もっと走っていたい!

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12月21日静岡に納車になったGTBターボのオーナーからメールをいただいた。
前にもご紹介したが、オーナーはF40 と288GTO、50などスペチャ-レを所有しておられる。
そのメールはGTBターボ最高です!!からはじまる。全文をオーナーの許可をえたのでご紹介いたします。

GTBターボ最高です!!
3500回転~5500回転が多用されるワインディングでは、288より遥かに爆発力のある走りが楽しめます!
もっと走っていたい.... 気がつけば夜になってしまいました。
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たった2リッターの車なのに40と同じく炸裂感あふれる刺激的な走り、コーナー脱出手前でステアリングを戻しつつ、アクセルを深く踏み込めば、40同様に一瞬にして身体が置き去りにされ、猛然とロケット弾のように飛び出していく様はまさに40と同じです。

40よりも加給圧が低く、軽快に立ち上がる分、思い切って踏み込めます。
とはいえスリリング! タイヤを換えておいてよかったです。

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288はスーパーチャージャー的な穏やかな加速なので公道での刺激はGTBターボほどありません。
対してこの車は加速の炸裂感があり、288にくらべ路面状況のあまりよくない峠でもスタビリティーが高く、ステアフィールも落ち着きがあり、思い切って踏み込めます。

またGTBターボには288で過去何度もセッティングを試みてきたリアのバタつきがなく、路面追従性のよい、しなやかな足回りがいいですね。

GTカーとしての快適な乗り心地も気に入りました。いつまでもどこまでも走っていたくなります。

ブレーキフィールも素晴らしい。
288のオーバーサーボ気味のロックしがちなカックンブレーキとちがって峠を攻めている時の減速フィールが踏力に対して効き方が自然でダイレクト、スポーツカーとして秀逸です。
その際のステアリング剛性も30年前のフェラーリとは思えません。

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こうして288とF40,GTBターボを乗り比べてみて、GTBターボは長きにわたって自分が288改善へのセッティングをあれこれ試みてきたことが見事に解消されていて、公道における走りの質や刺激も40よりの楽しい車です。

正直、永く288と付き合ってきた身としましては少々複雑な心境です。

考えてみるとこの車の完成度は生産年次に起因しているのかもしれませんね。
ターボ実験期の208ターボから始まり、288GTOを経て、それらのネガティブの部分を解決してターボフェラーリの完成形のF40 のワールドプレミア前にエンツォがイタリア国民のみにプレゼントしたスペチアーレだったのかもしれません。

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なぜなら288のネガティブ部分がすべて改善され、そのドライブフィールはF40にちかいからです。

公道で気軽にスポーツドライビングが楽しめるエレガントなベビー40といった感じです。

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まだ私が学生の頃、ボローニャに留学中に現地クラブに所属するGTBターボのオーナーに遭遇した時、オーナーがこの車は288よりも好きなんだと誇らしげに話してくれたミステリアスなGTBターボの魅力が、およそ30年の時を経て、「本当だった」と実感しています。

日本での奇跡の再会に感謝します。

3台のフェラーリを乗り比べられたオーナーの意見は非常に貴重です。
私もまったく同感です。今や288も40も1億円をこえるスーパーフェラーリですが、GTBターボはまだ頑張れば手が届くところにあります。
美しく、しかも乗って楽しい車こそ自分のガレージにおいておきたい。

I様、impression ありがとうございました。

Felice anno nuovo !!



  by cavallino-cars | 2017-12-28 11:06 | Comments(0)

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