2023年初乗り

 年末、年始は母を施設から自宅によんで新年を迎えたり、年明けに新しい施設に引っ越しをしたりして忙しく、まったく自由な時間がとれませんでした。先週の土曜に今年やっと初めて自分の308に乗ることができました。
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朝9時すぎにマンションのB3の駐車場で10秒ほどのクランキングの後、いつもどうりに快音を響かせエンジンを目覚めさせます。
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最初の10分ほどはファーストアイドルが機能し、チョークをひかなくとも1500回転をキープします。
ほとんどの308やgt4にもこのシステムはついてはいますが、実際に機能する固体は経年劣化のため少なくなっています。
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水温が80度くらいまでに上昇するまではエンジンの回転は3000rpmくらいまでに抑え、フルスケールでは回しません。
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20分ほど乗ると水温は70度に上昇、
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それに対し油温はほとんど上がりません。上が始動時、下が20分後。90度になるには1時間ほどかかります。
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ドライサンプなのでgt4よりも油温が上がるのに時間がかかるのです。
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天気は快晴。イタリアを思わせる真っ青な空。
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308はドライビング本来の持つ楽しさとクラシックならではの美しさを共有する数少ないクルマです。
乗るたびに好きになり、飽きることがありません。
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硬いですが、ゲートにそってかすかな金属音とともにすいこまれるように入っていくシフトや、
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キャブレター独特な加速にアクセルに連動するあの管楽器のようなサウンド、革のステアリングの触感、ぞくぞくするようなコーナリング。
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そして手作りならではの優美なスタイリング。
当時のフェラーリは1台1台職人による手作りで作られ、年間生産台数は12気筒のフェラーリを含めても1500台にもみたないものでした。
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そんな手作りだけのもつ美しさが308やgt4には溢れています。
さらにこのクルマを魅力的にしているのはそのハンドリングと動力性能でしょう。
昨年フィオラノサーキットで308をレーシングスピードで走らせたあの感覚はまだ身体に残っています。
今年もこの感動を一人でも多くの方にお伝えできるように素晴らしいクルマだけをご紹介していこうと思います。

  by cavallino-cars | 2023-01-23 16:08 | Comments(0)

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