Niki Lauda 絶賛の308

1975年ワールドチャンピオンとなったニキラウダが 308 の開発に大きく携わっていたことはあまり知られていない。そのことが書かれた記事があるので掲載します。
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このベルリネッタは私の知る限りフェラーリのロードカーの中では一番だ。これは決して私がフェラーリとドライバー契約をしているから言っているのではない。
私は6ヶ月の期間、この車の開発プログラムにたずさわってきた。
よいブレーキ、イージーなシフト、ギヤボックス、そして女性でも十分に操作可能な軽いステアリングなど、メカニカル的な面で100パーセントの車をめざしてきた。
さらに今までのフェラーリの中で最もコンフォタブル(快適)なモデルでもある。
私は車でザルツブルクからモデナまでの480kmを4時間かけて移動する。
私のようなロングドライブをする者にとってはこれは非常に重要なことなのだ。
ボディがグラスファイバーであることも優れたポイントだ。
フェラーリがロードカーをグラスファイバーで作ることには全く不安はない。
なぜなら私たちはF1でグラスファイバーを使用しており、十分な経験があるからだ。
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これはニキラウダ氏が308をドライブする貴重なショット。
ルーフの後部にカットされたラインが入るこの固体はプロトタイプと思われる。
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ルーフ上のアンテナやフロントバンパー左右の埋め込みのライトもコーナーが四角い形をしており、明らかにプロダクションモデルとは異なる。
フィオラノで撮影されたものだろう。
フィオラバンティ氏とワールドチャンピオンのニキラウダ氏の合作の308は時を越えてこれからも私たちを魅了し続けるにちがいない。

  by cavallino-cars | 2014-08-19 13:03 | Comments(2)

Commented by JETTO at 2014-08-19 21:43 x
毎回楽しみにブログを拝見させていただいております。
ニキラウダ氏が308の開発に携わっておられた事は、
308暦25年の中で初耳でした。

納得の出来ですね。
Commented by cavallino-cars at 2014-08-20 18:47
25年も所有されているのですね。
たくさんの想い出がつまった素晴らしい1台なのでしょう。
羨ましいかぎりです。
日本にもヨーロッパのように長く所有されている方がいることをうれしく思います。
私が308の素晴らしさを再認識したのは恥ずかしながら5年前、英国に行った時です。
乗れば乗るほどその魅力に引き込まれていきます。
私にとってはBest Ferrari です。

当時のレースシーンやマラネロの雰囲気などのバックグラウンドもこの車をより魅力的にしています。

458やF12 にはない美しさをもち、自分で車をコントロールする楽しみを兼ね備えた素晴らしい1台です。

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