色褪せないベルトーネとピニンファリーナの傑作

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2009年、この2台に魅せられてクラシックな308シリーズの輸入を始めた。
あれから7年。フェラーリのクラシックマーケットの相場はここ2年ほど右肩上がりで推移。
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246Dinoは5000万円から8000万円ほどに高騰。
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2003年発売の限定車のEnzo は昨年の初旬までは13000万円ほどだったが、今や2億円前後の価格で売買されている。
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Dinoにくらべ価格が3割から2割ほどの308はDinoと同様、むしろそれ以上の楽しさがある。その意味ではまだ308とgt4の価格はリーズナブルなのかもしれない。
ヨーロッパではそれが理解されてきたのか、308の価格を上回っていたテスタロッサの価格が、最近逆転している。512BBやテスタロッサに比べ、軽く、運動性能の高い308は確実に運転して楽しいからだ。
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当時のキャブレターの車の独特なエンジンレスポンスやその素晴らしい音色、そして美しいデザインが308の真骨頂だ。
コンピューターを多用していないため、ガソリンがある限り、修理不能になる心配もない。
40年前のgt4や308がガレージにある生活は実に楽しく、エレガントだ。
骨董品のような車を全開で走らせた時の感動は言葉では言い尽くせないほどで、ラウダやレガツォーニの時代にワープしたかのように気分が高揚する。それほど今でもスポーツカーとして運転して楽しいのだ。
古い車でしか味わえない美しさとスポーツカーとしての機能を合わせ持つ数少ない貴重な2台だ。

  by cavallino-cars | 2016-04-21 12:24 | Comments(0)

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