308gt4の購入基準

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この数年間で20台以上の308をヨーロッパから輸入してきた。
すべて現地で自分の目で見て、試乗し、納得できるもののみを買ってきた。
そのすべてが自分でも乗りたいと思った車ばかりだ。

ではどういう308だったら私が乗りたくなるかをご説明します。

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まず綺麗であること。かなり主観的なので判断していただくのが難しい。一度来店されて在庫の車をみていただければおおよそのスタンダードはご理解いただけると思います。
ボディの多少の傷は30年以上も経過しているのでしかたないが、表面に無数の傷があったり、塗装の状態が極端に悪いものは除外する。同様に内装が荒れているものも買わない。シートが切れているフェラーリなんて誰が乗りたいだろうか。

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外装より、むしろ内装がきれいなものの方を選ぶ。外装はお金をかければ新車のように再生できるが、内装はオリジナルの生地がなかったり、縫製しなおしてもオリジナルのようなきっちりした質感をだすのが難しいからだ。

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カーペットやフロアマットはオリジナルのものしか購入しない。オリジナルであればどのように扱われてきたかが、ある程度判断できるからだ。リヤのトランクルームのカーぺットは麻のような生地が使用されるがオリジナル。
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色はベージュとブルーの2色のみ。外装色によって使い分けられ、赤、黄色などにはベージュが、シルバーやブルーには青の生地が使用された。

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ドアノブのインナーのオープナーもメッキのものガオリジナル。それ以外のものがついている車は買わない。
サンルーフは当時はオプションであったようだが、雨漏れの心配があるので基本的には購入しない。
エアコンも当時のオプションだった。日本で乗るには必需品なのでついているもののみを選ぶ。

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前後のバンパーのクロームメッキをマッドブラックやボディと同じ色に塗っているものも販売しない。
この車の魅力の一つはボディとメッキの美しさにある。

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ホィールはオリジナルがついていること。
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シートベルトも交換されているものは輸入しない。
もちろんエンジンが調子いいこと、ミッションがきちんと入ること、各スイッチが作動することなども当然確認する。
イタリヤやヨーロッパで試乗するときは必ずレブリミット近くまでエンジンの回転をあげたり、シフトアップ、シフトダウンを繰り返し、ミッションの状態を確認。時速80kmくらいからのフルブレーキング(タイヤはロックさせるほどは踏みません)や2速5000回転ほどで回るコーナリングなど試してサスペンションやハンドリングも確認して問題ないものだけを船に載せるのだ。
眺めているだけでもいいという方もいらっしゃるでしょうが、クラシックカーだからといって2000回転くらいでトロトロ走ってるだけのフェラーリなんて興味がない。
美しく、速くなければ308を購入する意味がないからだ。
レーシングスピードで走らせて当時のフェラーリの素晴らしさを是非体感していただきたい。

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その試乗中に必ず確認するのがトリップメーターが正常に作動しているかどうかということ。
壊れていると実際の走行距離がわからないばかりか、電気式なので壊れたものは国内では修理することが難しい。
マニュアル類やスペアキーなどはあるにこしたことはないが、あくまで車重視。

どんなに綺麗なマニュアルがあっても車そのものが酷いものでは本末転倒だ。
その他細かい箇所を点検して、自分が納得できるものだけをヨーロッパから輸入してくる。

今まで200台以上の308を見てきた。そのうちいいと思えるものは本当にごくわずかなのです。
ヨーロッパ本国でも4年前まではあんなにあったコンディションのよいものが今ではマーケットにでてくることがほとんどなくなってしまったことが残念。彼らもgt4の素晴らしさに気がつき始めたのかもしれません。

これからもフェラーリと呼べるgt4だけを日本の皆様にお届けしていきたい。

  by cavallino-cars | 2012-07-24 18:29 | Comments(0)

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