車をギリギリのところでコントロールする楽しさは麻薬のようなもので、レースとなればそれは媚薬だ。

レースというカテゴリーであれば勝つために間違いなく一番新しく、速い車を選ぶ。
しかしプライベートで選ぶなら乗って楽しく、自分だけの1台になるようなものを選びたい。

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そんな時に英国で出会ったのがDino308gt4だった。
ヨーロッパ仕様のその車のレスポンスは過去に所有していた日本仕様のものとはまったく別物だった。
エンジンはアクセルのほんの少しの踏み加減でもリニアに反応し、バランスは小雨の降るスコットランドを容易にドリフトさせながら走らせることができるほど感動的だった。
レースをやっていなかったらこの素晴らしさに気がつかなかっただろう。

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今自分のガレージに入れるなら308GTB、GTS、Dino308gt4、208gt4とGTBターボの中から1台をチョイスする。
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もちろんF40 のような別格に楽しい車もあるが、1億以上もする車を買うのはよほどの資産家でもない限り、現実的にむずかしい方がほとんどだろう。
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今の私なら1億を払うなら間違いなく70年代のF1を買う。

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その意味でも上記の5台はどれをとってもリーズナブル?でベストチョイスだ。
レーシングカーのようなハンドリングとコーナリング、ミッドシップならではの挙動は348でレースをはじめた私には実にコントロールしやすく、馴染みやすい。
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BBは美しいが、スポーツカーと呼ぶにはあまりに重く、デイトナはブレーキがプアすぎる。
大きさ、コントロールのしやすさ、あらゆる面でこの5台が私にとってはベストフェラーリなのです。

GTBターボを選び、328をあえて選ばなかったのは大好きなあのF40 のスリリングさがGTBターボにはあるからだ。

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キャブの308にのるとニキラウダやビルヌーブがF1をコントロールしていた時代にタイムスリップしたようだ。
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F312のF1マシンとは異なるがコンマ何秒にすべてをかけて走った彼らのスピリットを感じる。
8年ほど前から308の輸入をはじめ、何十回もイタリアを訪れた。
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美しい街並み、古いものを大切にする彼らの生き方、何よりも美しいものを愛するイタリア人の美への執着がクラシックフェラーリには確実にある。
だからこそ今みてもはっとする美しさがあるのだろう。
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美しいモデナの街やフィオラノに立ったときと同じ感動が308のコックピットに座るたびにおとずれる。
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マラネロでフィオラバンテ氏のスペシャルな308を譲り受けたことも私のこの車への特別な感情となっている。
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エンツオが生きていて、フェラーリが全盛だった頃の素晴らしさとイタリアの美しさがつまった308は特別なもの。
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70年代へのノスタルジーなのかもしれない。

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手のひらが汗ばむほどコーナーをアクセルコントロールしながらクリアしていく。
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40年前に作られた車を本気でとばす。
こんな走りができるのはフェラーリならではだろう。
ドライビングの後に眺めるそのボディの美しさはより輝いてみえる。
スポーツカーは速く、美しくならなければならないというEnzo の言葉そのものがこの車たちには息ずいているのだ。

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F1で培った技術と歴史、
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古いものを大切にする文化、
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美しいものをこよなく愛するイタリア人が熱狂するほどのスタイリング、官能的なサウンド、そしてスポーツカーとしてのコントロール性の高さ。その一つでも欠けていたらこれほどまでにこの車にこだわることはなかったにちがいない。
美しく、速く、運転して無常の歓びをあたえてくれる車が私は好きだ。

そんな車を今年もお届けしていきたい。

謹賀新年




  by cavallino-cars | 2018-01-02 02:13 | Comments(1)

gt4 とGTBとのステアリングの違い

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一見同じに見えるDino308gt4とFerrari 308GTB とのステアリング。(上の写真はGTBのもの)
しかしよく見るとスポークのホーンボタンまわりのアールが異なります。
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gt4のステアリングはホーンボタンにそった、外にでた曲線の形状に対し、GTBはアールが中に入った曲線となる。

下の写真をみくらべていただけるとご理解いただけると思います。
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左右のスポークと下のスポークをつなぐアールの違いがわかりますか?
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上部の左右のスポークをつなぐ形状も微妙に異なります。

ベルトーネとピニンファリーナのこだわりがこんなところにも見えて興味深い。

  by cavallino-cars | 2017-12-29 12:48 | Comments(0)

もっと走っていたい!

