レザーシートのレストア

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308もデビューしてから36年以上も経過している。
キャブモデルの最終モデルでさえ32年がたっている。
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シートはそれなりの傷みがあるのは当然だ。

新しいレザーに張替えてしまうのも良いが、オリジナルを専用の塗料でレストアする方法もある。
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上の写真は施工前の状態。センターコンソールやダッシュボードは傷みがないので手は加えない。シートの黒い部分も痛みが少ないため、オリジナルのままにする。ドアの内張りとシートのベージュ部分のみをレストアした。

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これが施工後の写真。まるで新車のような美しさに変身する。施工前にあった座面の皺もすべてとれ、張りのあるシートはとても30年以上も経過した車とは思えない。今のレストア技術はすばらしい。
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このような施工業者はたくさんあるが、業者を選ぶのは注意が必要。施工する人によっては施工直後はきれいだが、半年ほどでかさかさになったり、ひび割れてくる場合もある。
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上の写真はシートのみを施工した308GTB。
弊社でいつもお願いしている職人さんの仕事は1年後でもしっとりとした革の感触そのまま。
内装が美しくなると車の印象は驚くほど変わる。

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オリジナルのままを好まれる方もいらっしゃるが、やはり綺麗にこしたことはない。
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30年以上も前のこの美しい車を新車に近い状態で乗ることが最高の贅沢なのです。
458をクラプトンのようにリモデルしてフェラーリ社に1オフモデルを発注するよりも、自分だけの1台のクラシックを持つ方がかっこいい。それほど308のデザインは美しい。
クラプトンも512BBのデザインが好きで458をBB 風にリデザインしてもらったに過ぎない。

コンディションのよいクラシックフェラーリのオーナーには愛車を美しく保ち、後世に引き継いでいく義務がある。

  by cavallino-cars | 2012-07-28 15:50 | Comments(0)

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