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12月21日静岡に納車になったGTBターボのオーナーからメールをいただいた。
前にもご紹介したが、オーナーはF40 と288GTO、50などスペチャ-レを所有しておられる。
そのメールはGTBターボ最高です!!からはじまる。全文をオーナーの許可をえたのでご紹介いたします。

GTBターボ最高です!!
3500回転~5500回転が多用されるワインディングでは、288より遥かに爆発力のある走りが楽しめます!
もっと走っていたい.... 気がつけば夜になってしまいました。
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たった2リッターの車なのに40と同じく炸裂感あふれる刺激的な走り、コーナー脱出手前でステアリングを戻しつつ、アクセルを深く踏み込めば、40同様に一瞬にして身体が置き去りにされ、猛然とロケット弾のように飛び出していく様はまさに40と同じです。

40よりも加給圧が低く、軽快に立ち上がる分、思い切って踏み込めます。
とはいえスリリング! タイヤを換えておいてよかったです。

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288はスーパーチャージャー的な穏やかな加速なので公道での刺激はGTBターボほどありません。
対してこの車は加速の炸裂感があり、288にくらべ路面状況のあまりよくない峠でもスタビリティーが高く、ステアフィールも落ち着きがあり、思い切って踏み込めます。

またGTBターボには288で過去何度もセッティングを試みてきたリアのバタつきがなく、路面追従性のよい、しなやかな足回りがいいですね。

GTカーとしての快適な乗り心地も気に入りました。いつまでもどこまでも走っていたくなります。

ブレーキフィールも素晴らしい。
288のオーバーサーボ気味のロックしがちなカックンブレーキとちがって峠を攻めている時の減速フィールが踏力に対して効き方が自然でダイレクト、スポーツカーとして秀逸です。
その際のステアリング剛性も30年前のフェラーリとは思えません。

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こうして288とF40,GTBターボを乗り比べてみて、GTBターボは長きにわたって自分が288改善へのセッティングをあれこれ試みてきたことが見事に解消されていて、公道における走りの質や刺激も40よりの楽しい車です。

正直、永く288と付き合ってきた身としましては少々複雑な心境です。

考えてみるとこの車の完成度は生産年次に起因しているのかもしれませんね。
ターボ実験期の208ターボから始まり、288GTOを経て、それらのネガティブの部分を解決してターボフェラーリの完成形のF40 のワールドプレミア前にエンツォがイタリア国民のみにプレゼントしたスペチアーレだったのかもしれません。

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なぜなら288のネガティブ部分がすべて改善され、そのドライブフィールはF40にちかいからです。

公道で気軽にスポーツドライビングが楽しめるエレガントなベビー40といった感じです。

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まだ私が学生の頃、ボローニャに留学中に現地クラブに所属するGTBターボのオーナーに遭遇した時、オーナーがこの車は288よりも好きなんだと誇らしげに話してくれたミステリアスなGTBターボの魅力が、およそ30年の時を経て、「本当だった」と実感しています。

日本での奇跡の再会に感謝します。

3台のフェラーリを乗り比べられたオーナーの意見は非常に貴重です。
私もまったく同感です。今や288も40も1億円をこえるスーパーフェラーリですが、GTBターボはまだ頑張れば手が届くところにあります。
美しく、しかも乗って楽しい車こそ自分のガレージにおいておきたい。

I様、impression ありがとうございました。

Felice anno nuovo !!



  by cavallino-cars | 2017-12-28 11:06 | Comments(0)

Milano から静岡へ

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今年の5月にミラノのオーナーから譲り受けたGTBターボが明日いよいよ日本のファーストオーナーに納車される。
車が到着する2ヶ月前の6月に申込金をお振込みいただいてから半年。
ゆっくり整備して下さいとおっしゃっていただいた I 様、大変おまたせいたしました。
新たにオーナーとなられる方は288GTOとF40 も所有されており、1ヶ月前に私の運転で助手席に乗られた後でこれはミニ40だねとおっしゃっていた。
私もまったく同感でその爆発的な加速は288よりも40に近い。
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日曜にはオーナーの希望でNEW タイヤに交換。あの加速を体験した後では古いタイヤでは危険と思われるのもわかる。
特に路面温度が低くなるこれからの季節を考えると非常に賢明な判断だ。
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本日午後1時にトラックへの積み込みも無事に終了。明日の午後にはオーナーのガレージに納まる。
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初めてステアリングを握ってご自分で運転されたインプレッションを是非お聞きしたい。
この車のミラノのオーナーのStefanoさんはオーストラリアからの購入希望者がいたのにもかかわらず、私に譲ってくれた。
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30年前にマラネロをでてイタリアの愛好家のもとで過ごしてきた車が今こうして日本にあること、そして新たなオーナーのガレージに納まることは奇跡のようなことなのだと納車するたびに感じる。
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この美しいGTBターボの30年目のクリスマスはイタリアから遠く離れた日本で迎える事になります。
Buon Natale !

  by cavallino-cars | 2017-12-19 21:03 | Comments(0)

走る前の点検

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308のエアフィルターのふたは4つのネジでとまっている。
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エンジンの細かい振動で必ず緩んできます。出かける前に必ず手で締まるか確認して下さい。
もし手で動くようであれば、緩んで取れてしまう可能性があります。
その時は必ず工具で増し締めして下さい。


  by cavallino-cars | 2017-12-02 17:38 | Comments(0)

北海道に

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昨晩、ローマから譲り受けた黄色のDino308gt4 をトラックに積み込んだ。
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来週の4日には北海道にて登録予定。今頃はフェリーの中にちがいない。
おそらく当分はガレージの中で過ごすことになる。
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あのまっすぐな道をエキゾーストノートを響かせて疾走するのは来春。
今まで弊社の輸入した車で北海道に納車させていただいたのはGTBターボのみ。
今回が初のgt4です。
モダンカーを乗り継いでこられた新しいオーナーが初めて弊社で試乗されてから2ヶ月。
クラシックはトラブルもありますが、それを上回る楽しさがあります。
自分だけの1台を持つ歓び、そしてイタリアからの歴史ある1台が自分のガレージにあるということは実に素晴らしいことなのです。
来春、北海道の大地を走ったインプレッションをお聞きするのを楽しみにしています。

  by cavallino-cars | 2017-12-01 19:41 | Comments(0)

8台目のクラシケ取得

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2017年10月23日マラネロから正式にクラシケの認定を取得したのは1989年モデルの328GTB。
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今までのクラシケとの違いはパスポートサイズのブックレットが入ってきたこと。
最終モデルのショックはKONIからビルシュタインに変更されており、オーナーは苦労してビルシュタインのショックを手に入れた。
その後、申請して半年後に無事認定書が届いた。
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これで弊社で申請してクラシケを取得したフェラーリは8台となる。
50万円を高いとみるか、安いとみるかは人それぞれだが、少なくともオーナーにとって愛車がマラネロからのお墨付きというのはうれしくないはずはない。
すでにこのブックレットはオーナーのご自宅に届いている。仕事をおえて1ページ、1ページをめくりながら愛車の歴史をひもとくのは
この上ない時間にちがいない。
2017年もあと2ヶ月。一人でも多くの方にクラシックフェラーリの素晴らしさをお伝えしていきたい。


  by cavallino-cars | 2017-11-14 18:32 | Comments(0)

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